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鍵を握っているのはウェブディレクターだ‥!と気付いた話

ウェブ制作業界に来て15年。
当時、何も知らない私はウェブディレクターって偉そうにしているけれど、デザインもできなければコーディングもできない。自分でゼロからものづくりも出来ないのにクリエイターに命令して何様なんじゃい。ディレクターなんてサラリーマン経験があれば誰でもできるんじゃい。とか思ってました(何も知らない若輩者だった時のことです…ゴメンナサイ…)

ウェブディレクターに最適な人

もちろんデザインやコーディングの制作経験がないと制作陣をまとめたり工数管理することが肌感覚でできないと思うので、ウェブディレクターは制作経験があるのがベスト。
制作の流れの右と左(両隣)の経験があるのがディレクターにとって最強のバックグラウンドなのだと思います。実際にはそんな恵まれたバックグラウンドを持つウェブディレクターは少ないだろうとは思うのですが。

ウェブディレクターって本当にすごい

クライアントの期待値調整・業界知識の説明・クリエイターたちの工数管理…プロジェクトにおいて絶対に重要な役割はディレクターなのですよね。決して目立たないけれど、重要。あとは単純に、ディレクターさんってデザイナーやエンジニアのように自分のポートフォリオや制作物がないから、評価されやすい物質的な証拠がない。なので、人当たりだったりとか、プロジェクトメンバーと上手にコミュニケーションできることとか、単純に人に好かれることも重要で。クリエイターたちとも話せるし、クライアントとも仲良くできる人。

ただし、プロジェクトにおいて握っとかないといけない・言わなきゃいけない・断らねばならないことははっきりと釈然とした態度で示すという社会人の高度なスキルを持ってプロジェクト管理ができる人(これってどこの業界でも貴重だと思う)でないと務まらないポジションなのです。

ちなみに私はこれ、できません(笑)

私がフリーランスになって本当に困ったのがディレクションを自分でしなければならないこと。クライアントにどこまでも付き合ってしまうデザイナー代表の私は本当にここで苦労しました。

最初の契約や用件定義のところから、工数が膨れすぎないように案件の流れを最初に説明してあげて、スケジュールはこうだよ〜出戻りはできないよ〜追加料金がかかるのはこういう場合だよ〜みたいなウェブ制作現場あるあるトラブルを前もって回避するべく、クライアントを握っておかなければいけない。これができないと、最終的にクライアントワークって双方にとって本当にいいお付き合いにならないのだなと実感しています。

というわけで、優秀なフリーランスウェブディレクターの方一緒にお仕事しましょう。というか、助けてください(笑)