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上海ロックダウン6〜解放!!!な、わけない!〜

ロックダウン12日目になりました。

一昨日、上海政府から隔離とその解法に関する新しい政策が発表されました。これを受けて日本のニュースでも「上海で一部ロックダウンが解除へ」なんてニュースが出始めました。今日はロックダウン解除に向けた流れをご紹介します。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b24ab66e37de3b5ace0d53afbd724f8551ed5c6

新しく発表された政策の方針は、まず全ての小区を3つに分けて、段階的にロックダウンを解除していく、というものです。どんな3つなの?こんなんです。

①封控区:過去7日以内に陽性者が発生した小区。7日間自宅から出られない。

②管控区:過去7日間は陽性者が発生していないが、14日間の間には発生している小区。自宅からは出て良いが小区からは出られない。

③防苑区:過去14日間陽性者が発生していない小区。小区の外にようやく出られる!

一言にすると、とにかく小区の中で14日間陽性者が出なければ外に出られる、という政策です。逆にいうと例え外に出られるようになっても、その後小区の住民が一人でも陽性になったらまた14日間のロックダウンに逆戻り、ということです。

ここまでくると、ここをよく読んでくれている方はぴーん!とくるはずなんですね。これって肝は「小区」の規模じゃない?と。まったくその通りなんです。僕は仕事で一緒になった後輩には可能な限り、後正武さんの超名著「意思決定のための分析の技術」を推薦していますが、後さんが何度も何度も言い続けているんです。意思決定のための分析には順番がある、何よりも最初に目配せしなければいけないこと、それは「規模」だ、と。

前にも書きましたが、僕の小区は30階建てのマンションが13棟連なる小区です、世帯数は1,200くらい。一方後輩の小区は一つのマンションでせいぜい30世帯が入居。この2つが一緒のルールでゲームをする、と。ついつい良い子の皆さんには聞かせたくないような罵詈雑言が出てきてしまいそうです。。。

ちなみにさすがデジタル先進国中国、早速自分の住んでいるエリアの区分や封鎖予定時期、周辺の状況などがリアルタイムで確認できるアプリができています。で、早速これで、自分を中心に2キロ以内で過去7日以内に陽性者が発生した小区をマークしてみました。こちらになります。

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いやいやいやいや!もちろんこのほとんどすべてが感染力が強いオミクロンな訳で。いったいこれ、どうすれば「2週間養成者ゼロになるのよ!?」という状態の4/12現在です。

週末、オンラインで中国語の授業を受けていました。こういう時こそ刃を研ぐべきだ、敬愛するコーヴィー博士ならそういうだろう、ということで積極的に受講中です、それは置いておいて、こんな時期だから先生との会話もロックダウン中心になるんですね。「食料ありますか?」「団体購入できてますか?」「小区に陽性者はいますか?」なんて。

で、先生に言ったんです。「この政策だととても終わりが見えないですよ!うちの小区はでかすぎる!13棟ですよ!13棟!!!!」なんて。

で、先生に聞いてみました。「ちなみに先生の小区はマンション何棟あるんですか?」

「私の小区は少し大きくて大変です、185棟です。」


え!?

もう中国に来て3年になりますが、未だに数も聞き取れないなんて、刃の研ぎ方が甘すぎるんじゃねーか!?!?

「すいません、聞き取れませんでした。何棟ですか?」

「185棟です」


やっぱり最初に考えなければいけないのは規模感です。

そしてここ中国、やっぱり規模はとてつもなく大きいんですね。。。


現在中国SNSでは、この小区封鎖ネタで(主に自虐方向に)大いに盛り上がっており、それはそれでおもしろかったりします。さて、どうなることやら。


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