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石井琢磨さんのリサイタル、TANZに行ってきたおはなし。



たくおんさん、のほうがしっくりきちゃうのは、いいのでしょうか?
彼を知った経緯は、YOUTUBEで一覧に出てきた、ウィーンの音楽学校の紹介動画でした。


サムネに映る景色が優しくて、そこに映る彼も柔らかい雰囲気で、音楽学校にも興味があったから、即タップ。
その後どの動画を見たか忘れてしまったけど、奏でる音色にも彼の人柄が現れていて、そこから毎日の楽しみの様に癒されながら見ていました。
(あぁ、わたしたくおんさん知ってから、まだ1年経ってないんだね。)
で、いつか直接この音聴いてみたいなぁって。
そしたら、どのタイミングだったか、ホームページを見たのかな?名古屋でリサイタルを開くと。チケットもまだ受付中と。生演奏聞きたい!と、、、はい、躊躇なく申し込みしてましたわ。

わたしは中学、高校と普通の学校の部活動で吹奏楽に所属していて、ずっとフルートを吹いていて、高校は部活の為に通っていたくらいで、だからといって特別上手いわけではなく、平均的なレベルのみんなで曲を奏でるのが楽しい!と感じていた程度なんだけど。部員の半分くらいは推薦で入ってきてたような子たちで、上手い子たくさんいたし、そんな中で演奏できたから、コンクールもマーチングも経験できる学校でした。

だからクラシックには馴染みがあるし、今もリラックスしたくて聞くことあるから好きなんだけど、でも、いざコンサートとなると、一人でさらっと行くには躊躇しちゃうよね。わたしにとっては日常とは少し違う世界だし、お気に入りの奏者さんや団体がいるというわけでもないし、チケットも少しお高めだったりするし、、、。
そういう点では、チケット代も気にならない優しい金額で、たくおんさんのYoutubeは日常の一部になっているし、たくおんさんの雰囲気、演奏の音色、作り出される空気を(配信上の限りだけど)知っているから、今回は構えたりせず、癒されに行ってこよーって気持ち半分、プロの生演奏、、、!という興奮半分な状態で申し込みして、当日も会場までわくわくでした。

当日、開場の2分くらい前に現地に着いたのだけど、会場の前にはたくさん人がいて。わ、これみんな今日聴きに来てる人だ、、、と思ったら、ニヤニヤしてしまった、マスクの中で。笑
ホールに入る途中の通路には、プログラムとチラシ。懐かしいなぁ、こういうの。そしてステージ。真ん中に置かれたピアノ。キラキラ。ステキ。
ここから、今から、音が響き渡るんだなぁと思ったらドキドキして、みんなと同じように写真を撮って、わくわくと緊張を隠しつつ、プログラム見てアンケート書いてまたプログラム見て、ホールを見渡して、、、。

照明が落ちて、ステージが照らされて、客席が静かになって、少しの間の後に扉が開いて(あの木の扉が開く音、ステージを歩くと響く独特な音、あれ好きなのよ)、たくおんさん入場。響く拍手。優しい雰囲気。そのまんま。
でも、ふっと気持ちが入ると、もう石井琢磨さんでしたね。空気が変わる。もちろん、客席も少し緊張して、それも加わっているのかもしれないけど。

わたしの席からは、鍵盤を弾く手元は見えなかったんだけど、手首から上は見える位置で。だから、ほぼ全体を見てた。足元はちょっと見にくかったけど。手首のしなやかさとか腕の動きとか、上半身の傾き方とか、顔の角度とか、当たり前だけど曲によって違ってて、見たことあるフォルムだったり、こんな風に弾くんだなぁて見入っちゃったり。
手首や腕で音を響かせてるっていうか、音が腕の動きによって余韻を持ってステージに放たれるっていうか、、、言いたいこと分かる人るかな!笑
たくおんさんのこういう弾き方、わたしあんまり見たことないなぁって、まぁyoutube上にある演奏しか知らないせいもあるだろうけど。大袈裟なパフォーマスじゃなくて、体も音を奏でる、表現する一部なんだよなぁと思いつつ、わたしもフルート吹きたくなりながら音を感じてました。笑


火祭りの踊りでは、男の部分を見せたいと思います!と宣言していたからか、こちらもそこを期待しながら聴いていたのもあるかもしれないけれど、ガラッと違って見えたのね。あー、また書き出すと止まらないから簡単に書きたいんだけど、、、姿勢から感じる雰囲気が違った気がするのは、わたしだけ?ピアノと対等に向かっているというより、この曲の時、前傾っぽく見えたのよ、意識が。がっちり捉えてる感じ。実際弾き方によって、からだ自体もそうなってたかもしれないけど、ね。

ファウストのワルツはあらすじを簡単に説明してくださったから(今更だけど、曲名あらかじめ出てたから、全曲あらすじとか背景とか調べてから行けばよかったじゃん!というか、youtubeのLive配信見てなかったじゃん、、、!)、その世界を頭に浮かべながら聴いてたんだけど、それよりも、奏でる音や弾いている姿にすぐ意識持ってかれちゃって、アイドルのパフォーマンス見せられてるみたいな感じで、息するの忘れそうなほどでした。
ピアノ(のリサイタル)ってこんな感じなんか、、!
たくおんさんの音もっと聴きたいわ、、、と。

全曲通して、わたし瞬きしてた?ってくらい姿に見入っちゃって、響く音を全部耳ん中に吸収しようってくらい聞き入っちゃって、楽曲に対する感想とか大雑把になってしったんだけど、たくおんさんの、"クラシックをみんなに聴いてもらいたい"って思いが優しく届くリサイタルだったと思います。トークはいつものたくおん節だし、初めての方もリラックスして聴けるようにお話してくださったり。
やっぱり聴き慣れてない人からしたら、つまんなかったり、難しかったりするじゃない。でも、そこをたくおんさんの人柄がカバーして、この人が弾く音を聞いてみたい、敬遠してたけどよく聞くと面白い、音楽ってかしこまったものじゃないんだ。そう思う人が増えると思うんです、えぇ。

、、、アンコール書いてないけど、もうそろそろ終わる?笑
鳴り止まない拍手に応え、出てこられて1曲。捌けてもさらに拍手続いてもう1曲。さらに拍手続いて、椅子に座って弾くかと思いきや、こっちへニッコリ。あったかい笑いが客席に溢れてました。

たくおんさんが、楽しそうにピアノを弾く姿。ピアノと一体になって、共鳴しているかのように響く音。昔、学生時代ではあるけれど、楽器を演奏していた立場のわたしから見ると、羨ましいなぁと思ってしまうくらい、"ふたり"の世界を見せられてる感じがしてしまう。
でもそれは外部を受け付けないわけではなくて、一緒に楽しもう、この音でみんな幸せになって!楽しくなって!って言ってるみたいだなぁ、と。
その背景には、わたしたちが知らない、見ることのない大変なこともたくさんあるはずなんだけど。

あーわたしも、みんなが幸せでわたしも幸せ!って心から思えるような生き方がしたいです!だから、わたしが幸せになれること、色々体験したり感じたりしようと思う!
その一つだった、今回のリサイタル。心があたたかくなったし、その話をする度わたしもまた幸せを感じられる。素敵な時間でした。
また、たくおんさんの生演奏聴けるといいなぁ。


クラシック、意外と楽しいよ!馴染みない人は、ピアノだけじゃなく、オーケストラとか聴くといろんな音が聴こえて楽しいよ!
懐かしくなって、わたし学生時代の楽譜引っ張り出してきちゃったよ。笑

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最後に、イープラスさんがリサイタルのレポを掲載していたので、リンク貼ります。
ご興味ありましたら、細かく書いてありますので読んでみて下さいね♫


たくおんさん、おつかれさまでした。
今回名古屋だけでしたが、一期一会の貴重な演奏が聴けて、とても幸せでした。
またたくおんさんの音が直接聴けますようにと思いながら、今後のご活躍お祈りしております!




たくおんさんの、YouTubeも載せておきます◎

わたしの好きな動画も♡



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