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これが分かれば日本酒が選びやすくなる!ラベルからどんな味かを読み取るコツとは
こんにちは!
家計簿チェックもできるWebライターのひはらです。
今回は日本酒の選び方についてのお話です。
特に今回の記事を読んで頂ければ、ラベルからだいたいの味わいを予想することができるようになります。
日本酒がお好きな方はもちろん、これから飲めるようになりたいという方も参考になると思います。
これを知っていると少し通ぶれるかもしれませんね。
先日友人と話をしているときに「日本酒って飲んでみないと味が分からないから選べない」という話を聞きました。
たしかに居酒屋さんでも10種類以上のお酒が置いてあるところは多いです。
何杯も飲むわけにはいかないので、その中から厳選して飲むとなると迷いますよね。
一番良いのが味の好みを伝えてお店の方に選んで頂くことだと思うのですが、実は日本酒のラベルからでもある程度推測はできます。
今回はその推測するポイントを4つお伝えしますね。
今回はこちらの実際のラベルをもとに説明をしていきます。
①精米歩合
日本酒は純米酒だと米と、水そして麹の3つの材料からできています。
このたった3種類の組み合わせであそこまで複雑な味わいを出せるのは、職人の皆さんの努力と研鑽の賜物だといつも尊敬します。
そして日本酒の材料の中でもメインになるのがやはりお米です。
この精米歩合はそのお米をどの程度残して使っているかという指標ですね。
写真で言うと45%ですので、お米全体のうち中心の45%を使って醸造しているということになります。
お米をよく噛んで食べた時に甘く感じることありますよね。
お米は中心に行けば行くほど糖分が詰まっているので、この精米歩合が低いほどお米のより中心部のみを使っているということなのです。
そのため一般的には精米歩合が低いほどより甘く感じるはずです。
グレードも精米歩合によって大吟醸、吟醸などと変わってきます。
またお米一粒の量が少なくなるので、より多くの量が必要になりこの精米歩合が低いほど金額は高くなる傾向になります。
②日本酒度
こちらはいわゆる、辛口・甘口を判別する指標です。
結論からお話すると、この度数が「+」に行けば行くほど辛口になり、「ー」に行けば行くほど甘口になっていきます。
この日本酒度はお酒の中にブドウ糖がどのくらい含まれているのかで決まります。
+の方がブドウ糖がより含まれているように思われがちなのですが、実はその度数を測る機器の仕様で含有量が多いほど+の方向に数字が出るようになっているのです。
数字を読み解かれる時はお間違いないよう。
ブドウ糖は糖分ですので、たくさん入っているほど甘く感じ、少ないほどスッキリとした味わいになります。
上記の写真ですと+10なのでかなり辛口ということになりますね。
③酸度
酸度とは、日本酒の旨味を表している数値のことです。
漢字のイメージからすっぱさをイメージしてしまうのですが、キレのある味かコクのある味かを示す指標といった方が近いと思います。
一般的には上記のように1.4から、1.6くらいが平均値と言われていますが、ここから数値が高いほど濃厚に、低いほど淡麗と呼ばれるキレ味のあるカテゴリーになっていきます。
先ほどの日本酒度と組み合わせると、同じ度数の日本酒度でもこの酸度が高いと濃厚で甘みを感じる味になっていきます。
反対に酸度が低いと、甘みが抑えられてよりキレを感じる味わいになりますね。
④原材料(酒米)
こちらはどの品種のお米を使っているかという表示です。
日本酒を作るための酒造適合米と言われるお米から、ササニシキなどの食用米までメーカーのこだわりを感じる部分ですね。
こちらは様々な種類があり、メジャーどころで行くと山田錦、五百万石、雄町などがあります。
それぞれのお米はある程度の特徴があり例えば、
・山田錦:香りが良く、まろやかさま味わい
・五百万石・:淡麗でキレを感じる味わい
・雄町:濃厚で芳醇なしっかりとした味わい
となる傾向があります。ぜひ選ぶ参考にしてみてください。
また上記の全国的に作られているお米以外にも、写真のように山形県の雪女神や、京都府の祝い米(いわいまい)のようにその地方独自のお米もあります。
僕は個人的に地産地消という考え方が好きなので、この地方独自の酒米を使ったものを頼んでしまう傾向がありますね。
今回はラベルから読み解く日本酒の味についてお伝えしてきました。
あくまで個人の舌によって味の感じ方は変わるので、一概にはすべて当てはまるとは言えません。
また日本酒は他にも酵母や、水温など複雑な条件で味わいが決まります。
今回のラベルの読み方が日本酒の入り口になればと思います。
ぜひたくさん飲んでお気に入りの一杯を見つけてください。
それでは、また。
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