文字のなりたち
子供達は卒園して小学校にはいっていくと文字の読み書きを習っていきます。
卒園をまじかに控えたラストのカンカクは文字の成り立ち。。
我々は本を読んだり、そもそも人から話を聞いたりしても、その事をイメージできます。。 熱い!とはどんなフィーリングなのか? 冷たいとはどんなフィーリングなのか? 火とは?水とは?木とは? 言葉を扱う人間ならではの複雑にして素晴らしいメカニズムです。
ラスコー洞窟の壁画など数万年前の壁画から人類最古の文字としてはエジプト文明やメソポタミア文明、中国の甲骨文字など5000年前から確認できます。
我々は感じたイメージを文字にし、そのイメージを文字をつうじて見た事や感じた事をシェアできます。人類はそこからスピードを倍速して進化してきました。
さて子供達はここから文字を学んでいきますが、、その前に、文字はどうやってできたのか?そもそも文字って誰がつくったのか? 自分たちならどんな文字をつくるのか?? 暗記の前にみんなで文字について、もっともっと深く深い場所で理解できたら素晴らしいという企画です。
さて次の週はせっかく焚き火の炭で文字がかけるという事で、、そして日本には中国から伝わった習字というカルチャーがあるという事で番外編として墨汁をつくって文字にチャレンジします。。
1月31日 スケッチや墨の絵の次は、炎の写真をプリントアウトした紙の上をトレースしていきます。 見て描くのではなく、炎を上からなぞる!
火シリーズはひとまずこれでフィニッシュ。文字の成り立ちを非常に遊びながら自分のカンカクでむきあえてたことでしょう。
そして次のテーマは水! どんなイメージになっていくのか?それぞれの心の中でどうやって腑に落ちて水という文字を理解していくのか。。
2月14日 この日は丸太の水場をナチュラルファームからHihatovに移動しての水を観察&スケッチの会
2月20日 水をトレースしたりしてアウトラインを感じる。
水を想像して字を書いてみる。
改めて今回のカンカクのテーマ (文字のなりたち) 人は文字を認識し、どのように心でイメージするのか? そして文字にするときに文字にどんなイメージを抱くのか? 文字とは暗記するものなのか? 最初は誰かがイメージから制作したのか? どんな気持ちでその形になったのか?
子供達と一緒にとりくんだ3ヶ月間でした。
当たり前ですが、火や水とはみんなどのように理解して認識しているのか、それは人それぞれ違います。どれだけ火を観察できたか?水を観察した事があるか?
。。ここからが理解してる、ここまでは理解していないという境界線はないという事を再認識しました。
これから義務教育で文字を暗記していく子供達の心に文字のなりたちとはどんなものなのか、、、。 それぞれ違う深い深い学びがあった事を祈ります。
では1年間のカンカクこれにて終了。
お疲れ様でしたー! 来年は太陽系の惑星からスタートです。