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天職と感じる瞬間とは?

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

先日、歌手で経営者の矢沢永吉さんが情熱大陸に登場しました。

何度かお話しているので、
皆様ご存じだと思いますが(笑)、大ファンなんです。
コロナ禍中、2年振りの31公演を無事終えた矢沢永吉さん。
番組最後のシーンでは、ツアー後すぐ、
明日から毎日のトレーニングを再開すると口にしていました。
72歳、現役を維持するための努力は、並々ならぬものでしょう。

高原の別荘では雪が舞い、
「生まれ変わってもまた矢沢永吉になりたいですか?」という質問に、
「そうね、必然的にそうなっていくよね!」と笑顔で答えていました。
デビューから50年、歌手を職業にし、
誰もが歌手を「天職」であると認める、矢沢永吉さんの生き様ですね。

では、今の仕事が天職であるかどうか、どうしたらわかると思いますか?
それはひとつしかありません。
あなた自身が「生まれ変わっても今の仕事を選ぶ」と
感じるかどうかなんです。
天職かどうかなど、ご自身にしかわからないのです。
身も蓋もない言い方になってしまいますが、
ご自身が天職だと思えばそうですし、違うと思えば違うんです。

では、どうやってご自身で判断すればいいのでしょうか?
「天職」と感じることがわかる、
7つの質問をご自身に問いかけて、コーチングしてみてください。

1.あなたの好きなことは?子供の頃の夢や好きだったものは何ですか?

2.あなたがもっとも多く時間をかけてきたことや、得意なことは何ですか?

3.あなたが新しくやってみたいこと、チャレンジしたいことは何ですか?

4.あなたがもしあと3年しか生きられないなら、どんな仕事をしますか?

5.あなたは人からどんな性格だと言われますか?
   何が向いていると言われますか?

6.あなたはどんなことで感動しますか?一番感動した出来事は何ですか?

7.あなたが克服してきた悩み、解決したい悩みや
   コンプレックスはありますか?

好きなことや子どもの頃の夢から探したり、
自分の経歴書や履歴書を書いて、自分史を探るのもいいでしょう。
今夢中になっていること、熱心になっていることにフォーカスしたり、
逆に「自分の枠」の外で探してみることも必要です。
社会や他者に貢献できることを考えてみたりしてください。

それでも、自分にとっての天職が見つからない人には
次のような5つの特徴が見られます。

1.日頃のストレスが多く、メンタルに問題がある
2.天職を探す意識がつよすぎる
3.目の前のことをおろそかにしている
4.稼ぎづらい仕事や世間から認められていない仕事で一歩が踏み出せない
5.行動や経験が不足している

当てはまるな、という方は、是非色々なことに
チャレンジしてみてください。
失敗に対する恐れが強く、完璧主義が原因で
なかなか行動できない人も多いようです。
自分探しの旅に出てしまって、帰り方が
わからなくなってしまう人もいるかもしれません。

自分探しとは、
「私の人生って、この生き方でいいのだろうか?」と悩み、
正解を探すことです。今は昔と違っていろいろな生き方があります。
「大企業に入社すれば一生安泰」という時代ではありません。
生き方に悩む人が多いのも当然ですよね。
収入的な不安や職場の不満もあるかもしれません。
まずは天職かわからなくても、
目の前のことに集中してみることも一つの手段です。

私が社会人ラグビーの監督をしていた時は、
今のようにラグビーのプロ選手として
活動する方は決して多くありませんでした。
選手は皆、仕事をして就業時間外にラグビーの活動をします。
活動資金は所属するチームの企業が負担しますが、
練習や試合は就業時間外です。企業チームの目的は、
福利厚生、広告宣伝、教育的な要素、
CSR活動(社会的責任、SDGs)などがありますが、
現役を終えた選手はほとんどがその企業で社業に専念します。

私が監督をしていたチームは、製造業のチームで、
ラグビーグラウンドは工場の隣にありました。
8割近い選手は工場の直接的な作業を仕事としていました。
溶接、旋盤加工、塗装、組立などが主です。
なかには電気の仕事などもできるようになる選手もいます。

普通の大学、高校を卒業した後に製造業ですから、
専門的な知識はゼロからスタート、最初は見よう見まねです。
ただしラグビーの選手は適用力、判断力、予測力や行動力などに
優れていたので、すぐに技術を習得して戦力となりました。
今では、それぞれが職人的な仕事を天職として 活躍しています。

次回、「自分にとっての天職とは何なのか」についてお話いたします。


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