ピンチもチャンスに変えていくという「考え方」
こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。
私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
コロナ対策のまん延防止等重点措置は、学校生活にも影響を与えています。
私には高校3年生の子供がいますが、
学校は現在、短縮授業となっているそうです。
「短縮授業では、なかなか思いどおりの授業にならないよな?」
と質問すると、笑って
「時短の方が通常の授業より集中できるんだよ」と答えてくれました。
これはピンチをチャンスに変える、効率的な思考です。
今シーズンでラグビーを引退した
福岡堅樹選手も同じことを言っていました。
福岡選手は現役引退後、医者になると順天堂大に進学しました。
日本代表の合宿中も、ハードな練習の間に試験勉強をしていたそうです。
その福岡選手がテレビの取材で、
「1時間集中して、合格するために勉強をしました」と話していたんです。
もともと頭が良く、色んなやり方をためした結果として、
最適化した学習方法を習得したんでしょうね。
昨今よく聞く「地頭が良い」というのは、
福岡選手みたいな人を指すのではないでしょうか?
以前、トップリーグ、サントリーサンゴリアスの
練習を見学させてもらう機会がありました。
練習後、当時の監督清宮さんに選手が質問しました。
「短時間で効率の良い練習に見えましたが、
前からこのような練習を取り入れていたのですか?」
清宮さんは、それぞれのチームの戦力によると答えていました。
「技術やフィジカルが足りなければ、
どうしてもそれなりに時間は必要です。
チームの状態などによりますが、選手の意識は高く、
それぞれのコーチは、自分の役割を理解して
練習の効率を常に考えている」とのことです。
清宮さんの考え方や著書はとても学びが多く面白いものです。
こちらでも紹介しているので、機会があれば是非読んでみてください!
大学ラグビー、西の強豪・同志社大学の岡監督も、
30年前からすで練習を効率化することに取り組んでいました。
90分間をチームの練習とし、その後はそれぞれのポジションに分かれ練習したり、個人で練習をしたりして大学3連覇を達成しました。
コロナで残業が出来ない、時短出勤が続く等のため、
収入が減少している人も増えてきていると聞きます。
営業時間が制限され思うように仕事ができず、
経営者も社員を抱え不安を感じています。
それに加え工業では、今後少子化やAIやロボットの参入により、
今まであった仕事量も減少していくことでしょう。
人々の多くは、ネット内に構築されたシステムの中で、
多くの時間をスマートフォンに費やして暮らしているような時代です。
先日、ある女性が転職の相談の為、
スクラムヒューマンパワーを訪れました。
現在は製造業で仕事をされていますが、
コロナ禍により時短営業、収入も減って
将来の不安は募るばかりだと言います。
事務系で求人があれば、紹介してほしいとのことでした。
事務系の仕事もシステム化、アウトソース化が進み、
特別なスキルが無いと今後生き残れるかが難しい職種です。
今では少ないと思いますが、例えばコピーを取るだけ、
電話を受けるだけの事務員が、
AIやロボットに淘汰されないとは言い切れないのではないでしょうか。
私は彼女に、「本当は、どんな仕事で貢献したいですか?」と問いました。
「仕事の中に自分の長所や価値を見出し、それに全力投球する。
自他を物心両面に渡ってプラスにしていくことが本当の仕事、
志事なんですよ」と、そう伝えました。
今まで取り組んできた仕事にも、本来十分な価値があったんです。
これまでの経験は、これからの未来と同じではありません。
過去がどうだったかは重要ではなく、
今この時になにができるかが大切なんです。
仕事の内容、就業の条件、そして収入ももちろん大切です。
それに加えて、仕事の価値や全体を俯瞰してみることができると、
仕事は最適化されます。仕事が最適化されていくと、
物心両面にプラスをもたらしていくんです。
あなたが最も大切だと思う、価値を感じる言葉を選んでみてください!
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