話すこと、聞くこと
こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。
私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。
話すことと聞くことの比率は、1:2がベストだと言われています。
最近良く、「この人はコミュニケーション能力が無いな?」と
思うことがあります。
また、それと同じくらい「余計な一言が多いな」と
思える人も増えている気がします。
言っている側はなにも考えずに発信していることが多いかと思うのですが、言われた側はイラっとしているため忘れないはずです。
余計な一言が多いと、例えどんなに普段の生活態度が良くても
「あいつはいつも一言多くてカチンとくる」と
周りから距離を置かれることもありますし、
上司からの評価も下がってしまうかもしれません。
取引先に余計な一言を聞かれてしまえば、
大事な商談が水の泡になる可能性だってあります。
恋愛でも一言多い人は「いい人だと思うけれど・・・」と
思われてしまい、あと一歩のところで
恋が実らないなんてこともあるのではないでしょうか?
余計な一言が多い人には、
「故意型」と「無意識型」の2パターンがあります。
故意型の人は、相手に不快な思いをさせることを
理解したうえで発言するので、
心がけひとつで言わないようにすることも可能です。
一方無意識型の人は、悪気なく相手を傷つけてしまうため、
ある意味一番質が悪いかもしれません。
「口は禍の元」。小さいころ父親に教えてもらった諺です。
昭和の人は、黙々と自分の仕事をすることが美徳とされていました。
「自分、不器用ですから」のCMイメージがあるからかもしれませんが、
俳優の高倉健さんはそんなイメージでしょうか。
ユダヤの教えでも、「人には口がひとつなのに耳は二つあるのは何故か?
それは自分が話す倍他人の話を聞かなければならないからだ」とあります。
アメリカのギタリスト、ジミ・ヘンドリックスも、
「知識のある人は語り、知恵のある人は聴く」と語っていました。
松下幸之助さんは、
「ところで、きみ、部下の話に耳を傾けるということは大切やで。
部下の話を聞くと、えらい得するよ」と言っていたそうです。
松下幸之助さんは、実際よく部下にものを尋ねていたそうです。
必ず前傾姿勢となり、相手の目を見てうなずき、部下に話させました。
そして自分がわからないことについては、
ためらいなく部下に尋ねていたそうです。
その簡単そうに見えることが、実に絶大な効果を発揮して
大企業に成長したんです。
仕事で成果、結果、事業で成功する人は、
無理なく相手に合わせることができ、成功できない人は
「人の話を聞かない」という傾向があるように思えます。
自分本位の人は、「人の話を聞かない」そんな傾向があるように思えます。
相手のことなどお構いなく暴言を吐き、
相手が傷ついても知らんぷりではいい組織にはなりませんね。
私は営業に行くときには、事業の説明をして、
そのあとは相手先の課題や問題など、お客様の声に耳を傾け、
傾聴し、真剣にお話をお伺いします。
「顧客の創造」がテーマです。
笑顔で相槌を打ち、共感を伝えます。
相手へのリスペクト、顧客との信頼関係が築けなければ、
お互いに事業は成功しません。ビジネスの根幹です。
4月は新入社員が入社し、各社・各組織、新人研修もあったかと思います。OJTも大切ですが、
コミュニケーション能力を高める研修も仕組み化していきましょう!
「礼儀正しさ」こそ最高の経営戦略です!