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修理固成(つくりかためなせ)

(株)スクラムヒューマンパワーの日原 達仁です。
 私の記事を読んて頂きありがとうございます。
 
今、「実りの秋」ですが、日本にの格言に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」とあります。「偉くなっても、頭を低くして謙虚に生きるべき」とあります。
「日本人の技術はすごい!」と弊社の外国人が感動しています。
かつて幕末に来日した外国人は、長い間鎖国してきた日本人の文化に接して、大半は日本に感激をの念を抱いて帰国したそうです。
1875年アメリカのペリーが強引に日米和親条約を結んだことを機に、続々と来日した外国人たちが日本人と交流し、日本の文化を体験することになりました。
そうした中で彼らが共通して驚愕したのが、日本の技術力の高さでした。
私は日本の技術力は古事記の冒頭から来ていると確信しています。
「修理固成」という言葉とは?
「つくり かため なせ」あるいは「しゅりこせい」と読みます。

今からおよそ1300年程前に編纂された、現存する日本最古の書物「古事記」に出てくる言葉です。

日本の神話や昔の出来事が記されており、神様たちによって日本の国がどのようにつくられたかや、昔の天皇のことなどが書かれています。

この古事記のなかで、神様たちによってこの世界がつくられていく過程が描かれています。

初めに、天と地がまだはっきり分かれていない混沌とした状態の中から、神様たちが次々と生まれてきます。最初に生まれた神々はあまり活動せず、次にイザナギとイザナミという兄妹の神様があらわれます。

イザナギとイザナミは、天の神様たちから「このただよっている国土をあるべき姿に整え(修理)し、固め(固成)なさい」という使命を受けます。そこで二人は「天の浮橋」という場所に立ち、「天の沼矛」という槍を使って海をかき回し、その槍から滴った水が固まって最初の島、オノゴロ島ができました。

その後、イザナギとイザナミは夫婦となり、日本の島々やたくさんの神々を生み出していきます。

この物語は、日本の自然や世界の始まりを説明する神話として、古事記の重要な部分となっています。


修理固成、つまり今の言葉で言う「あるべき姿に整える」というこの言葉は
神様が日本という国を作るときに、0から1をつくるとき
この漂ってる国土をあるべき姿に「つくり」
固めなさい。と命じたそうです。
つまり、0から1をつくることを「修理」という文字を当てたようです。
今では「修理」は壊れたものを直すときに使います。
ここでは「修理」は、大地を造りだし、国土を創成し、人々の生活の場を築くという大変壮大な意味に使われています。
「修理」と書いて「つくり」です。
「固成」は「かたなせ」と読みます。
ただモノを作るだけじゃなくて、それを「固め」つまり、「しっかりしたもの」を「つくり」
それをきちんと「成し遂げる(=完成させる)」のが「固成(かたなせ)」です。
要するに、大地も、人々の生活空間も、あるいは人々が生活する上で必要な様々なモノも
その一つ一つをしっかりとつくり、完成させていく
それが日本の原点、しかも日本の国が生まれる前からの日本人の原点であり、神々からの詔(みことのり)となってるんです。
修理固成をわが社では事業の目的に掲げています。


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