ぶら下がり健康器

今!ぶら下がり健康器

ほとんど物欲の無い私が 2年前、どうしても欲しくなった物がある。

それが『 ぶら下がり健康器 』だ!

私は常に肩が凝っていて、たまにマッサージにも行くのだが、手軽に家でぶら下がれたらなーと思い立った。

ネットを見ても「普段 ギュッと固まっている背骨が、ぶら下がる事によって伸びて、健康にいい」と書いてある。

見れば、筋トレに使うプロ仕様のものから、ぶら下がるだけの単純なものまで、たくさんの種類がある。

しかし、かなり大きい物なので、家族に「ぶら下がり健康器を買いたいと思うんだけど...」と相談してみた。

これが、普通の主婦であれば(私の友達談)

「えーっ、どうせ お母さん 三日坊主でしょー! 洗濯物干しになって終わりだよー」と反対されるところであろう。

しかし、私は 一度「やる」と言ったら、恐ろしいほど 長く続けられる人なのだ。家族もそれを知っているし、普段 全く物を欲しがらない人が「欲しい」と言っているんだから、よっぽど欲しいのであろう、という事で、即 OKが出た。

私のこのルーチン癖は、父親譲りであると思われる。

『ひぐらし日記 その6』に、父の子供の頃のエピソードを描いた ↓

「父の得意技 = ルーチン」なんて、失礼な書き方をしてしまったが、それは 私の得意技でもある。

ネットで買った 単純な ぶら下がり健康器が届いてからというもの、毎日 ぶら下がっている。

最初は、「いーち、にー、さーん ……」と 100まで数えていたのだが、せっかく毎日ぶら下がるんだから、この 100秒間を もっと有効活用できないか?! と考えた。

そこで ひらめいたのが、百人一首を忘れないように 毎日 5首ずつ、となえる事だった。

実は、私は百人一首が好きで、1番から100番まで覚えている。詠み人も然り。

しかし、しばらく ほおっておくと、人間の脳はすぐ忘れてしまう。

なので、毎日 掃除しながら、洗濯しながら、お風呂に入りながら、百人一首を そらんじていたのだ。

自分でも「これは いいアイディア!」と思い、 ぶら下がりながら 5首ずつ となえる事を 2年以上 続けている。


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「せっかく この世に生まれてきたのだから、1冊でもいいから自分の本を残したい」子供の頃から本好きだった自分の夢をかなえるべく、エッセイ漫画を描いています。よろしくお願い致します。