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育児の話〜少食偏食へ悩む人へ〜

皆様お疲れ様です。

食に関する悩みは子どもが生まれる前から、保護者から相談を受けていた。
私も幼少期はものすごい少食で思春期を越えるあたりで内なる食欲に後押しされ、
今では普通の分量を普通のスピードくらいで食べられるようになった。
保護者からお悩みを受けた時は、私のエピソードを交えて、
「焦らず食べられる範囲で頑張りましょう。」と伝えてきた。

娘は私が妊娠中の時から激しいつわりがあり、
その時からすでに偏食っ子だったようで、
離乳食はほとんど進まなかった。
食よりもおっぱいが好きだったみたい。
世の中はBLWというつかみ食べのやり方も流行り出していた頃。
娘はベタベタ手につく感触が苦手で、今でも少し手につくと拭き取ってと要求してくる。
よって、掴み食べは娘には向かなかった。


親になって感じるのは食の問題は、
当事者にとっては結構ナイーブであるということ、
たかが食事、されど食事なのだ。

食事の時間が憂鬱にならないための工夫を
色々やってみたが、
作ったものを食べてくれない時は結構悲しい。
離乳食後期になるともう大人と同じ完全食を調理用鋏で刻んであげていた。

私が実践したことを色々書いていこうと思う。
おそらくこれらが功を奏した?のかな?

①食事用の椅子に座って大人が食べるところを見せる時間にしてしまう
ハイチェアを購入しなけばいけないかな?と色々悩んでサイベックスのハイチェアを購入。
足の高さと座面がワンタッチで変えられ、大人になっても使える優れもの。
その代わり高いw39000円…
しかし買ってよかったものベスト5には入るだろう。
形からはいるのも大事!笑
家族で食べる時間を、見学の時間、ついでに食べられたら100点!ということにした。
座れるだけでOK!
食事の時間は楽しい時間にするために、食事中に音楽を流したりもしている。テレビも絶対ダメとはせず、時々OKにしている。

めちゃくちゃ悩んで買った椅子



②調理過程を見せる、手伝ってもらう
玉ねぎの皮剥き、きゅうりバナナを切る、しめじをバラバラにする、ゆで卵の殻向きなど、
本物の経験をさせることで、食に興味を持ってもらうきっかけにしようと思った。
結果的にいろんな感触を感じ、それだけでセンサリープレイみたいになり、とってもよかった。
結果はどうあれ、やろうとした意欲を認めることを忘れずに。

玉ねぎの皮むきを見学する赤ちゃんの頃の娘


ゆで卵のから剥き


③なぜ食べなければならないのか、人の体の仕組みを解説している図鑑を通して学ぶ
食べたものはどこいくのか、何のために食べるのか。
私が子どもの時はその必要性が全くわからず、意欲が湧かなかった。
今では食べたら食道、胃、腸にいき最後はうんちになることを自分からよく話すようになった。
また、人体の仕組みを知ることで病院に行ってから医師と対面した時、自分から症状を言えたり、
恐怖から泣いてしまうことは無くなった。

娘が好きな人体シリーズ




④おままごとの本格化、遊びの延長に本来の食事を
ごっこ遊びが好きな娘、毎日何かしらのご飯をローテーブルに置いて、
「ご飯できたよ〜!」と遊んでいる。
ご飯を作る人、食べる人との関係には暖かいやりとりがあるということを知ったみたい。
やってみよう!と思えるには、遊びの力が必要に思う。

支援センターのおままごと
ピクニックごっこかな?
すごーく真剣な顔




フードコート、回転寿司、ファミレスなど食事の雰囲気を楽しめる場所にいく
自分の育児の負担を減らすメリットももちろんあるが、
好きなものを好きなだけ食べていいんだよ!
と、食を楽しんでいる人を身近に見ることも大事な学習だと思う。
猫ちゃんロボットが配膳したり、お寿司がテーブルに運ばれてきたり、
それだけで楽しいって思えるなら、いいじゃない?

『おすしがふくをかいにきた』のガチャガチャをした後に、寿司屋へ


食育関連の本を、さりげなく取り入れる
絵本を図書館に借りに行った時、
10冊のうちの1冊は食の本、ぐらいの割合で食育の本を借りて読む。
食事が好きじゃない子にとっての食べなさい!という圧にはしたくなかったので、
さりげなくというところがポイント。

おすすめ絵本




一時預かりを利用し、自ら食べる同年代の子を近くで見る
ありがたいことに、家から近い一時預かり保育を、
食が細い娘のために利用させていただいている。
利用頻度は混雑状況によってだが大体月2回。
まだまだ、食べさせてほしい!と甘えることも多いが、
自分から食べられるようになったのは、保育のおかげだったり、
ママ友さんとお子さんでご飯を食べた経験からかもしれない。


食べてくれない、食べすぎてしまう、など食に関する悩みは様々だが、
食事をとるということの練習期間であり、
焦ることはない。
でも、必要なアプローチを様々な角度から試して、
子ども理解を深めるチャンスかもしれない。
今はどんな味・においが好きなのか、どんな形状が好きなのか?
それを究極に知って研究できるのは親の負担であり、特権かもしれない。
今ではその葛藤も懐かしい。


手のひらサイズの極小弁当
1歳9ヶ月
2歳8ヶ月ころのごはん。
ワンプレートにする意図としては、
視覚的に残っているものを分かりやすくするため。
育児書にはあんまりオススメされてないが、
片付けが楽でひっくり返される心配が少ない。


パパママ、ほんま日々家事育児、お疲れ様です。
悩める家庭の食卓が、楽しいものになりますように!!

子どもの元気が1番。
元気ならとりまおっけー!
いつかは食べる!自分に言い聞かせて
息抜きしながら、ゆるりとやってこーᕙ(  ˙-˙  )ᕗ

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