#004『100年カレンダー』
エンディングノートを書く前に、お勧めしたい本がいくつかある。
その1冊目
『100年カレンダー』一度しかない人生をどう生きるかがわかる
エンディングノートを書こうとして、私が死んだら、〇〇してくださいという事を考える時、私は少しメンタルを削られた。
まだまだだと思っているけど、絶対いつかやってくる死を想定するし。
え?ちょっと待って、まだまだだと思ってるけど分からないよね。
40年後かも50年後かもしれないのと同時に、明日かも、明後日かもしれない。
100歳まで健やかに生きられるかもしれないけど、そうでないかもしれない。
そしたら、壮絶な寂しさが襲ってきた。
100歳は無理でも、なんとなく長く生きられるかなという、ぼんやりしたイメージを持っていた。
確実にいつか死ぬと分かっていても、自分ごとではなかった。
そこに、確かにあるエンドを突きつけられた。
でも、この本はその焦燥感を払拭してくれる。
「一度しかないあなたの人生の、“使える時間”を認識して、人生をあなたが思うように実現させる本。」という一文。
使える時間を意識することに気づかせてくれた。
最近の女性の健康寿命は74.79歳・平均寿命87.45歳。
私は今年50歳
何事もなければ健やかに約25年、平均寿命まで約35年。
永遠ではないけど、気持ち次第では充分と言える時間がある。
でも、モタモタしてる暇はない。
残りの時間を充実して、楽しいものにするには、嫌いな人やものに拘って疲弊して、時間を浪費している場合じゃない。
いらないものは、サクッと手放して、好きなもの、好きなことで埋め尽くした人生、もしくは少しでもそれに寄せていく方がいい。
健やかとは言え、加齢でできなくなることも増えるだろうし、衰える一方だと思う。
とはいえ、これからの人生で、今が一番若いのだ。今やれることに注力しないと勿体無い。
という事を知って、とにかく今をどういう気持ちで過ごすかが重要だと痛感できた。
更に、この本で紹介されているワークに取り組んで、過去を整理(出来事を精査して気づきを得る)できたのもよかった。
今だからこそ気づける意味や価値や感謝に、素直に向き合えた。
エンディングノートに興味を持った方は、いきなり死後の手続きを考える前に、寿命に限りがあることへの怖さ寂しさに襲われる前に、是非この本のワークに取り組んでみて欲しい。
自分の残りの人生を輝かせる視点を持つきっかけになると思う。
20240225