【入社エントリ】「いい人」が集まる会社
はじめまして。
ゴーリストに新卒9期として入社したHです。
本記事では、私がゴーリストに出会って、入社してから1か月経った現在までの所感を記していきたいと思います。
自己紹介
大学、大学院と6年間哲学を専攻
父の仕事で引っ越し多数
大学生~就活時代
学部生時代
私はもともと哲学が好きだったので、学部3年生のころから大学院に進学すると決めていました。
とはいえ就職するべきかどうかは当然悩みました。
教授から、「学問の道は家族友達に迷惑をかける覚悟で入らなければならない」と言われていたからです。
その教授の同期は、50歳になってやっと教授職につけるまで、ずっと非正規教員として働いてたそうです。これは個人の能力の問題というより、大学教授というポストの少なさに由来します。
このまま大学院に進学したとして、はたして学問の世界で生きる覚悟があるのか?
こんな葛藤を抱えたまま進学したのを覚えています(もちろん、就活が面倒くさい、働きたくないとも思っていました……)。
院生時代
大学院では毎週ゼミの発表があり、週に何日も徹夜しながらレポートを書く生活を送っていました。
同時に学会の運営や事務を経験したり、先生からリーダーを引き継いで、学融合を目指す勉強サークルの運営をしていたりもしました。
最初は3人だけだったサークルですが、今では運営メンバーだけで20人弱になり、卒業後も勉強会には参加していく予定です。
そんなふうに忙しくも充実した日々を過ごしていましたが、2年生の夏休みあたりから博士課程に進学するか就活するかで悩み始めます。
このときはパートナーとの同棲を意識し始めたこともあって、学部生時代より真剣に悩んでいました。
学問の世界に進んで食べていけるのか
パートナーに負担を強いることになってしまうのではないか
ただ、今振り返ればこうした悩みはただパートナーの存在を言い訳にしていただけだなと思っています。
当時はもう研究をやり切った感があり、博士課程に進学するのではなく、一度社会に出て働いてみたいという気持ちが少しずつ強まっていたのです。
就活時代
とりあえず進学と就職どちらの選択肢もとれるようにひとつだけでも内定を取っておこうと、夏休み終わりの9月末から、エージェント経由で就活を開始しました。
しかし当時の私は、テレアポのバイト時代に毎日お客様から怒鳴られたりクレームを入れられたりしていた影響で、働くということ、資本主義自体への違和感をずっと抱えていました。
なぜこんな思いをしてまで必死に働かないといけないんだろう、(あまりいい商材を売っている会社ではなかったので)なぜ人を傷つけてまでお金を稼がなきゃいけないのだろう……、と。
そんな思いを抱えていたので、かなり尖った就活をしていたなと思います。
説明会後のアンケートで「資本主義っておかしいと思うのですがどうですか」といったことを書く(アンケートだけでお見送り)
1次面接で「なぜ進学ではなく就職を選んだのですか」と聞かれ「そりゃ生きるためです」と答える(当然お見送り)
質疑応答のフェーズで、「成長成長言いますが、なんのために成長したいんですか?」といった抽象的なことばかり聞く(お祈り)
この時期の自分を恥じるといったことはないのですが、就活(そしてその先にある労働)という場において求められている人間ではなかったなと自覚しています。
ゴーリストとの出会い
さて、当然のことながら1か月ほどの就活で10通以上のお祈りメールをいただきました。
そして、就活を始めても、論文執筆やレポート作成といったタスクは減るどころか増えていきます。
そんなこんなで、マルチタスクで心身的な限界を迎えはじめた10月末あたり、「自分は社会に出て働けるような人間ではないのではないか」と思い落ち込むようになりました。
11月に入るころには、エージェントから紹介される企業が希望に沿うものではなくなってきたのもあり、一度就活からフェードアウトしてしまいました(エージェントさん自身の会社も受けて落ちていたので、気まずくて連絡できなくなったのもあります……)。
とはいえ、ひとつは内定を取ろうと決めたのだから投げ出したくはないなという気持ちから、
「24卒 リモート可」
といった適当なキーワードで企業探しはだらだらと続けていました。
ちょうどそのとき、「#すっぴん採用」を掲げるゴーリストに出会ったのです。
この文言を見た時の最初の印象は、「まさにこれだ!」というポジティブなものと、「本当か?」というネガティブなもので本当にちょうど半々でした。
どうせ面接ではいつも通りの質問をされるんだろう
「すっぴん」なんて言葉だけだろう
こんな疑いを持ちつつ、「もしかしてここなら……!」と一縷の望みにすがるようにエントリーしたのを覚えています。
#すっぴん採用 を経て内定へ
さて、実際に面談を複数回重ねてわかったことは、とにかく「人がいい」ということでした。
形式ばった質問ではなく、本当にこちらを知ろうとしてることが伝わる質問をしてくれるのです。
面談というよりはむしろ、雑談といった方が近かったかもしれません。
すっぴん採用の言葉に偽りなし、といった感じでした。
今までの選考は、「自分がいかにこの会社の役に立てるか」をアピールしていましたが、
ゴーリストの面談では、逆に「この会社の価値観が本当に自分に合っているのか?」と考えながら1時間弱質問を続けてしまったこともありました。
ここなら自分のような人間でも働けるかもしれない。
そんなことを思いつつ、やっぱり自分が内定を貰うイメージをまったく抱くことができなくなっていましたので、
選考結果を伝える動画で「これからぜひ一緒に働きましょう!」という音声がイヤホンから流れたとき、安心してその場に座り込んだのを覚えています(最初は「わざわざ動画で落選を伝えられるのか……?」とおびえていました笑)。
ゴーリストの決め手
今でも覚えているのが、最終面談で「もったいない、まだ就活仮面をかぶってる」と指摘されたことです。
そう、このころには私は、資本主義がどうとか生きることがどうとかは言わない、ごく一般的な就活生になっていたのです。
この言葉を受けて、改めて自分の言葉で労働に関する価値観を話し始めることができました。
今まで落ちてきた選考でも、最終的には同じことを話してしまっていたのですが、
結果的にゴーリストからは内定をいただくことができたので、
本当にすっぴんで、ありのままの価値観と向き合ってくれる会社なのだと感じました。
言い方を変えれば「唯一内定をいただいた会社だから入った」ということになりますが、しかしなんだかんだ私は私を貫いて就活し続けたので、本当にいい会社に巡り合えたなと思っています。
入社から1か月経って思うこと
入社から1か月弱経ちましたが、改めてゴーリストは「人がいい会社」だなと思います。
では、なぜそのようなことを感じるのでしょうか。
入社前にはわからなかったのですが、それはメンバー全員が「8つのバリュー」を実践しているからだと思います。
これらのバリュー(価値観)は、たとえば「ちゃんとお礼をいう」、「遅刻しそうなら連絡する」、「分からないことや不安なことはすぐに聞く」といった、「そりゃまあ大事だよな」といったことを明文化したものです。
そんな当たり前のことを「バリュー」として掲げても意味ないのではないか、と思われるかもしれませんが、
実際に人と生き、働いていくうえで、これ以上重要なことはないと私は考えます。
つまり、ゴーリストは、偶然いい人たちが集まったから「人がいい」会社になっているのではありません。
「いい人」の条件がバリューとして明文化され、その条件をみんなが実践しているからこそ、「人がいい」と感じられるような会社となっているのです。
これから頑張りたいこと
上記バリューでいえば、私は「可能性を信じる」を実践してきたなと思います。
自信に満ち溢れている、というわけではないのですが、「まあなんとかなるだろう」、「死ぬわけじゃないしやってみよう」と考えながら生きてきたからです。
ゴーリストでも、自分の可能性を特に根拠なく信じながら、色々なことにチャレンジしていきたいと思っています!
最後になりましたが、実は同期仲もびっくりするぐらい良く、面白いメンバーばかりですので、良ければ皆のnoteもご一読ください!
▼Mii
▼タフィー
▼ウダン
▼Liu Kane Maxwell
▼hama
▼わらぴ
▼soui
おわりに
拙い自分語りでしたが、少しでも共感できる部分があったという方がいましたら、ぜひ25卒採用がはじまるタイミングでエントリーしてみてください。
来年、お会いできるのを楽しみにしております!