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東洋医学講座 293
〇脾と宮音
宮とは、五行では土性の音で、喉音であります。
五十音では、アイウエオ、ヤイユエヨ、ワヰウヱヲに属します。
木=角音(牙音)・・・カ行
火=微音(舌音)・・・タ、ダ、ナ、ラ行
土=宮音(喉音)・・・ア、ヤ、ワ行
金=商音(歯音)・・・サ行
水=羽音(唇音)・・・ハ、マ行
▽宮音は土性の音
脾は宮音で、宮音は東洋では土性の音です。喉音というのは、喉の発声音です。喉音を発声することによって脾系に関係し、また脾系の働きによって喉音を発声することになります。
例えば、ア行の発声音の悪い場合は、脾系に故障があったり、脾弱であったり、また、ア行を強調する発声音をする人は脾旺タイプであることが分かります。それに、ア行の音調の多い歌や経などの発音を多く用いるものを歌ったり、読経したりすると、脾系を鼓舞し、過ぎると脾を傷つけることになります。