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東洋医学講座 37
〇天人地の三才
「1+2=3」という数字に〝1=天〟〝2=地〟〝3=人〟という符号をつけて示したのが、天人地の三才であります。
万物の中でも地上のもの(これを総称して「人」といいます)は、宇宙なる天と地球なる大地の働きによって、全て造られています。
まず、天気(様々な種類の太陽光線や宇宙線、さらには月の引力など)が下降してきます。これを受けて、大地が地気を発生させます。
地気には、地球自身の引力や自転による加速力、地磁気の力、地中のエネルギー、海水の働き、太陽熱によって蒸発した水蒸気やいろいろの原子、その他まだ我々が知らないすべての地球の働きが含まれます。
そして、天気と地気が交流して人気(じんき)を生じ、その人気が雨や霧などの自然現象からわれわれ人間までのすべての地上の万物を形づくると考えられます。天が気を与え、地が形の素材を供給します。このようにしてできた地上の万物は、それをまたいろいろな働き(人気)を持つことになります。そして、人気同士がまた相互に陰陽の関係になり、さらにいろいろな人気をつくっていくことになります。
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こうして、地上の万物は直接は人気でによって作られ、形を成すのでありますが、その内部では天気・地気・人気が混合して働き、それによって成り立っているのであります。
したがって、地上の万物はまず人でありますが、その内部には天人地の三つの構造をもつことになります。
また、この構造を基準にしたうえで、万物は、天気をより強く受けてつくられる人気、地気をより強く受けてつくられる人気、人気が中心になっている人気、の三種類に分類することができます。
なお、以上のことは、地上のものだけに限らず、陰陽から成る全てのものに当てはめることができます。
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