子供に「〇〇パンチなど武力行使のアニメは見せない方がいい?」上座部仏教の長老に質問しました!何を見せるかよりも大切なことは親のちょっと意地悪?な声かけ
こんにちは。今日もゆるい育児しています。
先日、テーラワーダ仏教(上座部仏教)のご法話ライブ配信で、またまた育児に関する質問をさせていただきました。
前回の質問と長老のご回答noteはこちら
→「愛情はダメ?」上座部仏教の長老に育児に関する質問しました!慈悲喜捨の子育ての実践を頑張ろうと決めた話
毎回めちゃめちゃ俗っぽい質問でお恥ずかしいのですが、今回の私の質問内容です。
子供へ見せるアニメや絵本について。
日本の小さい子供に人気の国民的ヒーローは、最後はパンチやキックなど武力行使で解決することが多いです。仏教を学び始めて、小さい子供にこのようなものを積極的に見せるのはどうなのだろう?と思うようになりました。このようなヒーローものは見せない方がよいのでしょうか。また、子供にはどのようなものを見せるべきでしょうか。
あんまり具体的な名前は微妙な気がするので、まあ、子供たちが大好きな「パンチを使う国民的ヒーロー」のことですね。あれって最後は「アー●パーンチ」じゃないですか。これって仏教的にどうなのかなと思ったのです。
こんな超俗っぽい育児の質問にも、優しく答えてださいました。感謝です。以下、長老のご回答とご回答を受けての私の考えの変化や今後の行動について書きました。
●親には管理できない
まず長老がおっしゃったのは、気にしないこと。
あれを見るな、これは見せたくないと親がどんなに言ったり思っても、管理することはできない。ということです。子供が見たければ、友達から借りたりするでしょうね、ともおっしゃいました。
だから「あれはいい、これはだめ」とあまり気にしなくていいようです。(ちょっと安心しました!笑)
うちみたいにまだ2歳と小さいうちでも、親が禁止しているものを保育園とか友達の家で見ることもあり得るでしょうね。だから何歳であれ、親が完全に管理することは不可能と思った方が良さそうです。実際、私も友達の家や学校で色んな漫画を読んでたこと思い出しました。
そして『禁止命令ではなく自然な環境で育児すること』とも教えてくれました。
子供が見るもの聞くものを管理するなんて、そもそも出来ないと言うことを親が理解していることが大切なんですね。この教えはこれから先、私の育児指針の1つになりそうです。
しかし親として、やっぱりそれはどうなの?と思う作品も世の中には沢山ありますよね。そんな時の子供へのアプローチも、今回教えてくださいました。
●子供が多面的に考えられるように助ける
「見るな!」と禁止するのではなく、子供が見たいものを好きなように自由に見せて、親が子供の好きなキャラに「ケチをつける」ことで子供に考えるチャンスを与えると言うのが長老のお考えです。
いつでもユーモアたっぷりの長老らしいご意見で、私は大好きです。(ちなみに長老は「悪口」とも表現されていました。うふふ)
しかも「真剣真面目に、子供が弁解できないほど本気でケチをつけること」だそうです。
そうすることで、好きなヒーローも一方的なヒーローではないと子供も分かるようになると。多面的な思考ができる能力が身につきますよね。
この時のポイントは、子供の世界に入って子供と語ることともおっしゃってました。子供に人気のあのアニメなら、長老はバイ●ンマンの味方をするようです(笑)。
私もあの国民的子供が大好きアニメに関しては、パンチされたら痛いかもね。この解決の仕方はどうなんだろう?と子供に投げかけてみようと思います。まだ2歳なのでそこまで分からないかもしれませんが、その姿勢は今後子供がもう少し大きくなってからも忘れずにいようと思います。
●コントロールしようとしない
子供を育てていると、あれをやって!これをやって!これは見ないで!と子供をコントロールしてしまう親も少なくないですが、それではうまく行かないようです。むしろ派手な反発を招くことになるのは想像できますね。
そもそもコントロールなど出来ないのだから、管理しようとせずにあるがまま自然体で子育てすることが大切だと、今回質問させていただいて改めて学びました。
つい自分が仏教を学んでいると「仏教関連のものを見せた方がいいのかな?」とか思って凝り固まってたけど、私は間違ってました。仏教はそんなに子供や親を縛る教えではないのです。むしろ自由度が高いのです^^
と言うことで、今まで通り適度に色んなアニメや絵本を見せるつもりです。
でも、常に批判的な見方も忘れずに、コミュニケーションをとりながら一緒に楽しもうと思います!
●クリティカルシンキングを身につける
子供が好きなキャラを敢えて批判してみるって、ちょっと意地悪に聞こえるかもしれません。しかしこれは子供のうちから多面的な思考やクリティカルシンキングを身に着ける助けになるなと思いました。
ある程度に年齢になった時、フェイクニュースや感情論で訴える事などにも適切に対処できるようになるでしょう。クリティカルシンキングを身につけさせる訓練こそ、今の親の役割かもしれないなと思いました。
(いい大人でも、感情論に流されてる人多いよね。汗)
娘には多面的な考えを持って欲しいし、クリティカルシンキングの能力をきちんと身につけて欲しいと思うので(自己防衛にもなるしね)、私も娘がもう少し大きくなった時には娘の好きなキャラをちょっと意地悪に、本気で批判してみようと思います!笑
アン●ンマン見るたびに「見せていいのかな」と少しだけモヤモヤしてたけど、解決しました。
何を見せるか・見せないかよりも、大切なのは親の声かけとコミュニケーション、多面的な考えができるよう、手助けをすれば良いのだとよくわかりました。
スマナサーラ長老、ご回答してくださりありがとうございました!
今回はここまでです。
今日も穏やかに過ごせますように!
それでは〜〜
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