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3月18日の地震の話し。

いやはや、震災11年目の3.11すぐにこれだもんな。

地震明けの仙台沿岸に上る朝陽。

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これこの海岸ね。

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まあ畑や田んぼが広がる田舎だ。

しかし、仙台なので反対側の窓からは街が広がっている↓

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単に街の海岸側の端っこな訳です。

沿岸は警報が騒がしい。

ベランダもぐちゃぐちゃ。

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そういや、震災で被害や火災が酷かった仙台港の方を何気なく見ると...火力発電所の方で火災?その後どうも火災のニュースがないけど、一体あの火の手は何だったのか。普段あんな燃えあがっている事はない。

ちょうどパートナーの家にいる時に地震、徹夜で片付け→11時頃に仮眠→午後2時頃から片付けで翌日には9割片付いたが、3日かかった。

全身筋肉痛な上に、そのさらに翌日は養子の次男が小学校の卒業式なので朝からバタバタだった。

地震後に大掃除したから「財布がない!車の鍵がない!」とパートナーと2人でバタバタバタバタ。

何にせよ震災の際に28歳だった訳だけれど、今年40歳で体力が全く違うことを痛感させられた。

彼女の家の片付けしただけで腰も太腿も痛み、トイレの便座に座る、便座から立つ、それすら大変だった。

何度も床に散乱したものを片付ける為に立ったり屈んだりしたからだ。

しかし若い時は家に帰らず3日3晩ぶっ続けで復興やったりしていたし、寝ないで朝から日暮れまで作業したりしていたのに老化って怖いな。

30代で急激に体力が落ちたということだし、ここまでとは。

震災の時に49歳で今60代の爺さんは「震災の時は何とか自分で片付けたが、今は歳のせいで気持ちも体もついてこない」と言っていた。

気持ちも!?(気持ちも老化すんの!?)とびっくりしたよ。

おそらく意欲や気力のことだろうか。とにかく老化は精神的にも何かが衰えるらしい。

不思議なのは老化で霊感も鈍るようで、見えていた人も歳をとると見えなくなる人もいる。有名どころだとあの人、何だっけ芸能人詳しくないんだよな。もののけ姫で白くてデカイ犬の声優やっていた長い金髪の、、、名前出てこねえ!

中学生くらいからテレビほんと見なくてアイドルと言われてもモーニング娘の加護愛とかしか名前出てこないw

過去記事→あの東北大震災の大津波から11年、次は100m超の津波がくる?|High Liberty @o_kuro_riku #note https://note.com/highliberty/n/ncb2765f619d3

【地震発生時の行動〜耳をすませながら行動する】

夕方、彼女の帰宅前にいつの間にか寝てしまったらしく地震の30分ほど前に目が覚めた。

別部屋にいるパートナーに行って、おはよう、おかえり、おやすみを言い、俺は晩めしを食べてなかったので食べて、風呂場で体だけサッと洗ってすぐ出て、ベランダでさっき寝ていた際に物を盗む夢を見た事を反省しながら海岸の方を眺めていた。

どうして盗む夢なんか見たのか?自身にそういう原因となる欲望や悪い心があるからだろう。自身に原因がなければそんな夢見ない。これを正さなきゃならん。あぁ神様、この愚かさをどうすれば離れられるのかなんて悩んでいた。←夢の中でも自身の悪を放っておけない。

仏教でも、イエスキリストでも心の中で悪事を働くのも罪っていうでしょ?

そういう心が行動にも悪として表れるんだから。

夢もそうに違いない。と、俺個人は考え反省して落ち込んでいた訳だ。

そんでクヨクヨと考えながらまた寝ようかなと横になってスマホの通知を見て置いて、布団をかぶった。

いやはや、地震来たら倒れるやんと注意していたものは悉く倒れた。動かなかったら足を潰されて大怪我してたわ。敷布団が圧力でめくられている。俺自身の家には股間より高い家具はない。

仕事する机以外はヒザくらいの高さの棚だけ。

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自閉症なので普段は自身の家で別居して、たまにパートナーの家で過ごすが、一日中パートナーや子どもと一緒なのもストレスな為、彼女は子ども部屋に寝て貰い、自身は彼女のベッド脇に布団を敷いて寝る。

ベッドだと普段寝ている状況と違って落ち着かないから。

横になってすぐ、ズズズズズ...と地鳴り。

(ん、地震くる。どうだ)

地鳴りに耳を澄ましていると、その揺れが大きくなるか否かを察知でき、揺れている最中も行動している最中も耳を澄ましながら行動していると比較的冷静を保ちやすい。

※あくまでも幼少期から毎年頻繁に地震を経験して育っている故です。他の人が地響きで判断できるかはわかりません。単に自分の話しです。

ズズズズズ→ゴゴゴゴゴ→カタカタカタカタ...

そのカタカタカタカタ揺れている最中も耳を澄ましていると。

カタカタカタカタドドドドド...!

右肩上がりに大きな地響きが後から後から迫ってくる。

(これは到達した揺れ始めのインパクトといい、いつもと違う。デカく...なるなこりゃ。危ないかもしれん!)

ガバッ!

すぐ起き上がり地鳴りに注意深く耳を澄ませながら隣の部屋に行き、部屋の中と彼女達がいる部屋の方をサッと見る。

(地響きの大きさからすると建物が崩れることはないな。妻子の命は大丈夫。魚の命を守らねば)

2段重ねで地震きたら危ないよと彼女に注意していた写真手前の棚を抑える。棚のデザインも重心が不安定だ。

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棚を抑えていると揺れが大きくなって一回目の警報がスマホから聴こえてきた。

彼女も警報を聴いて起きてきて戸が空いた。

「え?はやっ!なんでいるの!」

「いや、地響きがしてたし」

地盤ゆるゆるで速報に表示される震度より実際はもっと揺れている仙南育ちだから。(今回新幹線が脱線した白石市近く)

(※ニュースに表示される震度はあくまでも観測地点の地震計で計った目安。実際には同じ地域内でも立っている地盤に違いがあれば揺れにも差がある)

大昔、湿地帯だったのを干拓して作った平地は日本中にあるけれども、そういう地域は特に揺れやすい。

「魚の命を守るよ!」

棚を抑えていると地鳴りが引いていく。

(あれ?引いてく?おかしいな。思ったより弱い。)

(こんな弱さだと普段なら起きないし動かない。は!もしや連続!?)

もう一回もっとデカいのくる!震災ん時もそうだったでしょ!絶対来る!

急いで水槽脇の棚からテレビとニンテンドースイッチを棚とは逆の方に移動する彼女。

すぐ来るよ!!

すると揺れが収まりそうなその間際に奥からまた大きな地響きが

ゴゴゴゴゴ!ブイブイっ地震です!ガタガタガタガタ、ドーン!ガコンガシャーン!

ヤッベ。まだデカくなる。危なくなったら棚離して子どもらの方に逃げな!

もっと大きい地響きが迫ってくる。

ドドドドド..,

グワシャア!ドカーン!ミシミシミシミシ

(気持ちを落ち着けて神様を念じろ。慌てるのは神様を信じていない事になる。信仰心がしっかりしていれば大丈夫。)

(※これはイエスキリストは信仰によって荒れる海を鎮めたし、仏教でも法華経の25品に一心称名観世音菩薩とあるので、俺はスズメバチに襲われた時もそうしてきた。複数回、スズメバチに絡まれたが刺されなかった。)

ぬうう、手が届かない水槽が。右手で水槽3つ抑えているが、2つは指が届かず。

手前にズレてきて落ちそうになる水槽を押し込み、また右側の水槽を抑え、揺れを堪えながら精一杯手を動かして水槽を棚に押し込むが揺れのピークが来て収集がつかなくなってくる。

あ、くそ、一個横向いた!

くそー、いま手を放すと全部落ちる。あー2つ落ちる。どうにもならん。自分の胸元で水槽があえなく棚から滑り落ちていく。ガシャーン、グワシャア!

おーい、◯ちゃん!なんでこっち見てるんw魚守って!

彼女の方はなんか切ない顔でこっちをボーっと眺めていて、水槽ほとんど落ちているんだがこっちを見ていて彼女は気づいていない。

揺れが収まったら急いで落ちた魚助けるよ!

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そしてこの状態。

「いやはや、また来るかもしれん。◯ちゃん念の為、玄関までの道を確保して。わし魚を助ける」

「魚どこだ。くそ、死なせる訳にいかん。」

拾い上げて残っている水槽に放り込む。

本来、ベタは同じ水槽に入れたら喧嘩するので別にするが、水がなきゃ喧嘩どころか確実に死ぬので仕方ない。

彼女がテレビをつけると。

「震度5弱だって」

「んな、確かに震災ほどじゃないけど5弱は小さ過ぎね??マンションの上階だから余計に揺れたか?んん?」

(過去、5強の地響きでは動かなかった俺が危険を感じて咄嗟に動いたのに5弱だと??)

現実の差異が大きくて戸惑う。

少しして6強に変わった。

「だよな。最初のが5弱だったんか。あれで6強てことは震災ん時はやっぱり7あったんかな?揺れ幅がもっと大きく揺れたし。今回は棚を抑えながら立っていられたっしょ?震災ん時は立っていられなかったし、座ってても転げそうになったし。窓の外見たら並んだ街路樹がまるで台風の暴風でわさわさ揺れているようで、みんな一定に左右に揺れているから風じゃないってわかる変な景色だった。」

(ん、最初のが5弱なのに俺はその地響きで動いたんか。変だ。デカくなる危険は感じたけど5弱じゃいつも動かん。最初の地響きの何がいつもと違ったんだ。)

「私の方、水槽落ちたんだよね?いつ落ちたの全然気づかなかった」

「こっち見てるからポロポロ落ちてたよ。足元に落ちてるのになぜ気づかんのw」

彼女の方は頭の中が混乱していて本人は片付けようと動いているんだろうけど、ちょっと手をつけて途中で違うことをはじめ、それも途中でまた違うことをして...

「◯◯ちゃん、右往左往してるよ。一旦、休んだら?」

「こんな状況で寝れる訳ないわさ」

「座るだけで良いから落ち着きなよ。」

「でも片付けなきゃ。こんな状況じゃ」

「なら、先に魚やって。こっち、水槽の配信だらけだし、俺は配線どう繋いでんのかわからないから。ひとまず急いで水槽に放り込んだベタを分けて、ヒーターをつけるところまでやれば魚は死ななくて済むでしょ。そしたら一旦寝なよ」

そうして水槽に手をつける彼女。しかし、また途中で床を掃除し出した。

「ちょい!◯ちゃん、ほんと頭回ってないよ。寝たら?片付く気がしないw」

「どう回ってないの?w」

「さっき魚の命を優先して水槽に手をつけたでしょ?ヒーターをつけるところまでやらないと寒いから既に水温が下がっていて危ないよね。だから水槽を先にしているのに、なんで床を片付けるの?それ俺やっているし、床は別に明日片付けても良いやん。魚を先にしないと魚死んじゃうよ」

チビ「俺さーん、どうすれば良い?」

「だからまた来るかもしれんから子ども部屋の入り口、これ、どかしておかないと逃げられないから、閉じ込められるでしょ?」

チビ「窓から逃げられるよ?」

「ほんとか?」見ても窓際に棚が邪魔していて子どもではすぐ飛び出せる状態ではない。

「靴は履いた?」

チビ「履いた」

「じゃあ出られるなら窓から出てみ」

出られない。

チビ「どうすれば良い?俺、弟にタブレットで何か動画見せていい?」

(あかん、まだ冷静になって判断する力がないな)

「タブレットは守ってくれないし、怖がっている人がタブレットを見ても安心しない。それより、また来るかもしれんから今のうちに入り口を塞いでいる洋服の棚をどかして入り口を開けておきな」

チビ「官房長官が会見だって!ねー聞かなくていいの!?」

「バッ!むしろ聞いちゃダメだ。こんな時に官房長官の話しなんか聞いてたらマジで死ぬぞ?政治家は悪い人達なの。赤の他人、味方じゃない。害敵。政治家を一切信用しちゃダメ。それより俺の話しを聞いて入り口をだな...。ハァ...いいか?さっきのでもまだ可愛い地震だ。もっと大きいの来るかもしれんから死にたくなかったら入り口を開けな。そっち側からじゃないとどかせんでしょ。いつまで部屋に閉じ込められてるつもりなん。」

チビ「ママー!弟にタブレット」

「うるさい!いい加減にして寝ろ!もうあんた達、手伝いもできないんでしょ!明日学校なんだから寝なさい!」

チビ「え、明日学校あるの?」

「このくらいならあるに決まってるでしょ!あんた卒業式前日なんだから!地震にかこつけて夜更かししよう、学校休もうなんて通用しないからね。」

余裕ない状況で彼女ブチ切れ。

残念ながらチビ達は震災の記憶がないから6強が今までにない大きな地震であって、それが通り過ぎた事で遊園地のジェットコースターのような、非日常のアトラクションを経験した、ネタ程度の実感しか残っていないようだ。

しかし、子どもに何を言っても想像が及ぶ訳がなく困ったものだ。

災害は経験から学ぶのでは遅い。経験した時が死ぬ時になりかねないから。

出来れば震度5や6のただの地震で済んでいる内にどう判断しどう行動するか学んで欲しいんだが。

【2日後に大地震は来ない】

今回は大きめの地震であって災害には入らない、また、3月9日の2日後に震災が起きたから、今回も来るかもしれないから警戒しろという人がいるけれども3月9日の前震と今回の地震は揺れ方から何までまるで違う。

貞観地震の大津波の12年後には蔵王山が噴火しているように、今回の地震も福島県沖が震源で、蔵王周辺が最も揺れたから、ここの活動が蔵王山の地下のマグマの活動に直接関連しているんだろう。

とりあえず今回も特に蔵王山に変化はないようなので少し安心。

小学生の頃に蔵王山の噴火の歴史を聞かされたから、その恐ろしいイメージが未だにある。村田町の龍島院という神社に何かの授業で行った時に、そこに伊達政宗公の息子の伊達宗高公が祀られていて、彼が蔵王山が鎮まるよう祈願した後に死んで噴火が収まったなんて言い伝えられている。

本当かどうかは知らん。日本人はすぐ地位の高い人を神格化したがるし。かといって、大名やその眷属には確かに教養も人格も信仰も磨いている殊勝な人物も散見されるから否定もできないし。

ただ蔵王山が荒ぶると凄まじいって事は繰り返し聞いて育っているからガグブルで、よく登るなあと思うよ。俺は子どもの頃の遠足の一度切りだわ。だって登っている間に噴火したら死ぬやん!

火山て噴火するタイミングがわからないし。

そんなことより、前回の震災以上の災害・災難が近年に起きかねないから、先手に早めに日頃から備えなさいだな。

今回の地震が起きた後に買い占めに行った人々、遅すぎだよ。

家から出られずとも火や電気無しで3日3晩飲み食い、暖が取れる備えをしなさい。

事後に買い占めじゃなくて、事前に備蓄、備えるの。

大災害は炎熱を伴うものでも、後に寒冷が迫って来るから。巨大な火山噴火や巨大隕石でも噴煙や粉塵で日光が遮断され地上は冷凍庫みたいに凍える寒さになる訳で。

今回の地震が起きた日、午前中の仙台沿岸は夏前のように晴れやかだったが、昼過ぎには一転して曇りに覆われ冷え込んだ。

そして地震後は急激に冷え込み雪が降って積もった。

震災の時と同じだ。震災後もとても寒く雪が降り、瓦礫の下にいる人々も寒さで死んだ。

詳細な仕組みは解明されていないが、地震は大量の電気を発生させる事は間違いない。震災の際も今回の地震も発光現象が目撃されているし。そもそも普段から地表(水中含む)は微弱な電流を帯びていて、その電流が細菌などの生育に影響している事が知られているのでアクアリウムが趣味の人も水槽内にバクテリア類も含めて自然の水棲生態系の再現を実現しようと電流を流して実験している人もいる。

雷とキノコは有名だよね。

地震による電気、電磁波、地磁気の乱れ等、もしくは震源ではマグマに暖められた温水が大量に噴き出したり、マグマが海水を温めて上空に蒸発した海水の雲を作るのか、この辺のメカニズムはまだ謎が多い。

地震が起きた後に買いに行く←被災してからは買いに行けないから遅すぎ。

事前に備えるのが防災なんですが...。

とにかく!

家から出られずとも火や電気無しで3日3晩飲み食い、暖が取れる備えをしなさい。

【地震後】

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寝室、リビング、ダイニング、キッチン、子ども部屋、玄関、風呂場、ベランダに至るまですべて棚から飛び出したものが散乱。

ちなみにうちはマシな方。近くのマンションの方はみんな冷蔵庫まで倒れたそう。

扉が閉まったままの冷蔵庫やクローゼットの中までシェイクされてグチャグチャだ。

押し入れが閉まっていれば物が落ちないし大丈夫←その中身がぐちゃぐちゃになっている。

リカちゃんハウスを家ごと振り回した様を想像すれば良い。扉が閉まっている棚の中身まですべてシェイクされている。

彼女の家の中が水槽や観葉植物だらけなのは、俺の趣味が彼女に感染して彼女は彼女なりに魚を育てるのが趣味になってしまったんだが、水槽が20個くらいある。

地震後、各家庭の玄関先にはゴミ袋が山積みになる。

高層マンションはエレベーターが休止するので階段を昇り降りしてゴミ袋を運ぶ為に何回も往復するのは体力的に困難になる。

だからエレベーターが復旧して次のゴミ回収日が来るまで高層マンションの各世帯の玄関前はゴミ袋が山積みになる。

壊れたもの、観葉植物や水槽がひっくり返る事で出る汚れ物、大片付けするハメになるので、ついでに出てきた不要なものをみんな一斉に’この機会に捨てよう’という発想になるのだろう。

普段から不要なものを買うなって話しでしかないんだが、現代人は無駄に物を持っている。

俺の家にはまだ帰っていないが、車一台で運べる量しか物を抱えたくないから大して物がないし、腰より背が高い家具は1つもない。

高価なものは仕事で使うミドルタワーのデスクトップPCくらい。

実家から車ですぐのところに新幹線が脱線したらしいけれども、脱線で済んで運が良いよ。

村田町と大河原町の間から白石市の小山と湿地帯を通っていてさ、あの辺の平地はもともと大昔は広大な湿地帯だっちゃ。

ヤマトタケルのミコトが北伐に行った時代もまだ湿地帯。源頼朝が奥州の藤原・源義経を征伐にした頃はだいぶ干拓され出していたが、まだ湿地帯だらけ。

ついでだからわかる範囲でも何百年と水田として利用され続けてきた訳で。

水分が多い癖に、井戸を掘ると金気水といって金属成分が濃過ぎる飲水にも農業用にも向かない水が出るところばかりで、白石川にも川辺にオレンジ色のドロドロしたものが滲み出る場所が多い。

なにより地盤が緩いからよく揺れる。

二十代の時、まだ震災も起きていないながら(なんでこんな危ないところに新幹線を通したんだろう)って思ったもん。

大事故にならなくてほんと良かった。良い事で地名が知られるのは嬉しいけど逆はイヤだからね。

【どこからどう片付けるか?】

①先ず作業の動線を確保する為に道を作る。

これをしないと片付かないし、片付けられない。瓦礫撤去の時もそう、山林の除染もそう、最初に道を作る。

他の災害でもその瓦礫や土砂を片付けるには先ず作業する人、片付ける物が行き来できる道を作らないといけない。

震災の時はあまりの事に短い人でも半日は頭の中が混乱して右往左往していた。

みんなテンパるのである。

職場で暴れる客にも動じない、鉄の精神と言われた俺でも(単にアスペだから空気に影響されにくい)さすがにどうすべきか行動の優先順位を立てるのに状況把握する為の情報も足りず動揺した程だ。

建物なんとか持ち堪えた...助かった。なんだ、今のはただの地震じゃないだろう!?町は燃えてないよな。...核爆弾ではなさそうか。隕石だったら地震じゃ済まないし。...天変地異ってやつか?まさか東京は地盤沈下で海に沈んで消えていないだろな。何が起きた...。...電気ダメかあ。ダメだ携帯が繋がんね。いったい何が起きた)←こんな感じ。

家の中で大地震に遭うと身の回りからすべて散乱して床が埋めつくされる。

一軒家の一階にいれば外に駆け、よろめきながらも這い出す余裕があるかもしれないが、2階以上にいる場合は先ず外に逃げるのは困難だ。

マンションの3階以上はもう無理。

今回の地震は棚を抑えながら立っていられたが、震災の時は家具が倒れるじゃ無くて明らかに浮いたし、飛んだ。大きな食器棚も踊る。テレビ台もリビングの端から端まで移動する。

自分の体まで浮いたように感じた人も大勢いたよ。立っていられないから床にへばりつくが、ふつうに座った姿勢を保てないから両手をどちらか一方の床について固定していないと体ごと動かされる揺れだったし。

とりあえず先ず玄関など近い出口に目掛けて道を作るために物をよける。

床が散乱した物で覆われ家の中に壊れたゴミを置けるスペースがないので、一旦、玄関の外やベランダなど一定のスペースがある場所に物を運んで、家の中に作業できるスペースを開けないと何もできない。

その次に水が出るなら洗う事ができるキッチンや風呂場に道を作っていく。水が出ないなら無駄だ。

水槽6個分の水、水槽一個部のソイル(土、泥)を拭きあげるのに大型のバスタオル3枚、小型のタオル10枚、キッチンペーパー1ロール、BOXティッシュ2箱を使った訳だけれど、タオルはキッチンでゆすいで絞って3回ずつはローテーションした。

震災の経験からソイル(土)は使わないようにしていたそうだが、水槽一個だけソイルを敷いていた。それだけで4メートル以内が泥だらけである。

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床板の目地にまで細かい泥が入っている。

しかしこれ、水が多い状態ではどうにも片付けようがなく先に水分を吸わないと泥をすくえない。

ガラス片だらけなので靴を履いて作業する。

当然、歩いた場所は泥だらけになるがやむを得ない。

水気を吸ったら泥をちりとりなどですくい、その後にゆすいで絞ったタオルで拭き、ある程度したら、今度はゆすいで絞ったタオルをキッチンまで敷いて道を作る。

そうしないと歩いた場所を何度も拭く事になりキリがないから。

そこが済んだらようやくそれ以外の部屋の倒れた家具を起こし、散らばった小物を一旦、箱などにまとめ。

また立て直した棚などに戻していく。

水分がこぼれていない場合は、玄関など目掛けて道を作り、壊れた物などは一旦、外へ出す。

倒れた家具周りの小物を一旦、箱などにまとめる。

家具を立て直す、小物を戻す。

【宅地、住宅丸ごと掃除するにはどうするの?】

いやはや、そんなことが必要になったら可哀想だが、その場合は上から下、奥から手前の順に片付ける。

具体的には家や土地の地形毎に差異があるが、全体の作業の流れとしては上から下、奥から手前にやらないと非効率になる。

壊すなら屋根から、洗うにも屋根から手をつける事になる。


【消防法違反に注意】

ゴミは一旦、玄関前に出しておくで良い。

しかし、ここで大事なのは、玄関外の通路はきちんと最低限でも余裕もって車椅子でも通り抜けできる広さを維持しないといけない。

また地震がきて通路をゴミ袋が塞いで車椅子が通り抜けできないなんてなったら最悪だからだ。

むろんその階に車椅子の住人はいなくてもだ。

そう聞くと非合理的に聞こえるかもしれないが、こう言えばいいか、怪我人を運び出したり何があるかわからないだろう。

そもそもマンションの玄関前の通路に物を置くのは消防法違反。避難経路を塞ぐ行為になりかねないからだ。

地震で室内に物が散乱して緊急時だから管理人も見逃しているだけで長々と置いておく訳にもいかないのである。

エレベーターが復旧してゴミの日がきたらすぐ集積所に移動。通路が狭いなら自分ん家の中に我慢して置いとくしかない。

【水回りの電源タップが発煙、発火】

アクアリウムにはしばしばある事だが、水槽の水がコンセントを挿している電源タップにかかると本当にすぐ発火する。

地震以外でも経験済みなので確認すると計2つ。

1つは発火してすぐ消えたがプラスチックが焼けたニオイを残していた。

もう一つは発火する前に気づきコンスタントから抜いたが、電源タップ全体が熱でグニャグニャに変形していた。

さらに棚から落ちた水槽に入れていたヒーターは宙にぶらぶら吊り下がっている状況。

仮に留守の間に地震が起きていたら火災の危険性大だ。

水槽に限らず水が入った花瓶の近くの床に電源タップがあると危険である。

【今後も各地で地震は起きるから気をつけて事前に備えをしよう。】

何度も繰り返しになるが、事後に買い占めに行くのは遅過ぎでたり下手したら既に死んでいる。

事前に3日3晩、外出できずに火も電気も使えずとも飲み食いできる飲水・食糧の備蓄、そして同じく火も電気も使えずとも暖を取れる防寒装備(−2、30度の冷凍庫みたいになっても寒さに耐えられる)を備えた方が良い。

どんな大災害を想定してるんだと大袈裟に感じるかもしれないが、大袈裟ではなく最低限の話ししかしていない。

その時にあいつの言う通りにしておけばよかったとならないのが1番いいが、それは俺の希望的観測に過ぎない。

自身にも他者にも悔いが残る内は死ぬな、悔いが残らないよう生きて欲しいと願っている。

【※追記:3.11の前震、3.9の揺れについて】

ただ揺れ方が違うと言ってもわからんわな。すまん。

あの揺れは違和感があって、翌日に元カノに電話で「昨日、変な地震があった。揺れ方がおかしかったからデカイ地震くるかも」と話した。

説明が難しいんだ。

地震の揺れの中に滑るような感覚が混ざるの。

ゴゴゴゴゴヌメ〜、ドドドドドスル〜、スッスッゴゴゴゴゴスゥ〜...

板を重ねて激しく揺らすと上の方の板が滑ってズレるでしょ?あれだと思っている。

プレートは一枚ではなく、プレートもミルフィーユみたいに層になっているでしょ?層それぞれで地質も違うし。

その層が重ねた板と同様にズレて滑る揺れがアレだったんじゃないかと思っている。



















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