廃校活用のメリット&デメリット(注意点)
私が高校時代に出入りしていた、Tシャツプリント会社が閉園した幼稚園を使用していて、快適な空間と集う大人たちが輝いていた事を思い出した。
そのエリアは東日本大震災で大きな津波の被害に遭いもうなくなってしまった・・・・。
今後の人口減少の加速・少子化で小中学校廃校は増えていくことが確実。
現在では高齢化で老人ホームの需要は増加していることを踏まえれば、子供が減り高齢者が一時的に増える事を考えれば、高齢者施設にすることも、他に全国(特に北海道)にいろいろ活用事例も多いので書いてみます。
学校の環境を考えれば、通学路の整備や自然も感じられる場所も多い。
静かで穏やかで校庭の広さ活用で運動も出来て、金銭的な余裕があるならプールの再活用も地域で活用も可能。
地域の人も高齢者にとっても過ごしやすそうだが高齢者含めた人口減少が問題。
卒業生への観光地化も懐かしい空間として新しい使い方で、VRで動画配信も遠方の卒業高齢者には嬉しいかもね。
上手に経費回収を行えれば地域の活性化にもつながるんじゃないかな。
事業活用
大手が地方へ分散している状況下で都市部よりも経費削減のために移転も可能で家賃や購入など比較的に安価で挑戦も見込まれる。
有志で共同購入や運営も校舎の大きさにもよるがさまざまな事業展開が可能。
地域貢献施設ならばいろんな国やその年の補助金なども狙える。
平家のこじんまりした施設なら事業も多くなるが、数階建の大きな建物の活用は難しいが利用アイデアでは不可能ではない。
行政施設であることから、家賃年払いになることもあるが、廃校になる地域へ産業なりの雇用確保や税収を上げる事業施設の誘致が行える。行政はいづれ解体の現実を考えできるだけ早く、事業者へ処分をしたほうが経費の削減につながる。
経験からこういう建物は地域貢献を目的にすれば数年間の賃料を免除もあったり、購入に関しても地元の合意形成された既得権記者を味方にすれば大幅な減額またはタダでイケるかもしれない。
・地元の産業優先・若手の育成施設・キャンプ場・テレアポセンター
・高齢者施設・卒業生の同窓会店舗関連事業・地域に宿泊施設がなければ宿泊やネットカフェなども可能・企業の研究拠点・補助金助成金に合わせた使用プラン
購入賃貸の注意点
経年劣化でいずれ取り壊さないといけなくなる古い施設であること。
使用するには期間の限定も視野に。
最終的には解体がついてくるので、買って自分で解体か、賃貸で逃げ切るか。
行政が使ってなくても維持管理で多額の費用が毎年かかっている。
民間に売却してもその後事業の赤字など維持費と解体費用が払えずに廃墟になる可能性が高い物件もあるかもしれない。
昭和などの廃校には、アスベスト使用だったり、耐震基準を満たしていなかったり、空調設備エアコンが無かったり、ハザードマップの想定エリアだったりする場合もあるのでこういう物件は購入すべきではない。
令和まで使用されていたのであれば、上記の条件はクリアされてる率が高そうで検討対象にはなるでしょう。
こういう物件は自治体の施設稼働率も減って、維持費を増やすにも限界があるという事情がある。
リフォームとなると建物や設備の老朽化もあって、宿泊なども出来る施設へ作り変えるとなると、給湯設備や調理室等の整備、それらを維持していく費用、そこまで考えると、余程採算が取れる活用法でも無ければ解体の方が安上がりだったりする。
幼稚園閉園などは規模もそれほど大きくなく、いい物件があるかもしれないが、都市周辺では人口集中で閉園は少なく地方へ目を向ければいい物件があるかもしれません。
私の住む島内の使用していない施設は貸しもしない、買い手も現れない募集もしていない場所が複数あります。
更地にするのが一番良いんでしょうけど、行政も解体へ費用を使うほど余裕がなく廃墟にしているのが現状で、昭和の箱物乱立の今後のこういう物件の扱いは本当に難しい問題です。
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