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ハイファイブサラダの目指す『Casual Wellness®』とは?

こんにちは、ハイファイブ採用広報チームの小林です。

第2回の今回も引き続き、2016年のハイファイブ創業時から第一線で会社を支えている、安藤茉美さん(以下茉美さん)にインタビューを行いました。
ハイファイブのブランドコンセプト『Casual Wellness with Power Salad』の由来や、かける想いについて聞いてきました。

ハイファイブサラダとは?
2016年に東京都新宿区で創業した日本初の『パワーサラダ専門店
野菜やフルーツ、肉、ナッツ、チーズなど、様々な具材を使用し、栄養バランスの取れた主食になるサラダを提供している。
2021年1月現在は、奥神楽坂店、市ヶ谷店、牛込神楽坂店、早稲田店の4店舗を運営。パワーサラダのデリバリーサービス、オンラインショップでの販売も行っている。
安藤 茉美(あんどう まみ) プロフィール
株式会社ハイファイブ取締役。2016年のハイファイブ創業時からメンバーとして活動。飲食業界だけでなく、教育訓練、秘書など幅広い職種の経験を活かし、新しい飲食ビジネスの確立に携わっている。
北海道札幌市出身で、プライベートでは2児の母という側面も持つ。


ーハイファイブサラダのブランドコンセプトである、『Casual Wellness with Power Salad』とはどんな意味でしょうか?

Casual Wellness®とは、2つの英単語「カジュアル」と「ウェルネス」をつなげたハイファイブの造語です。
(Casual Wellness®:2020年11月に商標登録済)

ウェルネスとは、日本ではまだあまり浸透していないですが、1961年にアメリカの医学者によって提唱された用語で、『輝くようにイキイキと人生を過ごす』という意味があります。最近では、ただ身体が健康なだけではなく、精神面や社会面などを含めて、より広い面で総合的に良い安心できる状態であることを定義としています。
カジュアルは、気軽にという意味です。

ー素敵な言葉ですが、『ウェルネスな状態』ってなんだか難しそうですね。ハイファイブが考えるウェルネスとはどのようなものですか?

例えば、朝6時に起きて、白湯でも飲んで、ランニングやヨガをして、オーガニック野菜を買って、全部自炊をする。
こういう生活がウェルネスの理想なんでしょうけど、誰でもできるわけじゃないし、ずっと続けるのは難しいじゃないですか。

健康意識が特別高い人でなくても、誰でも簡単に始められて、長く続けられることが大事です。
ハードルが高いウェルネスな生活を少しでも、0.1歩でも、始めるサポートがしたいと思っています。

昨日食べ過ぎたから、ジャンクフードよりもサラダを食べてみようかな。
天気がいいから、散歩がてらお店に寄ってみようかな。
元気なパートナーさん*とお話を楽しんでこようかな。
せっかくサラダを食べたから、エレベーターではなく階段を使おうかな。
このような気軽な小さな0.1歩でも、十分『Casual Wellness®』だと考えています。

Casual Wellness®とは、『無理しないウェルネス』とも言えます。

*パートナーさん:ハイファイブで働くスタッフさんのこと

ー自分ができることから始めたらいいんですね。実はウェルネスという概念を初めて伺ったんですが…『ウェルネス』というキーワードは、どこからでてきたのですか?

実はハイファイブでは、2016年の創業以来何年も、『パワーサラダ専門店』ということ以外に、ブランドコンセプトが決まっていなかったんです。
社員の目指す方向がバラバラで定まらず、困っていました。

ブランドコンセプトがずっと必要だと思っていて、何度も話し合いをして、候補はいくつもあったんですが、なかなかしっくり来なくて。

思わずハイタッチ(HIGH FIVE)してしまうほど、美味しいパワーサラダを提供したい。
食事を通じて、カラダだけでなくココロをも元気にしていきたい。
そして、ワクワクする夢を持ちながら、毎年健康に歳を重ねていく状態を創るサポートがしたい。と考えていました。

ー健康的という意味では、『ヘルシー』もよく使われますよね!こちらの方がよく知られていて、使われている単語だと思うのですが…違いがありますか?

ブランドコンセプトに使う言葉の候補として、『ヘルシー』という言葉も上がっていました。
でも、ヘルシーって低カロリーで、味が薄くて、体にはいいんでしょうけど、なんかあんまり美味しくないイメージがあるじゃないですか(笑)
ちょっと違う気がしていました。

飲食店だから、まず先に美味しいことが大事だと思っていて、『身体にいいから、ヘルシーだから食べる』というのではなくて、『美味しいから食べたい』、それが結果的に『健康にもつながる』ことを目指しています。

そんな内容をブランドコンサルの方にお話ししたら、それって『ウェルネス』の方が近いんじゃないですか?と提案いただきました。
ずっと探していた言葉に出会えた気持ちでした。

無理していたり、頑張りすぎていたりしたら続きませんし、健康的な意識の高い方以外にも、普通の飲食店として気軽に利用してほしい気持ちがあって、敷居を低くするためにカジュアルをつけて、『Casual Wellness®』としました。

ーカジュアルの一言で少し身近になりますね!この『カジュアル』という単語にも、誕生の物語があったんですか?

そうですね。
これはアメリカの飲食店の業態の1つである、『ファストカジュアル』という言葉に由来しています。

ファストカジュアルは、アメリカで2000年くらいから主流になっている、レストランとファストフードの間の業態のことです。

ファストフードは、待たずに手軽に食べられる料理のことですが、日本ではジャンクなイメージがあって、安い、作り置きが基本です。
待たずにすぐに出したいけど、きちんと調理をしたものを出したい。

ファストフードも重なる部分があるけれど、ちょっと違うなって思っていました。
ブランドコンセプトの候補として、『ファスト』という言葉も出ていたんですけどね。

そんな時に、『ファストカジュアル』という業態があって、アメリカでは安くてジャンクなものよりも、少しくらい値段が張っても質の高いもの、体に良いものを求める人が増えてきていることを知りました。

オーダーが入ってから調理をし、一番おいしい状態で提供する、でもお客様を待たせない。
私たちが目指す飲食の形は、『ファストカジュアル』だと気づきました。

ブランドコンセプトの『カジュアル』は、この意味も含んでいます。
対外的には、ファストカジュアルを目指していると言っても、なかなか通じないので、ファストフードを目指していると言っているんですけどね(笑)


ーファストフードよりも質の高いサービスを目指しているんですね。どんな雰囲気のお店を目指していますか?

サラダって若いオシャレな女性のイメージなんです。
もしくは、ヨガや筋トレをしているような健康意識の高い方。

そういう方だけではなくて、40代とか50代の男性でも利用しやすい、老若男女に利用してもらえる雰囲気づくりをしていきたいと思っています。

サラダ専門店は、どうしてもアメリカから入ってきたこともあって、メニューが英語表記のお店が多いんです。
ハイファイブでは、英語もあるけど、日本語表記をベースにして、誰にでもわかりやすいよう心がけています。注文方法として全店で採用している、オーダーシート*もその一環ですね。

お店の印象は、入った瞬間の3秒で85%が決まると言われています。
内装がおしゃれで入りやすいのはもちろんですが、何より働く人のイキイキとした雰囲気が大事だと思っています。

これを実現させるためには、やはり働いてくれるパートナーさんがウェルネスであることが必要だと思っています。


*オーダーシート:基本メニューだけでなく、選べるドレッシングや追加トッピング、サイドメニューなど、注文内容のすべてをチェックをつけるだけで、1枚の用紙に記載可能。

ー接客って大事ですよね。料理が美味しくても、店員さんから嫌な思いをさせられてしまったら、お店の印象は悪いですもの(笑)

お店を作り上げていく上で、絶対必要なのはパートナーさんです。
あそこで働きたいとか、あそこの制服が着たいとか、働きたいと思ってくれる方が絶えない、人気のあるブランドにしていきたいです。

そのためには、やはり働く社員がウェルネスで魅力的な必要があると思います。
働く人がパートナーさんでも、正社員でも、ハイファイブのビジョンに共感してもらって、一緒にお店作りをしていきたいですね。


ー茉美さん自身が、カジュアルウェルネスを実現するためにしていることはありますか?

特別難しいことはしていないのですが、カラフルな色の服を着ること、家を綺麗に保つことを、心掛けています。

飲食店では、お店の制服があることが多いので、仕事がある日には私服を着ないことも珍しくありません。
なかなか自分の好きな格好とか、オシャレができないんです。

でもハイファイブでは、パートナーさんも異物混入しなければピアスOKです。
私も必要ないのにスーツを着てみたり、綺麗な色の服を着たり、飲食店の社員らしくない服装をあえてしています。

それから、毎日必ず掃除機をかけて、片付けるというルーチンをこなすようにしています。
部屋が片付いて綺麗だと気持ちが良いですし、仕事の効率も上がると感じています。
部屋だけでなく、デスクトップもアイコンが多くならないように、すぐに必要なものが探せるように、片付いた状態を保つことを心掛けています。

家には、花を常に絶やさないようにしています。
花を飾ることで、部屋の雰囲気が一気に華やかになりますし、気分が明るく、パワーをもらえる気がします。

あとは、やはり1番のパフォーマンスは、気の良い仲間と一緒に、好きな仕事を情熱をもってやっていることなのかな。
毎日とっても楽しく仕事をしています。

ウェルネスを提供する会社なので、まずそこで働く私たちがウェルネスじゃないといけない。
社員やパートナーさんが皆、ウェルネスな状態で働けるように、仕組みを作っていきたいと思っています。


ー『カジュアルウェルネス』って素敵な言葉ですね。今日はありがとうございました。



ライター:小林梨南
株式会社ハイファイブ採用広報チーム。食べることが大好きで、特に抹茶が好き。全国300店舗以上の抹茶スイーツを食べ歩き、オウンドメディアを運営中。 2020年から本格始動したインスタグラムは、1年でフォロワー100倍の急成長中。

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