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からくり秘密箱はペンシルパズルになり得るのか?という話
こんにちは。せわしない年の瀬が近づいてきて、パズルで遊ぶ時間が取れなくなってきて困っている、はいびじーです。今回は前回の続編で「からくり秘密箱はペンシルパズルになり得るのか?という話」を書いてみようと思います。
My息子が箱根で寄木細工のからくり秘密箱を買ってきてくれました。技巧的な作品で、とても気に入りました。これで、僕の過去の無念の思いも晴れたのでしょうか。。。
ここでXX年前の回想となります。僕が小学校6年生だった頃の思い出です。小学校の遠足で、箱根に行きました。大涌谷、芦ノ湖、箱根関所などの有名どころを訪問しました。遠足の最後に、お土産屋に立ち寄る機会がありました。
お土産屋には、からくり秘密箱が数多く並んでいました。寄木細工の見た目の美しい意匠、そして箱自体の持つ謎めいた魅力に大いに惹かれました。当時から僕はパズルが好きだったわけで、秘密箱をお土産に買いたいと思いました。中でも、僕が最も欲しいと思った秘密箱は、やや大き目のサイズで華やかな寄木模様で、お値段は1500円でした。
しかしながらその時、あいにくそれを買えるだけのお小遣いを持ち合わせていませんでした。心から残念に思っていたところ、クラスの友達がそれを平然と買っていたわけですね。しかも何人も。。。
「何だ、そんな些細な事」と思われるかもしれませんが、子供時代のトラウマ(?)は何がキッカケで生じるかわかりません。僕はそれ以降、大人になって、現在に至るまで、その悔しかった気持ちが消えずに心の中に残っていました。
その時に僕が買えた秘密箱は3cmくらいのベビーサイズ。お値段は400円くらいだったと記憶しております。基本的には4面を順に同一方向にずらしながら開錠する、動きとしては単調な仕組みです。ですが手数は何と14手もあり、とても技巧的な作品です。今でも宝物として、僕のパズルコレクションの中の一員を飾ります。これだけ小さい本体にこれだけの仕掛けを木工で仕込む設計や加工の技術は凄い。…というのは僕が大分大きくなってから認識したことです。
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今回、My息子に、ちょっと高価で素敵なからくり秘密箱を買ってきてもらい、これでもうあの時のトラウマは払拭されたな…と、自分に言い聞かせるも、何だかまだ心の中に引っかかるものがあります。長年の呪縛…ていうヤツでしょうか。
これは、そうだ、アレだな、からくり秘密箱に因んだペンシルパズルを作れば、その無念の呪縛も浄化できるのでは?(何故そうなる?!)
実は、過去に何度かからくり秘密箱をテーマにしたペンシルパズルを試作したことがあったのですが、どうしてもペンシルパズル向けではないものになっちゃうんですよね。組み合わされた仕掛けを開錠させるようなパズルを作ろうとすると、どうしてもパソコンやスマホの画面上で遊ぶ方が相応しい、スライドパズル系になっちゃう。これを紙と鉛筆で実現するには。。。
盤面上に記載された記号の動きを矢印で表現したニコリのペンシルパズルは幾つかあります。「お家へ帰ろう」「さとがえり」「ヘルゴルフ」などなど。ですが、今回のからくり秘密箱の場合、ピースのようなものを動かすパズルにならざるを得ないため、どうしても紙の上で表現しにくいのです。
うーむ、一体どうすればペンシルパズル向けになるんだろう。。。いっそ、ニコリ本誌を切り抜いて遊ばせる趣向にしたらどうだろう? たまにそういった、ページを切らせるパズルの掲載、ありますよね? 主には巻末付録綴じの部分ですが。
オモロパズルのコーナーに採用、掲載されたら、そのページの裏に掲載されているオモパが道連れで切り刻まれ、その作者様の殺意を受けたりして。「はいびじー、●ろす!!」
とか言われちゃったりなんかしちゃったりして…ひぇー!
僕の中でからくり秘密箱の呪いが解ける日…それはからくり秘密箱をテーマとしたペンシルパズルが完成する日なのかもしれません。(だから、何故そうなる?!)
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次回は「無限の世界のスリザーリンクの話」を書いてみようと思います。思わせぶりなタイトルですが、実際は、思い付きの駄パズルを公開予定です。駄文とともに。(爆)
それでは、お読みいただきまして、ありがとうございました。