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黄泉の国に片足を入れた話
自分は今現在34歳で死者が行く『黄泉の国』に片足を入れた経験がある。
固定記事の中にも黄泉の国の内容はサラッと書いたが、今回は更に深掘りしていこう。
死者が行く黄泉の国?本当にあるの?
そんなものは存在しないと思っている人が大多数をしめていると思うが、信じる人には分かっていただけると思う。
自分は2024年10月2日の夜に長崎県の原爆跡地へ向かった。そこで、原爆によって無惨にも亡くなられた方達にお祈りを捧げて『定期的に訪れることを″約束″』した。
黄泉の国に入りそうになったのは、原爆跡地から実家に帰っている途中だった。
車で運転していたのだが、腕と体がブルブルと震え出して、気分が悪くなった。
すかさず、自販機があるところへ車を停めたが黄泉の国に入りそうで、本気で死にそうだった。
ブルブルと震える手で財布から小銭を取り、自販機でコーヒーを買った。
一気に飲み干すが、お迎えがすぐそこに来ている。
お世話になった人たちの顔が浮かんできて『ありがとう』と笑顔で送り出してくれている。
自分はまだ死ぬのは早いから送り出さないでくれと思っている…。
『でも、自分はこの世でやることはもう何一つ無いのだろう…。それならば、世界の平和を祈って、自分は大日如来として皆様をお守りする。まだ死ぬのは早いがこれも運命でしょう。これからの日本をお願いしますね』
という内容を家族や親戚、友達にLINEでメッセージとして送っている。
馬鹿なんじゃないか(笑)
そう思う人もいるだろうが、人間は本気で死にそうな時はメッセージをなんとしてでも、お世話になった人に送りたいものなのだ。
そうして、お坊さんが着ている『袈裟』を脱ぐようにして、アスファルトであぐらをかいて座った。
意識が遠のいて、ふらふらと目の前が霞んでいく。ここが最期か………。
だが、しかし、自分は『約束』をしたことを思い出した!長崎の原爆跡地へ定期的に向かうと約束した。
ここで死んではならない。約束を破ってしまう。そして、自分は独身のままあの世に逝きたくない!
そうして強い気持ちを持って自分は黄泉の国から戻ってきた。
随分と話が壮大になったが、2024年10月2日には『超自然的な現象』が自分の中で複雑に絡まり合って起きて、原爆跡地へ急いで車で向かったのだと思う。
黄泉の国が本当にあるのか、科学的な根拠はない。でも、自分は実際に体験した。
”この世を動かしているのは、人間の力だけではない”ことも分かったし、超自然的な体験があることも分かった。
今ある命は先祖代々から受け継がれたもの。
ご先祖様を敬う気持ちを忘れずに、毎日お墓がある方向に向かって遠くからでも、手を合わせることにしている。