賃貸DIY:壁面収納と一体化したデスクを作った
先日引っ越しをしまして、作業用のデスクを制作しました。デスクといいつつ主力の収納も兼ねています。前の家で壁面収納として使っていた材料を使いながら、デスクも組み込んでしまおうという計画だったんですが、結構大掛かりだったので、せっかくだし作り方を記録に残しておこうと思います。
作ったものはこんな感じ。
製作のきっかけ
もともとの部屋の様子はこんな感じ。写真の向かって右側が窓、左側手前の写ってない部分が引き戸、背中側がクローゼットで、家具を置ける壁面はこの部分だけという部屋でした。
このスペースにデスクを設置したい。収納もほしい。しかしこの壁面には謎の凹み?があってどうにも家具が置きづらい……。ということで、この凹みにデスクと棚をはめてしまおうと考えました。
天井までの高さの棚を作る方法ですが、天井くらいまでの長さの全ねじ(めっちゃ長いねじ)に穴を開けた棚板を通して、ナットとワッシャーで固定するっていう組み立て方をすることにしました。
このやり方なら木材同士をくっつけたり壁に穴を開けたりしなくても壁面収納が作れる!
材料
棚板
全ねじ(寸切りボルトともいうらしい。通販で買うのがおすすめ)
ナット、角ワッシャー
アジャストナット(天井と床に全ねじを突っ張るのに使用したパーツ。ねじ専門の通販なんかで買えます)
机の脚
全ねじの長さは、天井の高さ-2cmくらいになるように2mの全ねじと残りの長さの全ねじを高ナットでつないで使用しています。天井の高さ-2cmの長さの全ねじが用意できるならそんなことしなくてもいいと思う。
でもこうすると引っ越し等で天井の高さが変わっても短い方の全ねじを買い替えるだけで使えて便利な気がする。強度については正直わかりません。
できあがりのイメージ図
作るにあたって、適当なイメージ図を描いていました。雑すぎる。
一応真正面から見た図も作成……のはずが途中で断念した図。でもこの図を見ながら棚板の配置や机の天板のサイズを確認したり、板の穴の位置なんかも計算します。
作り方
棚板に穴を開ける
棚板に全ネジを通すための穴を開けます。
(基本的には木材屋さんで開けてもらいましたが、穴の位置によって開けてもらえない箇所があったので自分で開けます。可能なら全部プロに開けてもらおう!)
塗装
板を塗装していきます。わたしが好きなのは(というかやったことがあるのは)水性ステイン→ワックスで仕上げるやり方。
水性ステインを布に染み込ませて、板に塗ったら乾燥。仕上げたい色によって1度塗りでも2度塗りでもいいと思っています。ステインが乾いたらまた布でワックスを塗り込んで乾燥させます。
ワックスを塗った後にタワシで磨くといいって聞いたことがあるのでタワシで磨いてみます。ツヤが出るような気がする。
机の天板に脚をつける
塗装が終わったら、天板の裏に机の脚をつけます。脚は楽天で1本2000円くらい。1つの角は棚の中に組み込まれてしまうので3ヶ所だけつけます。
組み立てる
ここからが重労働。ひたすら全ネジにナットとワッシャー、板を通していきます。一番下の棚板に、アジャストナットをつけた全ねじを6本通したら起こして、フラフラする全ネジに天井側から次の板を通していきます。
雰囲気で水平は見つつ、後で微調整するのでそんなに気にせずガンガン刺していきます。
本当は寝かせた状態で組み立てて最後に起こすのがいい気がしますが、部屋のスペースの都合で起こした状態で組み立てました。
ひたすら同じことを繰り返していると最初はフラフラだったのがだんだん安定してきます。
いちばん上まできたら上にもアジャストナットをつけます。
アジャストナットを調整して天井で突っ張ったら、水平器で水平をとってナットをしっかり締めて完成!
物を置くとこんな感じ。
物を置いてからやっぱりここの棚板の高さ変えたいな~とかが出来るのがこの棚のめちゃめちゃいいところ。本や収納ボックスのサイズに合わせて棚板の高さも調整しました。
ねじ類はねじNo.1というサイトで購入しました。
その他使用したものはROOMにまとめているので、よければご覧ください。
引越しのたびにこのやり方で棚を作ってるんですが、部屋にぴったりサイズの家具を作れるのはDIYのめっちゃいいところだと思います。狭い部屋だと特に。
根気はいりますが難しいことはしていないので気が向いた方はぜひ!
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