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熱中症と運動

これから夏に向けて熱中症が懸念される時期になってきました。
体の深部体温が40度以上に上昇した状態が30分以上続くことが熱中症になる主な原因とと言われています。脳には体の機能を制御するためのシステムがあり、深部体温上昇してくると体に深刻なダメージが残る前にエネルギーの排出を抑えようとしますが、熱中症になると体内の冷却システムが働かなくなります。
症状は嘔吐や倦怠感など様々あると言われています。

では熱中症の対策としてそのようなことができるのでしょうか。

まずは気温が上がった日に同時に運動強度をあげないことが大事です。例えば普段40分走っているとしましょう。気温が30度を超える日に走る時間も50分に延ばすと体への負担が大きくなってしまいます。気温が上がった日はいつもより運動量を少し減らしてまずは暑さに体を慣らすことを優先することが大事です。それにより急激な体への負荷を避けることができます。運動負荷は気温や湿度も考慮してトータルで考えましょう。

また日陰などのなどの涼しい場所や早朝、夜間などの時間帯に走ることも有効な対策と言えます。

水分補給ももちろん大事ですが、のどの渇きにしたがって補給するだけでも十分だと言われています。スポーツドリンクや塩分のタブレットの摂取も推進されることもありますが、普段から食事をしっかりとっていれば水だけでも十分です。
過剰な摂取はかえって違う症状を引き起こす原因にもなりますので気を付けましょう。


暑い中での運動中は体が熱を逃がすために血流が皮膚へ多くながれます。そのため筋肉に流れる血液量が減り、酸素の運搬量も低下するため涼しい中で行う運動量を保つのは難しくなります。
しかし上記のことから体は少ない酸素量でも効率よく運動を行うことを覚え、暑い中のトレーニングには涼しい中でのパフォーマンスの向上効果が望まれる可能性があることが示唆されています。

熱中症に気を付けながら、効率よくトレーニングを継続することで夏の間に体力を向上することは可能だと思います。まずは健康を第一にして運動を継続してみてはいかがでしょうか。

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