1回目のプロジェクトで「サポーター数」を重視すべき理由
「名古屋の冬をなめてました、寒すぎます。ヒートテックのフリース、ウルトラライトダウン、モフアの毛布で全身を固めながら仕事をしています。
さて、前回「なぜ、2回目以降のプロジェクトが大切なのか」というテーマで、プロジェクトを点でなく線で考えることの重要性を書かせて頂きました。
その続編とも言える今回は、中でも最も重要と思われる「1回目のプロジェクト」についてお話できればと思います。
結論から申し上げると、1回目のプロジェクトはサポーター数を重視すべき、だと考えています。
同じ100万円でも、10万円×10人と1万円×100人であれば、圧倒的に後者です。
まず売れないと、誰も見てくれない
皆様が思っている以上に消費者は忙しく、思っている何倍も、あなたの商品を見てくれません。大手の既存商品ですら、日々棚取りに奮闘するのですから、況や新商品をや、です。
じゃあ、リーチをどう増やすのか。当たり前ですが、「何かで有名になる」しかありません。SNSのフォロワーも同じです、ジワジワというよりは、どこかで非連続的な増加が起こるのです。
この現象を説明する上で、僕が最もしっくり来ている表現が、西村マサヤさんという方の「シングル・アルバム理論」です。
詳細は下記の投稿を参照して頂きたいのですが、つまりは「シングルをヒットさせないと、リーチは増えないよ」ということです。
Makuake的に言い換えると、「何か1つのプロジェクトをヒットさせないと、次から次へと新商品を出したところで、誰も見てくれませんよ」となります。少々辛辣ですが、これが現実です。何度も申し上げますが、消費者は忙しいのです。
「遅咲きのアーティストもいるじゃないか」という声もありますが、1stシングルでヒットを出すに越したことはありません。最初にヒットを出すことで、2ndシングルの宣伝が楽になったり、早々にアルバムを出せたり、大きな箱でのライブができたりする可能性が高まるでしょう。
プロモーション費用が浮く
1発目のプロジェクトが成功すると、2回目以降プロジェクトのプロモーション費用が浮きます。大きく2つの理由があります。
理由その1:シンプルに、リピートしてくれる。
シンプルに、そういうことです。プロジェクトを応援購入してくれた人が多いほど、商品の品質を手で触り、理解してくれている人が多いです。やはり、使ってもらうことが最大の広告ですので、その分リピートしてくれる人も増えるでしょう。(商品が良い、という前提でお話しております)
また、人間には「コレクター」の性質がありますから、1回目の商品を横展開していく(1回目にスマホ用商品、2回目にPC用など)ことで、リピートの確率を上げることもできます。
理由その2:サポーターが宣伝してくれる。
本命はこっちです。計測できていないものの、1番効果が大きいのは、こちらだと思います。
プロジェクトを応援購入して、商品に満足したサポーターは高確率で、知り合いに話したり、SNSに投稿します。
直近だと、下記のツイートがバズっていましたが、バズらずとも、このような投稿は日々行われています。
このように、1回目のサポーターを満足させてあげることで、2回目のプロジェクトのプロモーション費用が浮くのです。
口コミについては、下記のnoteが非常に分かりやすいので、合わせてご確認頂けますと幸いです。
商品開発には、多くの意見があった方がいい
前回お伝えしたように、プロジェクトは繰り返し行うことが重要です。その際に大事なことは「Supporter is Boss」の考え方です。これは、商品や活動レポートでの投稿内容、プロジェクトページの内容などにサポーターの意見を取り入れることを指しています。
例えば下記のプロジェクトでは、1回目のプロジェクトが終了し、2回目のプロジェクトが開始される2ヶ月ほど前に、次回プロジェクトで販売して欲しいカラーを聞いています。その結果、30名ほどから回答があり、2回目のプロジェクトも成功しています。
皆様こんにちは!
株式会社リフトでございます。
日頃より製品のご愛顧頂きありがとうございます。
ただいま新しいサン駄(江戸前sandal)の次回2021年版を準備しています。
今回もさらにソール等改良を加えた新作を開発中です!お届けは2021年春を予定です。
土台がヌメ、ブラック、グレー、ブルーから選べます。
実は今回は選べる鼻緒が沢山出来てしまいました!
製品としてはここで少し数を絞らなくてはいけません・・・。
そこで皆さんに欲しい鼻緒の柄を、アンケートし、勝ち抜いた柄を採用したいと思います!ぜひご協力ください!素材別でまとめた革の1~14、生地のA~Lの中からお答えください。複数回答も可能です!今回増えた生地の柄物達も履いてみるとなかなかオシャレにかわいく決まります!
募集期間は1週間、ぜひご参加・ご協力お願いいたします。
こうすることで、「より人気の商品を当てにいくことができる」「サポーターを巻き込むことにより、プロジェクトの共犯者が増える」「前回サポーターに、開始のお知らせができ、リプレイスを防げる」などのメリットがあります。
このような活動をする中で、1回目のプロジェクトのサポーター数が10人だったらどうでしょう。もちろん、数少ないファンの皆様へ手厚いサポートを行うことも重要ですが、やはり意見は多いに越したことはありません。
そういった意味で、1回目のサポーター数が重要になってくるのです。
最後に
このように、1回目のプロジェクトのサポーター数は非常に重要です。なので、多少のコストはかける、もっと言うと、2回目のプロジェクトで元を取る、くらいのスタンスも時には必要かと思います。
前回からの繰り返しにはなりますが、プロジェクトを点でなく線で捉えることが、とても重要だと思います。
私のTwitterもご確認頂けますと幸いです!
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