11 ザ・フォーク・クルセダーズ ☆ 戦争は知らない
小学校から社会人になる頃まで、ずっとお世話になった友人とその家族がありました。特に中高の夏休みは毎日のようにそのお宅にお邪魔しました。もともとは大きな地主さんだったらしいその家は、(街中なのに)米を作っていて、大きな納屋がありました。そこで毎日卓球をしていたのです。暑い暑い風の通らない納屋で、日がな1日やっていました。暇だったのです。
その頃、友人の姉ちゃんが持っていたレコードが『ザ・フォーク・クルセダーズのすべて』でした。ヒット曲「帰って来たヨッパライ」「悲しくてやりきれない」「青年は荒野をめざす」の他にも、加藤和彦さんらしい民謡のアレンジや様々なメッセージソングが入っていて、音楽の世界が広がりました。
後に3人(北山修さん、加藤和彦さん、はしだのりひこさん)は本当に多彩な活躍をされますが、そのキラキラした才能の原型というか萌芽が感じられるアルバムでした。
そのなかで「戦争は知らない」は、私にとって特別な曲です。元々好きに理由はないとは思いますが、好きというのを通り越していました。
いまはそんなことはありませんが、若い時分は、聞きだしたらずっと何回も聞かずにはおれませんでした。いくら水を飲んでものどの渇きが止まらない感じなのです。いままで何千回も聞いていると思います。全く理由が分からないので、もしかしたら、前世か何かと関係があるのかもしれません。(笑)
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