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あるものに目をむける100人カレー
カレー教室をやりたい。
でも普通にやるのでは面白くない。
どうしたもんか、あれこれ妄想してたら、
突然、ひらめいた
「100人カレー、やってみよう」
ひらめいたまでは良かったが、
妄想が暴走して、うまく言葉が紡げない。
ならいっそ、プロの力を借りてみようか…
っと思ってた矢先、何の因果か
team OHAYSHIの細川敦子さんが、
ひょっこりカレーを食べに来てくれた
なんというグッドタイミング
ご縁に感謝し、インタビューを依頼。
100人カレーとはいったい何なのか…
それを通じて何をしたいのか…
細川さんの「問いの力」で、
想いはぐんぐん引き出され
あれよあれよと文章になっていく
あぁプロって、凄い。頼んでよかった。
ということで
以下、インタビュー記事。
「あるものに目をむける100人カレー」
ぜひ、ご覧くださいませ。
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スパイスはダイバーシティ
スパイスとはダイバーシティ(多様性)なのだそうだ。
「スパイスは植物の種や皮や葉。どれが良くてどれが悪いってないですよね。それぞれの良さがある。ブラックペッパーは人気者だけど、ターメリックにも良いところがある。つい人気者になりたくなっちゃうけれど、ありのままで良いんです」と豊田さんは言う。その集合体が、カレーなのだ。
カレー屋ヒゲめがねの開店1周年を記念して「100人カレー」のプロジェクトが始まる。
「100人到達するまで続けるスパイスカレー教室」。佐久穂町を中心に、ヒゲめがねのお客さんも、まだ会ったことがない人も、近所の人も、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、100人に達するまで教室を開き、豊田さんがスパイスカレーを伝授する。
「リストはこちらで準備するので、必要な食材は各自持ち寄りで。タマネギなどは、ぜひお家で採れたものを持ってきてください。スパイスは私が用意します!」
100人カレーは恩送り
佐久穂町で数々の奇跡的なご縁に恵まれてお店を始められたこと。たくさんのお客さんに来てもらえたこと。そして1年経った今、佐久穂が大きな愛着を感じる土地になったこと。その全てに感謝の気持ちがある。
「わたしならではの恩送りってなんだろう」
と考える中で、ひらめいたのが「100人カレー」。
「わたしにはスパイスがある。カレー作りなら教えられると思ったんです」
恩返しではなく、恩送り。
受け取った恩をそのまま返すのではなく、他の誰かにつなげていく。その温かい気持ちを受け取った誰かが、また他の誰かにつなげる――。そんなループが佐久穂町に生まれれば。
このカレー教室の参加費は無料。そのかわり、豊田さんは参加者にある問いを投げかける。
「自分はどんな恩送りができるだろう?というのをぜひ考えてみてほしいです」
100人カレーはあなたへの問い
「自分が持っているものに目を向けてみませんか?」
100人カレーは、そんな問いを投げかける場でもある。問いがあるから考える。問いが答えを導き、行動を生み出す。
「その人にしかない経験、生い立ちが必ずある。自分が持っているものに気付いて、思い切って言葉にしてみると、その言葉がもう一度耳から入ってきて、自分の力になる。」
ひとりひとりが持っているものに目を向ける。これが「100人カレー」のもうひとつのメッセージだ。
100人カレーは鎧を外したからこそ
スタートはいつでも自分。豊田さんは会社員生活を辞めて佐久穂町に来る時、自分は何が心地よくて、何がしたいんだっけ?と自問自答した。
「楽しく生きたい。今の自分にとって“楽しい”とは、家族とゆっくり過ごすこと。だからお店は週4ランチのみの営業。普通に考えたら無謀なことだけど、佐久穂町に来たら自分を大切にしようと思った。そうやって見えた景色がある。あ、こういう人生のほうがいいな。と素直に思えた」
自分の持っているものに目を向けること。
自分にはこれがある。自分はこれがしたい。スキルでも、思いでも、自分の内側にあるものに目を向けた時、誰かの期待に応えるためではなく、自分を満たすために前進する力が湧いてくる。
「他人の目ばかりを気にして、外面の良い華美な鎧で着ぶくれしていた。でも、それっていったい誰の人生なんだろう。自分の思いに正直に動くと、内側から満たされた。心にもゆとりが生まれてくる。すると、今度は周りのためにという意識が、自然とわいてくるようになった」
自分を押し殺して周りのために動くことは、どこかで無理が生じる。自分と向き合い、満たすことが、周りにも良い影響を与える。そう、スタートはいつだって自分なのだ。
鎧を外し、自分を大事にしたからこそわき上がってきた想いをもとに「100人カレー」は始まろうとしている。
スパイスは食を豊かにする
前職のハウス食品で培った「スパイスマスター」の知見は興味深い。ハウスというとカレーのイメージが強いが、会社の始まりは七味などスパイスの問屋さんだったそうだ。「スパイスがあると食が豊かになる」という理念を、豊田さんは大切にしている。
「例えば、ラーメンとお蕎麦。辛みを加えるために、何を入れますか?一般的にラーメンはコショウでそばは七味。その逆ってあんまりないですよね。なんでだと思いますか?」
たしかにそばにコショウを入れたことってないな。なんでだろう。実は、そこには食文化を豊かにするための理に適った理由がある。気になる方は、ぜひ豊田さんに聞いてみてほしい。こんな小ネタもたくさん「100人カレー」の教室では披露してくれるそうだ。楽しみ。
100人カレーの先にあるもの
「100人カレー」のゴールを聞いた。
「100人カレーフェスを開きたい。参加者が作った100食のカレーが並んだらおもしろい。同じレシピだけど、きっとそれぞれの家庭で違う味になると思うんです。あとは、カレーづくりにハマる人が増えて、佐久穂がカレーの街になったり、佐久穂にスパイス(トウガラシやパクチー)農家ができたり、そういうことがあるかもしれない(笑)」
そして、このプロジェクトをやりきったとき、「自分が持っているものに目を向ける」ことの大切さを共有する仲間ができる。それはつまり、なにかを始めようと思った時に、行動を起こすために応援し合えるベースができるということ。
カレー屋ヒゲめがねとは
カレー屋ヒゲめがねは、豊田夫妻が2人でお店を切り盛りしている。この「100人カレー」は夫の陽介さんひとりで行うプロジェクトだそうだ。てっきり2人でやっていくのかと思っていた。
「特に相談してないですね」(陽介さん)
妻の愛子さんにも聞いてみた。
「はい。別ですね」(愛子さん)
なんともさっぱりしている。
陽介さんには陽介さんの、愛子さんには愛子さんの、この店でやりたいことがきっとまだまだあるのだろう。「お互いが応援し合える夫婦関係が理想」だと陽介さんは言っていた。ヒゲめがねは、2人の自己実現のためのベース基地なのかもしれない。
「100人カレー」、乞うご期待。
★100人カレー参加者感想★
既に開催済みの回に、ご参加頂いている方の感想を下記ページでまとめてます。100人カレー参加検討の一助になれば幸いです。