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問いを出す力

会議、授業や講義で最後に「質問はありますか?」と聞かれても無いことが割りと多い。私も実際良くくらう。実はこれは日本だけである。よっぽど完璧な話だったのならいいが、逆に聞き返したら「分かりません」ばかり。よっぽど興味がないのかなと思って凹む。

だから考えた。
『日本人が問いを出すのが苦手』と。

「日本人が問いを出すのが苦手」という見方は、一定の背景や要因に基づいているかもしれません。この傾向については、いくつかの理由が考えられます。


 1. 教育システム

日本の教育システムは、長い間、知識の習得や正確な答えを出すことに重きを置いてきました。生徒たちは、教科書の内容を覚え、正しい答えを導き出すことに集中することが求められるため、疑問を持つことや、自分で問いを立てる習慣があまり培われないことがあります。


2. 文化的な要因

日本の文化には、和を重んじる姿勢が強く、集団の調和を保つために、個人の意見や疑問を押さえつける傾向がある場合があります。また、目上の人に対して異論を唱えたり、質問をすることが「失礼」と見なされることもあります。このような文化的背景が、問いを立てることに対する躊躇を生む可能性があります。


 3. 「間違いを恐れる」心理

多くの日本人は、間違いを犯すことを恐れ、それを恥と感じることが多いと言われています。この心理が働くと、他人の前で疑問を表明することに対して慎重になり、質問をしづらくなってしまうかもしれません。


4. 集団主義

日本社会は集団主義的な傾向が強いため、個人の考えや意見を強調するよりも、集団の意向に従うことが重視されることがあります。このため、自分から積極的に問いを立てることが難しいと感じる人が多いのかもしれません。


5. 習慣の欠如

日本では、議論やディスカッションを行う場が限られており、問いを立てる習慣があまり形成されていないという指摘もあります。問いを立てるためには、思考を深める経験が必要ですが、その機会が少ないことが、問いを出す力を抑制している可能性があります。

どうすれば問いを出す力を向上できるか?

問いを出す力を向上させるためには、教育現場や職場でのディスカッションやクリティカルシンキングの訓練を増やすことが重要です。また、問いを立てることが評価される文化を育むために、質問や異なる視点を歓迎する風土を醸成することも必要です。


問いを立てる力は、個人や社会の発展において重要なスキルであり、これを向上させるための取り組みが、個々人や組織、さらには社会全体の成長に繋がると考えられます。


問いを出せる力をつけるためには、以下の方法が効果的です。

  1. 好奇心を持つ: 日常の出来事や学びに対して「なぜ?」や「どうして?」と自問する習慣をつけましょう。疑問を持つことが、問いを立てる最初のステップです。

  2. 観察力を養う: 周囲の物事や人々の行動をよく観察し、気になる点や不思議に思うことを書き留めることで、問いを見つける訓練になります。

  3. 異なる視点を探る: 一つの事柄について、異なる視点や立場から考えてみると、新しい問いが生まれやすくなります。例えば、他の人の考えや文化的な違いを理解しようとすることで、より深い問いが浮かび上がります。

  4. 反省する時間を持つ: 自分の経験や学びを振り返り、「この経験から何を学んだのか?」や「他にどんな方法があったのか?」など、問いを持って反省することが重要です。

  5. 問いを立てる練習をする: 読んだ本や記事、見た映画などについて、具体的な問いをいくつか立てる練習をしてみてください。問いの質を上げるために、他の人とディスカッションすることも有効です。

  6. 知識を広げる: 幅広い知識を持つことで、より多くの問いが自然に湧き出てきます。新しい分野に挑戦し、学ぶことで、知識の幅を広げましょう。

これらの方法を継続的に実践することで、より鋭い問いを立てる力が身につきます。

失ってしまった好奇心を復活させるためには、いくつかのアプローチがあります。以下の方法を試してみてください。

  1. 小さなことから始める: 大きな興味や関心をすぐに取り戻すのは難しいかもしれません。まずは、小さなことに目を向けてみましょう。普段見過ごしているような些細なことに注目し、「なぜ?」と問いかけることで、少しずつ好奇心が戻ってくるかもしれません。

  2. 新しい体験をする: これまでに経験したことのない活動や場所に挑戦することで、新しい視点や興味が生まれることがあります。旅行、料理、スポーツなど、未体験のものに触れてみると良いでしょう。

  3. 興味のある人と交流する: 好奇心旺盛な人や、自分が興味を持っていたことに詳しい人と話すことで、再びその分野に対する関心が高まることがあります。他者の情熱や知識は、刺激となり、自分の好奇心を呼び覚ますきっかけになります。

  4. 読書やドキュメンタリーを見る: 自分の好きなジャンルや、気になっているテーマの本やドキュメンタリーを楽しむことも効果的です。知識が増えると、それに伴って興味も湧いてくることが多いです。

  5. 日記やメモをつける: 日常の中で感じた小さな疑問や、興味を持ったことを書き留めておくことで、後から振り返り、好奇心を育てる材料にできます。自分の考えや感じたことを整理することも、好奇心を再発見する手助けとなります。

  6. 目標を設定する: 好奇心を呼び起こすために、小さな学びや達成感を得られるような目標を設定するのも良いでしょう。例えば、「毎日新しい単語を一つ覚える」「月に一度新しい趣味に挑戦する」など、達成可能な目標を作り、その過程で得られる発見を楽しむことが大切です。

これらの方法を試しながら、少しずつ自分の好奇心を取り戻してみてください。

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