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商売の極意その1

商売の成功者の様々な考え方を紹介します。経営者それぞれの経験からの格言ですので、どれも間違ってないとは思いますが、全部は真似出来ませんし、矛盾するような事もあります。数ある中でも自分がなるほどと納得したもや、自社に合うもののを試してみましょう。

「成功したければ、失敗の原因を探すな」

「成功したければ、失敗の原因を探すな」という考え方には、いくつかの理由が考えられます。

  1. 前向きな行動に焦点を当てるため: 失敗の原因を探すことに固執すると、過去に囚われ、次の一歩を踏み出すことが難しくなる場合があります。成功を目指すには、未来志向で前向きな行動に焦点を当てることが重要です。

  2. 学びを得ることは大切だが、過度に反省するとリスクがある: 失敗から学ぶことは大事ですが、あまりにも原因追求に時間を費やすと、自己否定や自信喪失につながることがあります。それよりも、改善策や新しいアプローチに集中する方が、次の成功につながることが多いです。

  3. 失敗の原因は複雑なことが多い: 失敗の原因は複数の要因が絡み合っていることが多く、すべてを正確に特定するのは難しいです。あまり原因探しに時間を使うよりも、成功の要因や改善すべき部分に目を向ける方が建設的です。

このような理由から、「失敗の原因を探すな」というアプローチは、未来志向で行動を起こすための心構えとして有効だと考えられます。
また、成功の要因を研究する方が上記の逆の効果が期待できます。スタートアップ企業や新しいプロジェクトの場合の初期段階では特にこちらを分析しましょう。

「興味に勝るものはない」

興味のない仕事を行う場合、やはり効率が落ちやすいですし、好きでその仕事に取り組んでいる人には勝ちにくいことが多いです。

  1. モチベーションの差: 興味がない仕事に対しては、どうしてもモチベーションが低くなりがちです。モチベーションが低いと集中力や持続力が欠け、作業効率が下がります。一方で、好きなことに取り組んでいる人は、自然とやる気が高まり、積極的に課題に取り組むため、より効率よく結果を出せることが多いです。

  2. 自主的な学びと改善: 好きなことに対しては、自発的に学び続け、自己改善を行おうとする傾向があります。このプロセスが積み重なると、長期的には大きなスキル差や成果の差が生まれます。一方で、興味がない仕事では、必要最低限の作業をこなすだけになりやすく、自己成長やスキルの向上が停滞します。

  3. 創造力や問題解決力の違い: 興味がある分野では、創造力や柔軟な発想が働きやすく、問題解決にも積極的に取り組めます。反対に、興味のない仕事では、アイデアを出すことが億劫になり、問題解決にも消極的になりがちです。

ただし、興味がない仕事でも効率を高める方法があります。たとえば、明確な目標を設定したり、自分の成長に繋がる部分を見つけたりすることで、モチベーションを引き上げることができます。また、興味がない仕事を通じて身に付けたスキルが、後に好きな仕事に活かせることもあります。

興味のある仕事がやはり有利ですが、工夫次第で興味のない仕事でも効率的に取り組む方法はあると考えられます。

「熱狂的なファン」を作る

商売において、最初に「熱狂的なファン」を獲得することが重要だと言われる理由には、いくつかのマーケティングやビジネス戦略に基づく考え方があります。これにより、ビジネスが後に「爆発的に伸びる」可能性が高まる理由を解説します。

  1. 口コミ効果と信頼の構築: 熱狂的なファンは、その商品やサービスを他人に進んで推薦します。口コミは非常に信頼性が高く、マーケティング手法の中でも強力です。最初にこのファン層を作ることで、彼らが自然と周りに製品やサービスを広め、より多くの人々に知ってもらうことができます。これが、爆発的な成長のきっかけとなります。

  2. 製品やサービスのフィードバック: 熱狂的なファンは積極的にフィードバックを提供します。彼らの意見は非常に貴重で、製品の改良や新しいアイデアの源になります。こうしたフィードバックに基づいて商品を改善すれば、さらに多くの人々に受け入れられやすくなり、拡大につながります。また、ファンは企業と強い感情的なつながりを持ち、長期的な支持者となる可能性が高いです。

  3. ブランドの信頼性と社会的証明の強化: 初期段階で熱狂的なファンがつくと、その存在がブランドの信頼性を高めます。特に新興企業や新しい商品は、まだ広く知られていないために信頼を得るのが難しいですが、熱狂的なファンの支持は「社会的証明」として機能し、他の消費者にも信頼されやすくなります。

  4. 初期のファンが持つ拡散力: 特に現代のSNS時代では、熱狂的なファンがネット上で製品を積極的に紹介し、広める力があります。彼らは企業の「アンバサダー」として、SNSやブログなどを通じて自ら広報の役割を果たすことがあり、急速に知名度を拡大することが可能です。

  5. ネットワーク効果: 一度熱狂的なファンが一定数を超えると、彼らの口コミや行動によって新しいユーザーが次々に加わり、ネットワーク効果が発生します。つまり、新しいユーザーが入ってくることでその製品やサービスの価値がさらに高まり、加速度的に広がるという現象です。

まとめると、商売において最初に熱狂的なファンを獲得することは、信頼性の向上、口コミの拡大、製品改良に繋がり、結果としてその後の爆発的な成長を引き起こす重要なステップとなります。ファンが企業の強力な推進力となり、自然とビジネスが拡大していく流れが生まれるのです。

「営業メールの極意」

集客心理に基づく効果的なメール戦略について、次のステップで解説します。

一斉送信を避け、個別に送る

メールを一斉送信するのではなく、1人ずつ個別に送ることで、受信者に「自分に対して特別に送られた」と感じさせることができます。これにより、受信者は他の人とは違う、特別な対応をされているという感覚を抱き、反応率が高まる傾向にあります。

返事がない人に催促する方法

返事がない場合、直接的に「まだ参加しませんか?」というのではなく、他の多くの人はすでに参加しているというメッセージを伝えつつ、「皆んな参加するけど、あなたはどうする?」と軽く催促します。これにより、相手に「他の人が参加しているなら、自分も参加しないと取り残される」と感じさせ、集団心理を利用して行動を促します。

定員が埋まったことを伝え、追加募集を案内する

定員が埋まったことを伝えた上で、「もう少し増やすことにしたけど、どうですか?」と提案します。これは「限定性の原則」を活用した心理的なテクニックです。「もう定員が埋まってしまったが、特別にあなたにもチャンスがある」というメッセージを送ることで、希少性を感じさせ、参加意欲を高めることができます。

多数派効果が働く段階で一斉送信に切り替える

最終的に、一定数の参加者が集まり、大多数が参加している状態になったら一斉送信に切り替えます。これは「社会的証明」という心理効果を利用しています。多くの人がすでに参加していると伝えることで、他の人も安心し、参加しやすくなります。「多くの人が支持しているから自分も大丈夫だ」という安心感が集団行動を引き出すのです。

この方法は、一人ひとりに特別感を与えつつ、集団心理を巧みに活用し、徐々に参加者を増やす効果的な集客戦略です。

「アンカリング」で成績アップ!

営業において、顧客に対して最初に一番高額な商品を提示し、そのメリットを丁寧に説明する「アンカリング」手法は非常に効果的です。次のステップでその過程を分かりやすく解説します。

アンカリングとは何か

アンカリングとは、人が最初に得た情報(アンカー)に基づいて、その後の判断や選択が影響を受ける心理現象です。例えば、高額商品を最初に提示することで、顧客の頭の中にその金額が「基準」として設定されます。

高額商品の提示

まず、営業マンは顧客に対して一番高額な商品を最初に提示します。この段階で「これが最高品質の製品です」と強調し、その製品の特長やメリットを詳しく説明します。例えば、「この商品は最新の技術を使っていて、他の製品に比べて○○が優れている」と具体的なデータや実績を示します。

メリットを明確に伝える

高額商品のメリットを丁寧に説明することが重要です。顧客がどのようなニーズや問題を持っているかを理解し、それに対して高額商品がどのように解決できるのかを示します。このプロセスでは、以下の点を強調します:

品質の高さ: 長持ちすること、安心感が得られること。

費用対効果: 初期投資は高いが、長期的にはコスト削減につながること。

カスタマーサポート: 購入後のサポートやアフターサービスが充実していること。

比較を促す

高額商品を提示した後、次に中程度や低額の商品を示します。ここで、「最初にご紹介した商品と比べて、こちらはどうでしょうか?」と尋ねます。この際、最初に提示した高額商品が基準となっているため、中程度や低額の商品が「お得」に感じられる可能性が高くなります。

顧客の心理的変化

このプロセスを通じて、顧客は高額商品の価値を理解し、その価格が相応であると認識するようになります。また、他の選択肢が相対的に安く感じるため、最初の高額商品への抵抗感が薄れ、成約しやすくなるのです。

クロージング

最後に、「この商品を選ぶことで、○○の問題を解決できるので、非常に価値があります」というように、再度高額商品のメリットを強調します。そして、「ぜひご検討いただきたい」とクロージングに持ち込みます。この時、顧客が初めに感じた高額商品への価値が、実際に購入する際の決断を後押しする要因となります。

まとめ

このように、最初に高額商品を提示し、そのメリットを詳しく説明することで、顧客の心理に働きかけ、最終的に高額商品の成約率を高めることが可能になります。アンカリングの効果を活用することで、顧客は選択肢を見極めやすくなり、より良い判断ができるようになります。


これらの手法を覚えた上で、自分の仕事に変換、活用することが一番大切です!それはきっと誰も正解の分からない選択になるでしょう。失敗を恐れずに、たとえ間違えても思考を停めずにやり続ければ必ず成功します!先ずは、思い立ったら直ぐに行動です!
次回の『商売の極意』をお楽しみに。


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