映画感想：神は見返りを求める
はい、登場人物ほぼみんなクソですクソ！！
ムロツヨシも岸井ゆきのもみんなみんなクソ！！！
クソ煮込みうどんです！！
もうさっさと本題いこう！！
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※ネタバレ含みます
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神は見返りを求める
簡単なあらすじ
イベント会社に勤める田母神尚樹（ムロツヨシ）は、ユーチューバーとして大成することを夢見る川合優里（岸井ゆきの）と出会いその活動を支援するようになる。だが田母神の善意はむなしく、自分の手元から離れれば離れるほど優里は成功をおさめていく。
先に言っときますけど批判じゃないですよ。この作品はユーチューバーってものを馬鹿にしすぎです。「ユーチューバーってどうせ少し運が良かっただけの頭が悪い奴だろ？」って描き方があまりにも過ぎる。
ただ申し訳ないことにですね！！！
マジでそう思っちゃってます！！！！
一般人から見える範囲の情報だと、ほとんどその通りだろうって思っちゃってます！！！だからユーチューバー、あるいは類似した部分のある表現者・発信者からすると腹が立つ部分があるかもしれない。
少しだけ彼らを擁護するような表現があったものの、「やってることがバカっぽい」といった根本的に見下したスタンスは抜けてなかったのでちょっと可哀想でした。
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いくつかレビューを見るとこの作品は現代的な愛憎劇、といった旨の内容が多くありました。ただ自分は愛憎劇というよりは「人は独りでは生きていけない」といったメッセージが主となるヒューマンドラマのように感じました。
田母神は、物語の中盤でブチ切れて豹変したように見えますが、行動原理は冒頭から変わっていなくて
だれかの役に立ってる・誰かに認められてる、と感じたい
というシンプルな承認欲求なんですよね。
ただ会社で特別仕事ができる訳でもなければ、パートナーがいる訳でもない。だから欲求は満たされることがない。
だから人に金を貸しちゃう、だから飲み過ぎた優里の介抱だってした。
優里に身体でお返しをしたいと迫られた時にそれを拒否したのも、求めていた欲求が異なるからだ。優里に期待してるのは性欲を満たすことではなくて、頼られそれに応えるという関係性なんだなって。
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田母神があんなにもブチ切れたのは
いままでの優里の活動に対する支援・奉仕が、まるで意味のないことのように扱われたからじゃあないと思うんです。
満たされていた思いが嘘だったかのように思えて
自分が生きる意味のように感じていたことが否定されて…
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とにかくクソな野郎がいっぱい出てきた作品だった。
あと優里はバズって変わっちゃったんじゃなくて
元から性格も良くなければ（コールセンターの人たちとのやり取りでわかるように）想像力の低いお馬鹿（生肉動画UPしてる時点で）。
私が思うに優里が脱いできた時にキチンと抱いて、ユーチューバーではなく恋愛に人生を見出す方向に持っていければ二人はハッピーエンドだったんじゃないだろうかと思う、つまりはSEX イズ ジャスティス。
そんな映画。
おすすめです。