2024/6/21 ファクトではなく人を信じる:多様性を活かすリーダーシップ

現代の組織運営において、画一的な基準で人を管理しようとすること自体に無理があります。
人はそもそも多様であり、一人ひとりが異なる個性や能力、経験を持っています。
これを理解するだけで、少し考えれば、画一的な管理が適していないことは明らかです。

それにもかかわらず、時々「ファクト(事実)やエビデンス(証拠)がなければ動けない」と主張する人がいます。

しかし、これは単なる言い訳と逃げ癖がついて、
考えることを放棄し、責任を回避する姿勢に過ぎません。

ファクトやエビデンスは、確かに過去からの学びには有用です。
あくまでも過去のこと。
固執して、盲目的に追い求めるのは、正解探しの癖が抜けていない証拠です。

未来に向けて大切なことは、まずは現実を自分事として把握すること。
そのうえで、何が問題かを考え、状況に応じて適切に判断し、行動を続けること。

常に変化する世の中では、初めから完璧な解答を求めることは不可能です。
それでも大切なことは、自分の頭で考え、判断し、行動を続けること。

大切なことは、個々人の多様性を理解し、個々の可能性を引き出し、
それぞれの強みを活かすことです。

そのために必要なのは画一的な基準ではありません。
必要なのは、柔軟な思考と人の可能性を信じるハートです。
柔軟な思考と、人の可能性を信じる姿勢が、組織全体の成長を促します。

それこそが、真の意味での「マネジメント」であり、リーダーシップとなるのです。

またこれは、自分の可能性が引き出されることと表裏一体なのです。

素敵な週末をお過ごしください。

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