ウィークエンドシトロン
ウィークエンドシトロン
週末に大切な人と食べるケーキという意味があるらしい。
素敵な由来のあるケーキ
柑橘が好き
焼き菓子が好きな僕にもたまらないケーキである。
初めて出会ったのは30歳になる手前くらいだったと思う。
先輩パテシエがウィークエンドの切れっぱしをくれたのがきっかけ。
食べたらとても美味しくって、いつもパテシエルームによってはつまみ食いさせてもらっていた。
時は流れて10年後
初めて自分で作ってみる。
この頃には、国産レモンが出回る頃に自分でレモンピールを作るくらいの腕前にまで上がっていた。
ただ、作るのは好きだが、消費が苦手。
で、始めたのが焼き菓子。
本当にいろいろ物に使えて嬉しい。
さて、では作る。
簡単なものは、レモンの皮をすりおろして、生地に混ぜて、レモン風味のアイシングをして終わり。みたいなものから、レモンピールをたっぷり入れて、ラムのシロップをふんだんに染み込ませて…みたいなのまである。
もちろん、私が作るのは、レモンの皮を入れて、レモンのピールも入れて、レモンのピールをつけたシロップにたっぷりラムを入れたシロップを染み込ませて、レモンの果汁のみのアイシングをかける、レモン大好きな人にはたまらないやつを作る。
そして、食べごろは次の日から。
一口食べるとアイシングの食感と、レモンの爽やかさとほんのりある苦味、ケーキのバターのかおりと少し大人っぽいラムの香り。
全てがたまらない。
コーヒーもいいが、紅茶がいい。
例えるのなら誰だろう。
ちょっとクセになる爽やかさ。
深津絵里っぽい。
そんなケーキ。
あー今日も素敵なお菓子が作れて幸せ。