サッカー指導2021/2/18
今日のサッカー指導の練習内容と意図を書いていきたいと思います。先日いつも学ばせてもらっている方が言われていた「リフティング」「ボールタッチ」「1対1」を少し工夫して練習に取り入れてみました。
寒かったので、リフティングと1対1は入れずに、人数が多かったので2対2を入れました。
それについても書いていきます。
・しっぽ取り
練習内容
・ビブスをしっぽにする
・少し狭い(15×15)コートをマーカーで作る
・ビブスを取りに行く
練習意図
この練習は、普段やっている体を動かすトレーニングの代わりに入れました。その狙いとしては、今日は雪が降るほど寒かったので体を温めることが1番の狙いでした。
子どもたちは狙い通りに、動き回り体を温めていました。
ただ体を温めるアップとして入れたのではなく、普段行っていたステップをこの中で使ってほしい隠れた狙いがありました。
そこは、あえて伝えずに見ていると、バックステップや切り返しなどで取られないようにかわしていたので、体の使い方がうまくなってきたなと思います。
また、以前しっぽ取りを行ったときに比べて1人1人の動きが良くなっていました。
普段入れている、体を動かすトレーニングの効果が出ていることが実感できました。
・ボールタッチ
練習内容
・足裏交互タッチ
・片足で足裏タッチ
・インサイドで交互にタッチ
・ボールスライド
練習意図
先日に、ボールタッチの重要性を聞いて実際に取り入れてみました。
ボールタッチができることで、プレーに余裕が出てくるからこそ他のことに力を使わなくていいので、顔があげるとができるといわれていて納得する部分が多くありました。
顔が上がらいない原因が、周りが見えていないから上がらないのかとトラップやプレーに余裕がないから上がらないのかを考えていました。
理屈として後者のほうが納得がいくので今後は、プレーに余裕を生むために足元の技術を高める練習メニューで行きたいと思っています。
ボールタッチはたくさんありますが、部活の時間が限られていたので絞って行いました。
その中で、スライドの練習はダブルタッチという技の基礎編みたいなものです。前回のTR内容でも書いたように、1番習得しやすい技でありつつ、試合では1番使える技であると思います。
なので、スライドの練習を重ねていき、子どもたちが無意識に抜く選択肢にダブルタッチが出てくるまで練習していきたいと思います。
・2対2
練習内容
・2つに分ける
・コートは(縦25×20横)
・2対2を余裕をもってできる広さ
・積極的にゴールを狙う
練習意図
ある程度の広さですることによって、練習の強度を上げることを意識していました。また、先ほどのボールタッチで行った、スライドの応用であるダブルタッチを使ってみることや積極的にシュートを打ちにいくを声掛けしていました。
強度を上げる目的は、高学年生になってくると心肺機能が発達してくるので基礎体力としての持久力をつけることです。
ダブルタッチは実際に、使ってみてどのようにしたらうまくいくのかを体感してもらい、難しい部分やうまくいかないことを経験しながら成長しても羅うために使わせていました。
積極的にシュートを打つことは、サッカーは「~人抜けたら1点」ではなくシュートを打ってゴールに決めないと点数は入りません。
なので、抜くことが目的になってしまうと本質から外れているように感じるので、まずはゴールを狙いにいくという声掛けをしました。
また、シュートを打たれるならばそれを止めるためにディフェンスに行くようになります。そのようになると、フェイントだったりパスだったりといったように違う選択肢が出て来ます。
そこが、サッカーの面白いところであるので子どもたちに味わってもらえるような声掛けや環境設定や技術を習得させていきたいと思います。
・ミニゲーム
練習内容
・(縦50×20横)のコート
・ビブスはあえてつけない
・仲間の判別方法は声を出すことやアクションを起こすこと
練習意図
ビブスをつけてチームをわかりやすくしなかったのは、声を出す練習のためです。
サッカーはチームスポーツであり、8対8や11対11で行います。
その際に、最終的にプレーするのは個人の判断になりますがその選択肢として周りの声があります。
自分1人では見えていないところも周りの声があることで、わかるという現象が試合の中で多く起きます。
実際に、プレーしていた時に「フリーだよ」や「後ろから来ているよ」という声をかけてもらえると助かります。
そのように、チームスポーツの楽しさや重要さを知ってもらいたいので、今日のミニゲームではビブスをあえてつけませんでした。
子どもたちに、伝えていたのでプレーの際には、声を出してアピールする子や手を上げる子がいたので、自分で考えて行動していてすごいと感じました。
・終わりに
最近の練習を通して声掛けをしている内容として、「自分の事よりチームの事をしよう」や「次なにをするのかを考えて行動しよう」といっています。
その2つに共通しているのが、自分の頭で考えて行動することです。
これから、子どもたちが中学生、高校生となっていくときに、受動的な人は成長が遅いと思います。また、受動的な構えの人は言われるまで何もしない指示待ち人間になってしまいます。
だからこそ、自分で考えて行動するといった能動的な子に成長してほしいと思っています。
その、成長をサッカーを通してお手伝いして行こうと思います。これからも、子どもたちと共に成長していこうと思います。