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少女の恩返し(7) (140文字小説)

 最後の日、私は泣いて逃げた。

 康介さんの家には、いくつかの風景画が飾られてる。

 絵には疎いけど、とても優しいタッチで私は好きだった。

 興味本位で聞いたのが、間違いだった。

 絵は、全て康介さんが失明する前に描いたものだった。

 私は、こんなに才能溢れる人の人生を壊していたのだ。

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