いつかの連作5
残されたケーキを包んでいくラップ時間をさかさまにしてみたい
ブラウスの袖をとおって消える風、独りになれてしまう夕べに
生きるってことに気付いたゴミの日の朝に袋をひきずりながら
熱をもつごとにますます色を増すわたしが新緑ならばよかった
かなしみがペットボトルの底にいてうまく飲み干すことができない
✧☾✧
いつかの連作「かざぐるま」より
🌙𖤐⡱
いつもありがとう𓂃 𓈒𓏸 𓋜 . *
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