晩飯抜き
昼飯。
若手男子と出かけた途中、食べたいものがあるとのことで、連れて行かれたスパゲッティ屋。
ボリュームがあるので有名な店、しかも、並から超大盛まで同じ値段。
並といっても麺の量は、400グラムもある。
そんなに食べられないだろと思いつつ、仕方ないので、ナポリタンの並をたのんだ。
一方、若手男子はナポリタン超大盛。その量、600グラム。
しばらくして、ナポリタンが運ばれてきた。
並の一回り大きい皿に山盛りの超大盛。
それに比べれば、並が小さく見える。
とはいえ、400グラム。
見ただけで、食欲が失せてきた。
最初のうちは普通に食べられたが、途中から飽きてくる上、腹いっぱいになってくる。
あと半分くらいのところから、ちびちび食べるようになってきた。
そんな私を無視して、男子は、メリメリ食べる。
おまえ、よく食べるよなぁ。
そんなことないっすよ。
だって、オレより多いのにオレより早いじゃん。
いや、一応、気ぃ使ってゆっくり食べたんすけど。
はぁ?どんだけ食うわけ?
これでも家では一番少食なんすよ。
いつも、お前はこれしか食えんのかって親父に怒られるんです。
・・・。どんな家なんだ、オマエんちは。
一日中胃がもたれて、晩飯抜きで過ごせた日だった。