【2024年2月3日-2月16日】たくさん知れる皮膚関連ニュース《ルチキズマブ、第II相試験で良好な結果を示し、第 III 相臨床試験へと進展/ヒト型抗OX40抗体の新情報/デュピクセント→リンヴォックへの切り替えの有効性など貴重な情報・ニュースが多数!!》
普段見過ごしがちな皮膚関連ニュースを見逃さないようにまとめました。
新薬情報から肌改善・肌トラブルにまつわるニュース、科学が発見している新情報など貴重な情報・ニュースが多数!
気になる記事をピックアップしてアトピーの改善に役立てていきましょう!
💊注目皮膚関連ニュース
①【新薬】ルチキズマブ、第II相試験で良好な結果を示し、第 III 相臨床試験へと進展
【ルチキズマブ、第II相試験で良好な結果を示し、第 III 相臨床試験へと進展】
中等症から重症の化膿性汗腺炎成人患者さんを対象とした第II相試験で、プラセボと比較して高い効果を示しました。
✅IL1α/1βをターゲットとする新しい治療薬
✅疼痛スコアの改善にも寄与
②【アレルギー】短鎖脂肪酸がアレルギーを抑制
【短鎖脂肪酸がアレルギーを抑制】
腸内細菌により食物繊維から作られる短鎖脂肪酸
👉生理活性物質プロスタグランジン(PG)の産生を促進
👉👉免疫細胞の活性化を抑制し、アナフィラキシーを改善
食物繊維がアレルギー反応の抑制に有効であることを分子レベルで実証
③【アレルギー】驚くべき関係性!動物の成分で食品アレルギー?!
【驚くべき関係性!動物の成分で食品アレルギー?!】
特定の動物に含まれている成分と同じ成分を含む食品に対してアレルギーを発症することが。
関連性がないと思っていても吸収された成分では一致し、発症ということは多くあります。
まず原因を知り、接触しないこと🙏
④【新薬】ヒト型抗OX40抗体の新情報
ここでご紹介している「ヒト型抗OX40抗体」=「KHK4083」(一般名:rocatinlimab)の新たな情報です!
協和キリンはアトピー性皮膚炎を対象に「KHK4083」を26~27年に国内投入する考えを示しています。
活性化T細胞を選択的に減少させることが確認
選択肢が広がります✨
⑤【花粉症】花粉で肌が荒れる「花粉皮膚炎」
花粉で肌が荒れる「花粉皮膚炎」
予防策は
①花粉をできるだけ皮膚に付着させない
②付着した花粉を早く除去する
③皮膚のバリアー機能を整える
衣服で防護して付着したら取る!
バリア機能を整えて肌の防護も!
⑥【新薬】IL-23受容体拮抗ペプチドの効果が有望
『中等度から重度の尋常性乾癬患者に対して、経口投与可能なIL-23受容体拮抗ペプチドの効果が有望』
投与グループはプラセボグループに比べて、有意に高いPASI 75応答率を示す
主に注射による治療が中心でしたが、選択肢が広がり、患者さんの負担が軽減される可能性が✨
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2308713?query=featured_home
⑦【その他】糖尿病と食べ物・飲み物の関連性
この記事では糖尿病と食べ物・飲み物の関連性について正しい情報とはということをお伝えしていますが、これはどの情報においても同様です。
簡単にお伝えすると因果と相関のお話。
因果関係はないけど、相関関係が出ているからそれっぽく結論付けている情報に注意!です!
⑧【肌トラブル】頭皮の痒みやふけの原因は?
頭皮の痒みやふけ。乾燥する冬と汗をかく夏では原因が違うかも?
冬⛄️頭皮の乾燥により。
早い周期で角質細胞が剥がれ、痒み・ふけが増加
夏🌻頭皮の汗や皮脂の分泌増加により。
頭皮が炎症を起こし、痒み・ふけが増加
洗髪方法やケアを見直してみましょう
詳しくは👇👇👇
⑨【新薬】ミチーガ(ネモリズマブ)に進展!
結節性痒疹の治療薬としてミチーガ(ネモリズマブ)に進展!!
米国食品医薬品局(FDA)に受理され、結節性痒疹に対して優先審査指定。欧州医薬品庁(EMA)に、本剤の製造販売承認申請が受理。
優先審査とは、通常よりも迅速に医薬品の承認審査を行うための制度💡
⑩【新薬】デュピクセント→リンヴォックへの切り替えの有効性
デュピクセント→リンヴォックへの切り替えの有効性/リンヴォック継続投与の有効性は?
デュピクセントからリンヴォックへの切り替え
👉デュピクセントで十分な臨床反応を得られなかったほとんどの患者が、リンヴォック開始後4週間以内に臨床反応のさらなる改善を経験
いかがでしたか?何か気になるニュースはありましたでしょうか。
また、新しいニュースや情報があれば、まとめてご紹介しますね。
次回更新をお楽しみに!
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