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中国語、比較文法まとめました/「比」「跟/一樣」「這麼/那麼」「比較」…
中国語の比較って結構種類があって苦手…という方も多いのではないでしょうか?でも日常会話では、よ〜く使う
しばらく苦手を放置していたけど、まとめてみました!
◇
まず、比較の文章でもよく登場する言葉をご紹介
台湾に来て、日本産の食べ物“こんなに”高いの!?と思いませんでしたか?特に、白菜、長ネギに長芋(笑)レシピ動画などで白菜の大量消費というワードを見かけると、羨ましいなあと思ったものです
この“こんなに”、または“あんなに”というニュアンスが日本語と同じように出せる言葉があります
「這麼:こんなに」と「那麼:あんなに」
「這」「那」の距離感の使い分けが必要です
・この車はこんなに高いから買えない:這輛車這麼貴,我買不起
・彼の会社の環境はそんなにいいの?:他公司的工作環境那麼好嗎?
さて、「這麼」「那麼」を押さえた上で、ここから基本の比較のカタチから見ていこうと思います。2、3の人、もの、事柄の間の基本的な比較です。比較する時の共通のルールとして、形容詞を使う文ですが一般的な形容詞文に必ずつく「很」などの副詞はつけません
基本のカタチ
〈肯定〉
A 跟 B 一樣+形容詞
・彼女と私は同じくらい細い:她跟我一樣瘦
〈否定〉
A 不跟 B 一樣+形容詞
・彼女は私とは同じ細さじゃない:她不跟我一樣瘦(対象の人間が違う、例えば王小姐とは細さが同じかもしれない)
A 跟 B 不一樣+形容詞
・彼女と私は同じように細くない:她跟我不一樣瘦(細い部分が違う)
Aが比較対象と同じようだ/違う、同じように物事をするか、しないかなどの比較
〈肯定〉
A(+動詞+目的語),(動詞+「得」)+跟+B+一樣+形容詞
A(+動詞+目的語),跟+B+(動詞+「得」)+一樣+形容詞
・今日の天気と昨日の天気は同じくらい暑い:今天的天氣跟昨天的一樣熱
・彼女は、私が歌うのと同じくらいうまく歌う:她唱歌,(唱得)跟我一樣好
・私は日本語を話すのは、日本人が話すのと同じくらい早く話せる:我說日本話,能像日本人說得一樣快
〈否定〉
否定では基本の否定形を基本に、どこ(何)と比べて否定するかを考えると「不」の置く位置が見えてきます
A(+動詞+目的語),(動詞+「得」)+不跟+B+一樣+形容詞
A(+動詞+目的語),跟+B+(動詞+「得」)+不一樣+形容詞
対象物ほど“あんなに/そんなに”〜 と比較する
「有/沒有」を使った文の時は、「這麼/那麼」の省略可能です
〈肯定〉
A+有/像+B+這麼/那麼+形容詞
・私は父のようにあんなに真面目に勉強する:我有我爸爸那麼用功念書
・うちの猫は人間みたいにこんなに寒さを嫌がっている:我的貓像人這麼怕冷
〈否定〉
A+沒有/不像+B+這麼/那麼+形容詞
・兄は弟のように背が高くない:我哥哥沒有弟弟(那麼)高
〈肯定〉
A(+動詞+目的語)(動詞+「得」)+有/像+B+這麼/那麼+形容詞
A(+動詞+目的語)+有/像+B+(動詞+「得」)+這麼/那麼+形容詞
・息子はパパと同じくらいあんなに多くご飯を食べる:我兒子吃飯吃得有爸爸那麼多
〈否定〉
A(+動詞+目的語)(動詞+「得」)+沒有/不像+B+這麼/那麼+形容詞
A(+動詞+目的語)+沒有/不像+B+(動詞+「得」)+這麼/那麼+形容詞
・一般車は小型車ほどあんなに遅く走らない:大車開得不像小車那麼慢
混乱しそうですが、基本の比較のカタチをベースに考えていくだけなので、文章を作って慣れていくと何とか行けそう!
◾️最大級は実は簡単↓
“〜と比べて、〜より” で表現する
どっちが対象物だっけ?と迷う場合、中国語文で主語は必ず文頭にくることを念頭において、「比+B」比較部分を隠して(一旦置いといて)「A=形容詞」とまずシンプルに考えるといいです!
〈肯定〉
基本のカタチ
A+比+B+形容詞
・彼は私より背が高い:他比我高
・牛肉は豚肉より高い:牛肉比豬肉貴
〈否定〉
A+不比+B+形容詞
・ママの顔はパパの顔と比べて大きくない:媽媽的臉不比爸爸的大
・アメリカは日本に比べて小さくない:美國不比日本小
比較のいろんな表現
A+比+B+還/更+形容詞
・今日は昨日よりもっと寒い:今天比昨天還冷
・日本の冬は台湾の冬よりさらに寒い:日本的冬天比台灣的冬天更冷
A+比+B+形容詞+差(はっきりした数字/一點/一些)
否定形はなし
・旦那さんは私に比べて20センチ背が高い:我老公比我高二十公分
A+比+B+形容詞+得多/很多/多了
・パイナップルはリンゴに比べてもっと重い:鳳梨比蘋果重多了
・彼らは私に比べてもっと頭がいい:他們比我聰明得多
〈肯定〉
A(+動詞+目的語)+(動詞+「得」)+比+B+形容詞
A(+動詞+目的語),比+B+(動詞+「得」)+形容詞
・彼は私が料理をするのと比べて上手に料理をする:他做菜做得比我好
・弟は兄に比べてもっと速く泳ぐ:弟弟游泳比哥哥游得快多了
〈否定〉
A(+動詞+目的語)+(動詞+「得」)+不比+B+形容詞
A(+動詞+目的語),不比+B+(動詞+「得」)+形容詞
A+跟+B+比起來,A+比較+形容詞
A、Bを比べるとAがどうだ、とふたつの名詞を比べる時に使えます。後半のAがこうである、という文に再度同じ名詞を持ってくる場合、最初のAは省略可能です
・中国語と英語を比べると、彼女は中国語の方が少し簡単に感じる:中文跟英文比起來,她覺得中文容易一點
・この店とあの店のケーキを比べると、この店の方がもっと美味しい:跟那家店的蛋糕比起來,這家店的好吃多了
こんな風に日常会話では文法的な比較って使わないかもしれませんが、お買い物などの日常生活で何気なく使う会話までスケールを狭めると結構使っていることに気付きます!それをきちんと伝えるようになりたいな!