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哲学は私に何を与えてくれたか(5)

前回までの分で、哲学のおかげで人生明るくなったよという話にまとまった。

でも実際は、元々考え込みやすい性格なので、今もささいな一つ一つに悩んで考え込んで落ち込んだり、友達や結婚相手を得ても「自分のことは誰も理解できない。自分は孤独だ」と思うことが少なくない。

それでもやはり、そうした時に他の思想家の思想を色々思い返して、自分の悩みに寄り添ってもらったり、もう一度考え直してみようと思えたりすることができるようになった。つまり、袋小路には陥りづらくなったのだ。

また単純に、哲学書を読めばいつでも「わ!こんな物の見方があったのか!」と開眼して脳が活性化されるような機会を簡単にくれる。

(ただし、哲学書は忙しい日常生活の中で手に取るには重く、時間の足りないものが多い。なので、日常生活で哲学書を読んで楽しむというのはなかなかハードルが高い。

それでも、過去に哲学書から得た学びはちゃんと未来の精神や思考のための財産になる。)

以上が私が哲学によって得られたもの、つまり良い変化だ。

(でも人によっては哲学に触れていて病み病みになってしまう人がいるのも知っている。大学の哲学科には病み病みな人が結構いた。そういう人についても別の機会に考えてみたい)

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