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WEB問診:コロナ-インフル感染対策【2020/2021 Infection Control プロジェクト】


加藤@理学療法士/WEB問診エバンジェリスト です。

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が危惧される中、地域の診療所などではインフルエンザ予防接種が始まり忙しくされているかと思います。

その中で、今冬の新型コロナウイルス・インフルエンザへの医療提供体制整備について案内のあった9月4日の事務連絡から、実際に同時流行が起きた際の対応方法についても苦慮されているのではないでしょうか。

9月4日事務連絡 【次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について】

事務連絡の内容を確認すると、発熱を呈する患者の相談先が「接触者相談センター」から「かかりつけ医等」となり、地域の診療所などにすると大きな変化ではないかと思います。

新型コロナウイルス、インフルエンザの感染疑いの患者を受け入れるためには、感染リスクのある患者を同じ空間で待機させないよう管理し、事前に状況確認の上トリアージを行う必要があります。

中にはオンライン診療等を活用しトリアージされるクリニックも少なくないと思います。ただ、その中でもインフルエンザの場合は48時間以内の投薬が求められる等、スムーズなご案内が必要になっています。

何名かの医師の先生にもヒアリングしましたが、次のようなご意見やお悩みを頂いきました。

■発熱患者と通常診療の患者を時間・空間で分ける必要がありオンライン診療などの活用を考える必要がある。
■コロナ・インフルエンザの疑いを事前の鑑別しようとすると多くの質問が必要になり、電話で事前トリアージを行う場合、電話対応に人と時間が取られてしまう。
■コロナ検査は行えないが鑑別してインフルエンザへの治療は行う必要がある。

これまでもSymViewをご活用いただき、新型コロナウイルス感染のトリアージを行っていただく事例は多くありました。

そこで新型コロナウイルスにインフルエンザの鑑別質問を加えた、今冬における発熱症状用WEB問診と、WEB問診を活用した発熱患者対応フローを準備させていただきました。

その他にもオンライン診療に活用できるtonectの一部無償開放や患者への説明ツールを【2020/2021 Infection Control プロジェクト】として提供させていただきます。

【2020/2021 Infection Control プロジェクト】

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提供させていただく内容は以下となります。

1.新型コロナウイルス、インフルエンザの鑑別・診療方法選択を含んだ発熱症状問診
2.発熱症状問診
利用時の発熱患者受入時のフロー提案
3.患者アクセスツール「tonect」の一部無償開放
4.
患者周知ツール(WEBページ・チラシ・動画)


1.新型コロナウイルス、インフルエンザの鑑別・診療方法選択を含んだ発熱症状問診

クリニックごとのコロナウイルス検査の可否によって問診票を使い分けていただくように「発熱症状問診(コロナ検査あり)」「発熱症状問診(コロナ検査なし)」として以下の質問を含む内容で用意しています。

■新型コロナ関連質問
ー感染患者との濃厚接触
ー流行地への外出歴
ー同居家族の外出状況等
■周囲のインフルエンザ感染状況
ー家族・集団生活での感染状況
ー予防接種の有無
■発熱症状についての詳細質問
ー発熱の経過
ーその他、発熱に随伴する症状についての詳細
■回答結果に応じた受診方法のご案内
ー感染疑いが強い場合には一時待機の依頼等


周囲の感染状況などからコロナ・インフルエンザの感染疑いを判断しやすくすることに重点をおき、感染疑いが強い場合には一度クリニックからの連絡を待つよう案内を出すなどの設定を行っています。

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回答内容に伴う案内の変化は次項に記載します。


2.発熱症状問診利用時の発熱患者受入時のフロー提案

前提として、発熱外来(時間または空間で区分け)を設置した医療機関向けのフローになっています。

発熱外来の中でも、新型コロナウイルスの感染の疑いが強い方は更に時間を指定し、スタッフの感染防具の徹底や他患者との接触を避けられるように想定しています。

通常診療受診の患者はこれまで通りの受診方法、発熱外来を受診する場合はまずWEB問診を入力してもらう流れになります。

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本発熱患者用フローの通常診療と大きく異なる点は、予約以前に問診票を入力していただくところです。

発熱患者からお電話で問い合わせがあり電話にて症状や接触歴等を確認する代わりにWEB問診に回答していただくイメージです。

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フローの概要としては以下になります。まず、WEB問診に回答していただくことで感染の疑いの強弱でフローが別れます。

【新型コロナウイルスが強く疑われるケース】
接触歴や味覚嗅覚障害などから新型コロナウイルスの感染が強く疑われる場合には、クリニック側から受診方法の指示などが行えるように電話を待つよう待機の案内を表示します。
クリニックのWEB問診管理画面には以下のように『事前の電話連絡必要』と表示を出しますので前述の診療スケジュールイメージのコロナ疑いの強い患者向けの時間帯に案内します。
(コロナ検査不可のクリニックは検査希望確認し検査可能施設を紹介するなどしていただけます)

図1

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【コロナ疑い低くインフルエンザが疑われるケース】
周囲の流行状況等でインフルエンザが疑われる場合は、そのままクリニックの発熱外来に来院するよう案内を表示しています。事前にクリニックからの連絡は必要とせずインフルエンザの検査を早期に行う事を想定した案内になっています。

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【コロナ・インフルエンザとも疑いが低いケース】
患者に受診方法の選択でオンライン診療の希望も可能にしています。オンライン診療を希望した場合は『遠隔診療の連絡必要』と表示を出していますのでオンライン診療の予約についてのご連絡をしていただきます。
WEB問診上でメールアドレスの確認も行うことが出来ますのでメールにてオンライン診療の案内を送ることも可能です。

図2


予約を取る前にWEB問診を記入してもらうというフローに変化するため、院内では定期的にWEB問診の入力状況を確認していただく必要はありますが、その分電話対応の時間を短縮出来るイメージです。


3.患者アクセスツール「tonect」の一部無償開放

「tonect」は、ZOOM等WEB会議ツールやオンライン決済を使用できるサービスです。

図3

今回のプロジェクトでは2021年3月31日までサービスを一部無償利用出来るようにいたしました。

前述の発熱患者対応フローにてオンライン診療についても組み込んでおりますが、オンライン診療サービス未導入のクリニック等でオンライン診療を行いたい場合、一部無償にてtonectをご利用いただくことも可能です。


4.患者周知ツール(WEBページ・チラシ・デジタルサイネージ)

今回のフローのポイントは、繰り返しになりますが『予約などの前にWEB問診を回答してもらう』ことで電話などで事前問診を行う負担を軽減することです。

そのため、発熱時には予約や電話の前にWEB問診を回答するという流れを患者に理解してもらう必要があります。

そこで、案内にご利用いただける各種ツールもご用意いたしました。
チラシについてはクリニック様ごとに編集ができるようにデータを準備しております。

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以上、今冬の発熱患者への対応について苦慮されているSymViewユーザー様へのひとつのご提案として本プロジェクトをご用意させていただきました。

ご利用方法の詳細について記載しましたスタートアップガイドや各種ツールはユーザー様向けメールにてご案内しております。
ご確認ください。


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