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テリヤキバーガーと僕との関係
なんか Mamaladeさん の記事を読んでいたらハンバーガーの記憶が蘇ってきたので、記事にします。
ほんとに飲みたくなるので夜中禁止です(笑)。
初めてハンバーガーと出会ったのは、たしか小学校6年のときだったかな。
あんまり記憶力は良いほうではないけどこの話ははっきり覚えている。
となり町に大きいショッピングモールができた。
まだセブンイレブンが7ー11だったころの話なので、どれくらいわくわくしたか。
小学校を卒業するときに、コウイッちゃんが
「TAGOの卒業式、見に行ってやるよ」
「えっ荒らすんですか」
「違うよっお祝いしてやるよ。何か一つ言うこと聞いてやる。」
「じゃあ、ハンバーガーおごってくださいっ!」
「じゃあ、ロッテリアでテリヤキバーガーの食べ方教えてやるよ!」
いま考えるとダサい(笑)。
コウイッちゃんは僕の憧れの先輩で、簡単に言うとファン。
背番号もコウイッちゃんが 7 、僕が 6
7 を受け継ごうともしたけど、恐れ多くて(笑)。
でもコウイッちゃんの後に続いていきたかったから 6 にした。
スゲーっコウイッちゃんがおごってくれる。
これであの橋を渡ってロッテリアに行ける。
みんなに自慢できる!
卒業式が終わってグラウンドに出ると、約束どおりコウイッちゃんら4人がほんとに待ってくれていた。
同級生が?になっているなか、僕は同級生に
「テリヤキバーガー食べに行ってくるっ」
あの時の優越感ったらなかった。
急いで家に帰って、用意してあったコウイッちゃんにもらったアシックスのジャージに着替えて外に出たら、
「なんだそのジャージはっ。練習じゃねーんだぞっ。」
うそーっ
コウイッちゃんに気に入ってもらえると思ってわざわざ着替えたのに…
あげたことすら忘れてんじゃん…(彼女の心境です(笑)。)
しょうがなく修学旅行で着た私服をタンスから引っぱり出して、急いで着替えた。
自分ひとりだと怖くていけないけど、コウイッちゃんら先輩4人がいるって思えば自然とペダルを漕ぐ足も軽くなった。
「コウイッちゃんはよく行くんすか?」
「どこに?」
「いやっあのだからロッテリア。」
「ねえよ。」
「えっ?」
「じゃあオモチャのいちのせは?」
「ねえよ。」
「えっはじめて?」
「はっはじめてだよっ!」
よく見たら足ガタガタじゃねーか。先輩4人初めてだなっ(笑)。
若干カツ上げされるかもってびくびくしながら、到着した。
目の前にはあのロッテリアの看板が、やっと来たかと半笑いで迎えている気がした。
目の前にあるけど、ものすごく遠い…
「じゃあ行こうぜっ」
「おっおうっ」
みんなで順番に並んだっ
注文の仕方がわかんなかった僕は、無難に3番くらいに並ぼうって思っていたら、みんな同じこと考えていた。
あの時の緊張感たらPK戦以上だ。
5人で並んで、5人で同じテリヤキバーガーを注文する。
店の人からしたら、これほど面倒くさいことはない。
テリヤキバーガーのセット5コ。
これと全く同じだ。
マニュアルどおりに対応してくれたお姉さんありがとう。
でも男は超えなきゃいけない壁がある。
「テリヤキバーガーお待たせしましたー!」
お姉さんの声がしたと同時にみんなでカウンターへ向かった。
店内は混んでいたので外のベンチに座った。
「テリヤキバーガーの食べ方で田舎者かわかるらしいぞっ。
よし、いちばん汚く食べたヤツがみんなに奢るってことにしよーぜっ」
ネットもない時代にその情報源はどこから?
シティボーイはそんなこと言わないよ。
って思いながら慎重に袋を開けると、
上パン、マヨネーズ、レタス、お肉…
「んっ?」
上パン、マヨネーズ、レタス、お肉…
そう。下パンがないっ!
もちろん惨敗して、2千円ほどカツアゲのように取られた。
それ以来、何回かテリヤキバーガーを頬張る。
当たり前のように顔にソースまみれになりながら。
たぶん一生田舎者なんだろうなって思う。
でも嫌いにはならないよ。
だって…
ロッテリアのテリヤキバーガーは美味しい
たまにマックと浮気もするけど、これからもよろしく。
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