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【2023年度版】フィットネスSaaSサービスまとめ

こんにちは。
渋谷、大宮、岐阜でパーソナルトレーニングジム「Sharez」というブランドを運営している、岡崎秀哉(@hide_sharez)です。
このnoteでは、フィットネス業界の様々な情報についてまとめたり、意見を述べたりしています。
今回は、フィットネス系のSaaSサービスについてまとめていきたいと思います。

1.フィットネスSaaSサービスとは?

フィットネスSaaSサービスとは、主に「会員管理システム」「予約管理システム」「顧客カルテシステム」「決済サービス」などを指します。
個人や規模の小さいジムであれば、Googleカレンダーや、スマホのカレンダーなどで予約が管理でき、売上や顧客の管理もエクセルやスプレッドシートで管理することもできます。
しかし、顧客が増えたり、規模が大きくなったり、管理にかかる手間を別の時間に当てたりといったニーズが出てきます。また、顧客管理システムや顧客カルテを導入することで、満足度のアップなどに繋げるという取り組みもあります。
月額制でプランがいくつかあったり、1顧客いくら、といった形で課金が発生するパターンが多いです。

2.【2023年度版】フィットネスSaaSサービスまとめ

ここからは、フィットネス系のSaaSサービスの主なものについて紹介していきます。

3.フィットネス施設以外も含むSaaSサービス

まずは、フィットネス施設以外の店舗(美容系など)も含む施設を対象にしたサービスから紹介していきます。

■会費ペイ

「会費ペイ」さんは、元々は「SPIKE」という名前の決済サービスで、2018年に会費ペイになり機能がどんどん充実していきました。
会員管理、決済などが可能です。
調査した2024年1月時点で、6000店舗以上に導入されています。(フィットネス以外の業種も含む)

■STORES(ストアーズ)

「STORES」さんは、2014年に元々「Cubic」という名前でスタートし、2018年に名前を変えています。
会員管理、決済、ネットショップなどが可能です。
調査した2024年1月時点で、15万社以上が導入しています。(フィットネス以外の業種も含む)
知人のパーソナルジムも導入しています。

■POWER KNOWLEDGE(パワーナレッジ)

https://www.power-k.jp/

「POWER KNOWLEDGE」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
調査した2024年1月時点で、2000店舗以上が導入しています。(フィットネス以外の業種も含む)

■BEAUTY POS(ビューティポス)

「BEAUTY POS」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
フィットネス系以外にも美容系に多く導入されています。

■SLIM(スリム)

「SLIM」さんは、会員管理、予約管理などが可能です。
フィットネス施設をはじめとして、様々な施設を対象としています。
知人の24時間ジムも導入しています。

4.フィットネス施設特化型SaaSサービス

次に、フィットネス施設に特化したサービスを紹介していきます。

■hacomono(ハコモノ)

「hacomono」さんは、会員管理、決済、予約管理、在庫管理などが可能です。
会員数の多いフィットネスクラブからパーソナルジムまで利用可能です。
調査した2024年1月時点で、5000店舗以上に導入されています。
フィットネス施設特化というわけではないですが、フィットネス施設が中心です。
2019年にスタートし、2023年4月には約40億円を調達したと発表しており、成長著しい状況です。
知人のパーソナルジム、24時間ジムも導入しています。

■Smart Hello(スマートハロー)

「Hello」さんは、2001年からフィットネスクラブ向けの会員管理サービスを提供している老舗です。
会員管理、予約管理などが可能です。
調査した2024年1月時点で、1400店舗以上が導入しています。

■CLUB NET(クラブネット)

「CLUB NET」さんは、2000年に設立されている老舗です。
会員管理、決済、予約管理などが可能です。
調査した2024年1月時点で、700店舗以上が導入しています。

■ATOMOS V(アトモスブイ)

「ATOMOS V」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
フィットネスクラブ、スイミングスクールに特化しています。

■SPOKAN plus(スポカンプラス)

「SPOKAN plus」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
フィットネス施設に特化しています。

■BUS CATCH(バスキャッチ)

「BUS CATCH」さんは、送迎バスなどの管理システムが大元になっています。会員管理、予約管理などが可能です。
フィットネスクラブ、スイミングスクールに特化しています。

■i Member(アイメンバー)

「i Member」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
調査した2024年1月時点で、520店舗以上が導入しています。

■DIGYM(デジム)

「DIGYM」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
フィットネス施設に特化しています。

■Physics Cloud(フィジックスクラウド)

「Physics Cloud」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
フィットネス施設に特化しています。

■サポジム

「サポジム」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
フィットネス施設に特化しています。

■Gym's(ジムズ)

「Gym's」さんは、会員管理、売上管理、予約管理などが可能です。
パーソナルトレーニングジムに特化しています。

5.カルテサービス

上記の管理システムにも、カルテ機能が付属しているものもありますが、カルテにメインにしたサービスもあります。

■Kaloko(カロコ)

「kaloko」さんは、トレーニングのデータ管理はもちろん、トレーナーやお客様のマネジメントまで行うことを目的としている点が特徴です。
フィットネス施設の中でも、パーソナルジムに相性が良さそうです。

■CLIME TR(クライムトレーナー)

「CLIME TR」さんは、SOAPシステムを用いたカルテがポイントで、メディカル系の施設にも導入されているのが特徴です。

6.まとめ

僕がフィットネス業界に関わり始めた2010年頃は老舗の会員管理システムを導入しているジムが多かったですが、その後スタジオ、ジムの種類が増えるとともにこういったシステムのニーズも多様化し、参入が増えたのではないかと思います。
管理するだけでなく、それらの情報から如何に退会率の低下に繋げるか、入会率の向上に繋げるか、顧客満足度の向上に繋げるか、など副次的な効果が如何に出せるかがカギになってきそうです。

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