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#2 北海道教育大学、学生時代。

 いよいよ憧れていた北海道暮らしが釧路市でスタートします。
 

北海道の大きさ、よく分かってなかった笑

▶︎釧路の四季は「春・秋・冬・真冬」

 当たり前のことですが、北海道は寒すぎました。
 所詮修学旅行でちょっと体験した程度では「実際に生活する」厳しさはわからなかったですね!
 そんな北海道の中でも釧路は特に寒い地方です。
(道北の方はもっと寒いのでしょうが、未体験なので)
 一年目はなんだか一年中風邪をひいていた気がします。
 釧路は真夏でもほとんど30度を超えることがなく…そして厳しい真冬の寒さ。
 釧路の四季は「春・秋・冬・真冬」だと思っていました。

▶︎言葉の壁「ゴミ投げ」。

 僕がこれまで出会ってきた北海道生まれ北海道育ちの知人は高確率で
「北海道は方言があまり無い」
と口を揃えて言っていたような。
 確かに、関西育ちの僕に比べれば方言らしい方言はあまり無いと思います。
 しかし「ゴミを投げる」には最初戸惑いました。
 北海道では「投げる」=「捨てる」という意味。
 初めて大学の先輩に「ヒデくん、このゴミ投げて」と言われた時、
「このゴミを放り投げて、一発でゴミ箱に入るかどうか…コントロールを問われているのか…!?」
なんて勘違いをしたものです。

 そして実際に放り投げて、失敗。
「すみません、入りませんでした!」
と先輩に頭を下げて大爆笑されたものです。

▶︎大学の授業は刺激がいっぱい。

「教育原理」
「教育心理学」
「初等国語科指導法」
などなど、教育そのものについてだったり学校教育に必要なものだったり、
「ああ、先生になるための一歩を踏み出したんだな」
と実感。
 とにかく楽しくなって、一年目から講義を取りまくっていました。
 もちろん、早めに頑張っておけば3年目4年目には楽になる、という打算的な考えもありましたが。
 結果2年目が終わる頃には卒業要件の単位のほとんどを取り終わっていました。
 もちろん、教育大学ですので一番大切な単位は「教育実習」です。

 教育実習・・・。
 今思い返しても、苦い思い出です。
 自分も去年、教育実習生の担当をしましたが、その実習生さんの優秀なこと。
 自分の実習生時代とは比べ物になりません。
 何か問題を起こした、とかではないですが、ただ上手くできなかった印象ばかり。
 その経験をもとに今頑張っているのかな?なんて笑

 当時の北海道教育大学・釧路校の卒業要件は必要単位の履修はもちろんのこともう一つの要件が
教員免許を二種類取得すること
だったと記憶しています。
 僕は小学校教員を目指すコースでしたので、最低ラインが「小学校教員一種免許」と「中学校教員二種免許」の取得でした。
 そこで、
「小学校卒業後である中学校のことも勉強しなければならないのであれば、小学校入学前の幼稚園についても勉強しておけば、より広い視野を持った小学校の先生になれるのでは?」
と考え、幼稚園教諭の免許も取ることを目指すことに。
 したがって僕は小学校・中学校・幼稚園の3つの教育実習に行きました。

▶︎最後の教育実習、幼稚園へ。

 そもそも幼稚園教諭の免許は卒業要件ではなかったので、幼稚園実習は最後の教育実習でした。
 ちなみに小学校の実習でお世話になったのは6年生の学級。
 次が中学校の実習だったので、初めての小さな子の相手。
 すっごくうきうきで初日を迎えました。

 さあ初めての園児とのご対面。
「皆さん、初めまして!大学から来ました、ヒデ先生です。よろしくね!」
 元気よく挨拶をした直後、泣き出す女の子達。
「おとこのせんせい、こわいー!」
 今では男性の幼稚園教諭も保育士も珍しくなくなりましたが、当時はほとんどいませんでした。
 ショック笑

 でもすぐに女の子達とも仲良くなれて、毎日たくさん遊びました。
 正直、楽しさでは幼稚園実習が一番だった笑
 教員採用試験直前まで、小学校を受けるか幼稚園を受けるか迷ったくらいです。
 ただ、この幼稚園実習の経験が一年生を担任する上で現在とても役に立っています。

 ということで僕の所有免許は
・小学校教諭一種
・中学校教諭一種(社会科)←二種からグレードアップ
・幼稚園教諭一種←二種からグレードアップ

▶︎いざ、教員採用試験。

 昨今の報道でご存知の方も多いと思いますが、現在教員採用試験の倍率は驚くほど低迷しています。
 北海道でも1倍ちょっと。
 各自治体では先生の成り手の確保に苦慮しています。
 正直そりゃそうだろ、と・・・。
 まあ、このあたりについて思うことは今度別記事にするとして・・・

 僕が採用試験を受けた頃は教員人気は高く、その倍率は10倍近かったと記憶しています。

 実は僕、大学に入るのに浪人しておりまして・・・
 もうあの苦い思いは二度としたくない!と浪人時代の反省を生かして採用試験に向けては猛勉強しました。
 結果、運よく一発合格(採用)。
 春から念願の小学校の先生へ。

 どんな子どもたちが待っているのだろう、とわくわく。
 いよいよヒデ先生の歴史がスタートする・・・笑

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