#2 作文を習慣化!
みなさんこんにちは!または初めまして!
公立小学校教員歴18年目のヒデと申します。
最近、評価のための作業や家族のインフルエンザ蔓延、日常の学級事務などでへとへと・・・
昨日は帰宅して家族と過ごし、家族が寝た後で「さあ自分の時間だ」というのにあっという間に床で寝てしまい、そのまま朝を迎えました笑
前回は国語の重要性や、今後一層求められる文章表現力といった内容で投稿させていただきました。
今回は、子どもたちの文章表現力を少しでも向上させていくために、僕が普段から取り組んでいる「週末作文」について、なぜこのような取り組みを始めたかなどについて述べていきます。
▶︎作文嫌いの子どもたち
いきなりですが、作文嫌いの子、多くないですか?
僕は毎日学級通信を発行していたり、このようにnoteで自分の考えを発信しているので、文章を書くことはあまり苦ではありません。
しかし今僕が担任させてもらっている子どもたち、はじめの頃は作文が嫌いだという子がほとんどでした。
なぜ作文は子どもたちに嫌われることが多いのでしょうか。
その原因は多岐にわたると思いますが、僕が子どもたちに聞いた理由の大半が以下の二つ。
①何を書いていいかわからない。
作文の授業においては必ず「何について書くか」「どのように書くか」を教師は指導してから書かせると思います。
いきなり、はい書いてね!とはなりません。
それでも作文に苦手意識を持っている子は、目の前に広がる真っ白な原稿用紙にどのように手をつけていいか途方に暮れるのです。
②「添削→書き直し」が苦痛
段落を変えようと改行したのに、段落はじまりの「1マス」を空けなかったために、ものすごい量の文を消して書き直し・・・なんて経験ありませんか?
一生懸命書いたつもりなのに、大量に書き直しが来ると、子どもたちの心を折れかけに。いや、ポッキリ折れる子も。
作文嫌いの子どもたちの気持ち、よーくわかります。
だからこそ僕は家の画像のように思います。
作文は作文の時間だけにドンっとやるから大変。
だったら普段から比較的短い文章でもいいので、「作文を書くことを習慣化」してしまえば、と考えました。
しかし毎日は書く子どもたちも見るこちらも大変。
定期的に、たとえば一週間に一度くらいなら・・・
▶︎定期的に作文に取り組む
僕の学級(ちなみに3年生)では週末、金曜日の宿題として「週末作文用紙」を配っています。
子どもたちがこの「週末作文」に書く内容は画像の通り。
本当に何でもありにしています。(もちろん最低限のモラル・マナーで)
そして週の始まりに僕に提出するのですが、内容は多岐にわたります。
たとえば、
●家族で出かけたこと
●土日にした遊び
●母親と作ったお菓子
●家族でしたひな祭り
●砂抜きされているアサリの様子
●友人関係の担任への相談 など
色々と思い思いに作文を書いてきます。
▶︎週末作文用紙
これは表面です。
裏面には題名などを書く欄がない用紙を印刷しています。
始めた頃は表面だけでいっぱいいっぱいだった子どもたちですが、今ではほとんどの子が両面にびっしりと作文を書いてくるようになりました。
▶︎週末作文の取り組みを通して→3学年ジャック
今では僕の学級の子どもたちは作文に対して苦手意識を持っている子はほとんどいません。
初めはめんどくさがっていましたが、用紙を配り忘れていると
「先生、週末作文を配り忘れてるよ!早くちょうだい!」
と催促してくるように。
また、普段の文章を書く活動にも変化が見られ、感想を書かせる場面や自分の考えをまとめる場面で結構な量の文章をあっという間に書き上げる子が増えました。
ちなみに、僕は現任校に赴任した時は1年生の担任。
学年団の先生と相談して、1年生でも取り組ませました。
僕はその後3年生にいきましたが、その1年生が進級して2年生になっても続けてくれています。
さらに、今の1年生でも取り組んでくれています。
つまり、本校の1・2・3年生でみんな僕が作った週末作文に取り組んでくれているのです。
3学年をジャックです!笑
▶︎まとまらないまとめ
ということで、週末作文の取り組みについて紹介しました。
次回は段階的な取り組みについて紹介します。
いくらフリーテーマとは言え、普段の作文と同じでいきなり書け!では結局同じですからね。
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