プライバシーと自由
アカデミー賞を始め
数多くの
ドキュメンタリー賞を
受賞した
映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」
http://gaga.ne.jp/citizenfour/info/?page_id=35
を観た。
これは凄い。
アメリカ政府が
何百万人もの国民の情報を
自由に閲覧できる状態にあることを
暴露して一躍時の人になった
あの元CIA職員エドワード・スノーデンを
追ったドキュメンタリー。
彼がジャーナリストに
その情報を暴露する直前から
カメラを回していて、
アメリカ政府を始め
世界が混乱していく様や
マスコミや警察が
スノーデンを追い詰める状況、
また、落ち着いていた彼が
徐々にナーバスになっていく様子を
つぶさに伝えている。
あの世界を駆け巡った
スクープの陰に
こんないきさつがあったのかと
とても新鮮だった。
日本でも
特定秘密保護法の是非を巡って
国会や世論が紛糾したけれど、
プライバシー
と
自由
の問題は難しい。
政府が国防のために
テロ行為の温床になるような
情報を
予め掴んでおくことは
大事だけれど、
権力は行き過ぎるもの。
気付いたら
自由に物が言えなくなる
世の中になってしまうという歴史を
人類は繰り返してきているし、
過去を振り返らずとも
先日も外交のトップが粛清された
隣の北朝鮮を見たら、
爆走した権力のヤバさが
分かるというもの。
誰が宣言する訳でもなく
いつの間にか
忖度し合う雰囲気は
出来上がる。
権力は
無色無臭の一酸化炭素みたいに
気配を消し充満していき、
そして気付いたときには
手遅れ、のような…
プライバシー
や
自由に
いつも高いアンテナを。
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