共話 〜境界線が消えゆく幸せ〜
昨日初めて、
共話
という言葉を知った。
「未来をつくる言葉(ドミニク・チェン)」 https://www.amazon.co.jp/dp/4101042411/
に書かれていたのだが、
対話は、
一人が話した情報に対して
もう一人が違う情報を話すことで
会話が進んでいく。
共話は、
一人が未完のまま情報を
委ねても
もう一人が相鎚等で話を
補って会話が進んでいく。
「今日の天気さぁ」
「うん。気持ちいいよね」
みたいな感じで。
共話が多いのが
日本語の特徴だという。
自他が曖昧で
空気を読む国民性は
きっと
その辺りと関係している。
人と話していて
疲れず心地良いときは
この共話が主なときだ。
言葉の背後にある
相手の心を読んで、
短い相鎚なんかで
遣り取りするのが
気持ちいいんだな。
相鎚の語源は
相手と鎚を振るい合って
刀を作る、から。
職人同士みたいな連帯感。
阿吽の呼吸。
友とのそんな会話に
たくさん救われているなぁ。