アメリカ映画『ショーシャンクの空に』を観て…
こんにちは、Hideです🎞️
9月から2ヶ月間短期で働いていた仕事で、私の隣のデスクで仕事をしていた同年代(ちょっと上かな)の女性から、お薦めされた映画です。
「アメリカ映画の『ショーシャンクの空に』って、観てみなさい、良い映画だよ〜」
って言われて、自宅でアマプラで観ました。
吹替版だと有料だったので、無料の字幕版で観ましたよ〜
しかし、私はいつも洋画は吹替版で観るのですが、字幕だと俳優本人の声でセリフを聴けるので、ストーリーの雰囲気というか、演じる人達の息づかいまで伝わってくる感じがして良いものですね。
字幕だと、セリフを読み終える前に、次の場面に変わってしまったりする事が多いのですが、オンデマンドだと、巻き戻して読み返せるので便利です。
今や、レンタルDVDをわざわざ借りにいかなくても、自宅で映画を楽しめる時代です。
良い時代になりました。優良な作品を気軽に自宅で観れるなんて、私が子供の頃には出来ませんでした…
今回は、この『ショーシャンクの空に』の感想をお話しします。
142分(2時間22分)と長編映画でしたので、二日間に分けて鑑賞しました。
*映画についての詳細は、インターネット(Wikipedia等)で調べたものです。
夢や希望は、諦めず努力を位惜しまなければ、必ず叶う を教えてくれた映画
『ショーシャンクの空に』原題: The Shawshank Redemption、直訳「ショーシャンクの贖い」)は、1994年に公開されたアメリカ合衆国の映画。日本公開は1995年。
原作となったのは、スティーヴン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』(Rita Hayworth and Shawshank Redemption)の映画化であり、脚本・監督はフランク・ダラボン。
冤罪で20年間収容され、得意な知識と日々の地道な脱獄の為の作業で、最後には夢だった楽園での生活を手に入れる。
そんな諦めない気持ちと、長く気の遠くなる努力が、最後には身を結ぶという事を、教えてくれた映画でした。
では、詳しくストーリーを交え感想をお伝えしていきます。
劣悪な環境の、ショーシャンク刑務所 アンディの過酷な日々
ストーリーは、1947年アメリカのメイン州ポートランドで、若くして優秀な銀行員アンドリュー・デフレーン(通称:アンディ)の冤罪(妻とその浮気相手の殺人)で、終身刑となり劣悪なショーシャンク刑務所に収監されるところから始まります。
そこで長年服役する調達屋と呼ばれるエリス・ポッド・レディング(通称:レッド)と出会い、やがて親友になります。
アンディと同じ日に収監された男が、初めて牢獄を見て取り乱し、主任刑務官ハドリーから暴行を受けその夜に死んでしまいます。
所長や刑務官に歯向かうと、そうなるという見せしめだったのです。しかし、暴行で殺人という事は隠蔽されていました。
他の囚人から孤立していたアンディは、やがて異常性壁を持つボグズら囚人達から、性加害を受けてしまう。
最近どっかの大手芸能事務所で起こった事件の様な…抵抗の為、常に生傷が絶えなかった。
ある日、アンディは調達屋のレッドに小さなロックハンマーを注文する。
服役して2年が経ったある日、刑務所の屋根の修繕作業をしていた時、主任刑務官ハドリーの遺産相続問題を知り、財務経理の知識を酷使しアドバイスをして、報酬として作業員達へのビールを振る舞う事を引き換えにする。
いつも性的暴行をしていたボグズが、アンディを襲い全治1ヶ月の重傷を負わせる。
それを知った刑務官ハドリーがボグズを半殺しの目に合わせ、それ以来アンディに乱暴をすることは無くなった。
重症の治療からの退院祝として、レッドからポルノスターの大判ポスターをプレゼントされる。
そして、そこから密かなアンディの地道な努力が始まる。
図書室に配置換えになり、所長の悪巧みの手伝いをさせられるが…
重症から復帰後、図書室に異動になったアンディは、名ばかりの図書係の仕事に精力的に取り組んでいた。
助手のアンディの相棒は50年も服役している老囚人ブルックスであった。
自分の仕事に全力を注ぐアンディは、現状の図書室の問題点を州議会に予算の請求を毎週送るようになります。
長い懲役から仮出所の許可が出たブルックスが、社場に戻る恐怖から取り乱してしまう。
やがて、仮出所したブルックスは、刑務所から紹介されたスーパーで働き、アパートで生活することになるが、刑務所暮らしが長かった為、どうしても外の世界に馴染めず、自殺してしまう。
死の間際に送られた感謝の手紙を読んで、レッドやアンディは苛まれる。
1963年、州議会に長年手紙を送り続けた結果、予算の増額を認められ倉庫同然だった、図書室は、囚人達の娯楽と教養を得る場へと変貌した。
アンディは、囚人達に出所した後に苦労しないようにと考えた構想がやっと実現した。
その陰で、アンディはノートン所長や刑務官達の財務処理や資産運用を行わされていた。
やがて、図書室の予算アップを悪用したノートン所長が、囚人達の社会更生を図るという名目で、野外作業をさせ始め、そのピンハネや土建業者達からの賄賂を受け取り始める。
アンディの銀行で培った知識を悪用して、所長は密かに至福を肥やし始めるが…
冤罪の真実を知る 頭の良いアンディは、所長の悪行を逆に利用して…
1965年新たに入所してきた、コソ泥でロックンロール好きの青年トミーから、アンディの18年前の、妻と愛人の殺人の真犯人を聞く事になる。
更生を望むトミーはアンディのアドバイスに押され高校卒業資格を申請するまでに至る。
自分の事件の真相を知ったアンディは、所長にその事を話し再審請求をしたいと頼み込むが、優秀な経理担当で、自らの不正を知っているアンディを自由にさせる気がなく、考えを改めさせようと懲罰房に入れる。
冤罪証明の鍵を握るトミーを、脱走を企てたとして所長が射殺してしまう。
トミーの死から1ヶ月後、不正請求の手伝いをすることを条件にアンディは懲罰房から出される。
所長の不正の手伝いをしていたアンディは、不正金を隠す為、架空の人物をでっちあげその名義の口座を作ることを所長に行わせていた。
懲罰房から出てきたアンディの様子がおかしいとレッドは、自殺念慮があるのではと、他の囚人達にも注意して見ていろと話す。
そしてアンディはレッドに要領を得無い伝言を残す。
翌朝、点呼の時に房から消えていた事が発覚する。
ノートン所長と主任刑務官ハドリーがアンディの房に向かい年々替わって行った大判ポスターの裏側に大穴が空いているのを見つだす。
彼は20年間、小さなロックハンマーで壁を掘り続け、ついに1966年脱獄に成功したのだった。
長年の努力から自由を手に入れたアンディ 大逆転の結末
脱獄したアンディは、ショーシャンク刑務所の所長らの囚人の殺害や財務不正を告発状を新聞社に送り、ハドリー刑務官は逮捕され、所長は捕まる直前に拳銃で自殺する。
アンディの脱獄から間も無く、40年服役したレッドが仮釈放で社場に出ることになった。
ブルックス同様、社場に馴染め無いレッドは、死にたくなってしまう。
そんな時、アンディの伝言を信じたレッドは、メキシコジワタネホに向かう。
アンディは出所後、すぐに告発状を送る前に、所長の隠し口座から現金を引き出しどこかへ消えていったのだった。
仮釈放中の為、住居を離れるのは、違法だったがアンディへの友情と自らの自由を求める気持ちから、メキシコで綺麗な海沿いでアンディと再会するのであった。
辛い刑務所生活の中、地道な努力と知恵を活かして生き延びて、夢を捨てなかったアンディの諦め無い心が報われた瞬間だった。
青く輝く海とハッピーな笑顔の二人の映像が、空からどんどん遠くなっていくところで映画は終了となる。
今まで観た映画とは違う 真のハッピーは時間がかかる 諦めない者にしか味わえ無い幸福感
最後の逆転劇は、アメリカ映画らしいなぁ〜と感じたが、こんな人生の辛さをリアルに描いた映画はなかったな、という感じでした。
20年冤罪で刑務所で送る日々は、本当に辛く苦しかったと思います。
冤罪だった真実を知った時の悔しさ、アンディの立場になったら、心が折れそうになりますよね。
刑務官からの脅しや、囚人達からの性加害、不正への加担。
罪を償う場所で、また罪を犯していることへの罪悪感など…
それを乗り越え、脱獄に成功したアンディは凄いです。
しっかりした計画性と、諦め無い心。
そんな自由への執念を私も見習いたいと感じました。
142分とかなりの長編ですが、読者の皆さんにも是非、観ていただきたいと感じる作品です。
この映画に対しての世間の評価は
1995年の第67回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・脚色賞・撮影賞・編集賞・録音賞・作曲賞にノミネートされた。受賞には至らなかった。
日本では1995年度の外国語映画賞として高い評価を受けた。
第19回日本アカデミー賞の外国語映画賞、キネマ旬報ベストテンの外国映画作品賞と読者選出外国映画監督賞、及び読者選出外国映画ベスト・テン第1位、毎日映画コンクールの外国映画ベストワン賞、報知映画賞の外国作品賞を受賞した。
当時は、話題になったそうですが私は全く知りませんでした。
教えてくれた方にも感謝したいと思います。
良い本や映画に出会うことって、人生に良い影響を与えてくれますよね。
私も夢を諦めずに、残りの人生を送っていきたいと思いました。
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