【自己肯定感】自分には価値があると思えてますか?
こんにちは、Hideです( ◠‿◠ )
YouTubeで、日本代表にも選出された元プロ野球選手のショート動画で印象に残るコメント動画を観ました。
その動画を観て「自分に価値はあるか?自己肯定感」について、自身の心の中で考えてみました。
日本人は、世界の先進国の中でも”自己肯定感”が低いという統計があります。(対象:13〜29歳)
これは内閣府が2023年に日本国を含めた7カ国の若者を対象として、自己満足度について調査したものです。
第1位 アメリカ 87%
第2位 フランス 85.8%
第3位 ドイツ 81.8%
第4位 イギリス 80.1%
第5位 スウェーデン 74.1%
第6位 韓国 73.5%
第7位 日本 45.1%
7カ国中で最下位。
しかも他の6カ国と比較しても30〜40ポイントも差があります。
同じアジア圏の韓国とも32ポイントという大きな差があります。
統計上のランキングで日本が自己満足度(自己肯定感)が低いのは何故かを考察する為のデータではありません。
我々日本人は他の先進国に比べ、満足度や自己肯定感という意識が乏しいという事を知っていただく為、このデータを取り上げました。
あくまでも調査で、この数字だけで日本人が劣っているとか、否定的な見方をする為に出したわけではありませんので〜我が国の自己幸福度について意識調査として、ご参考まで…
今回は自己肯定感を感じる”基”つまりどんな物を基準にして、自分には価値があるのか…
を我々日本人が考えているのかと、もっとハッピーを感じる様に為の意識の仕方や、他国民の考え方や日頃の過ごし方などから学べるものを取り上げていきます。
私もメンタルが病んで、精神科のドクターから
「自分を褒めてやって下さい、この病気(うつ)は自分を自身で認めてあげる事が大事ですから…」
と、もう20年近くも前ですが、そのようなアドバイスを受けたことがあります。
オリンピックという国際大会の舞台で大きなミスをして、当時国民から”戦犯”扱いされ、”死にたい”〜とまで考えてしまった元プロ野球選手の言葉の意味をなぞりながら、ハッピーに生きる為の考え方や感じ方などを書いていきます。
あまり難しく考えないで肩の力を抜いて読んでいただけたら〜と思います。
まずは、元プロ野球選手GG佐藤さん(元西武ライオンズ 北京オリンピック日本代表)のショート動画をご覧になってから、本編を読んで頂けるとより楽しめるかと…
短期間で経済大国になった日本 几帳面・勤勉・研究熱心・謙虚 時代に合わせて考え方を変えた方がハッピーになれる
日本は世界の中でも自己肯定感が低い傾向がある、とお伝えしました。
そんな劣等感から立ち上がる為に、真面目に研究を重ね几帳面に何が喜ばれるかを考え、謙虚さを忘れずに努力をしてきた勤勉さがあったからこそ、戦後の高度成長期があり、繊細な技術力で”メードインジャパン”というブランドを作り上げたのです。
日本特有の”侍魂論”と”几帳面で真面目さ”が根元にあったのでしょうね。
しかしながら、高度成長も落ち着き経済絶頂のバブル期も終わった後の日本は、何か歯車がズレてしまったように見えます。
もちろん、技術力という面では世界的にも負けてはいないのは現在でも変わりはありませんし、優秀さにおいて他国からの評価も以前より高くなっている事は確かです。
ですが、特に国民の意識というか、幸福度や満足度、自己肯定感みたいな生きていく上で一番大切な部分が大きく揺らぎ始めている様に感じます。
そんな国全体が病んでしまったこの国を”一億総鬱時代”なんて呼ぶ辛口の評論家もいるくらいです。
私が多くの転職を繰り返して見た会社の中には、働く社員が次から次へと心が病んで休職してしまう…なんて企業もありました。
きっと病んでしまう正社員は、非正規で働く私に比べとてつもない重圧がかかり、心が折れてしまったのではないかと、客観的に見てしまいました。
その原因としては、給料や休み等の待遇処遇面が問題では無く、もっと心の深い部分ではないかと私は感じています。
病んでしまう人って、皆真面目な性格の方が多いんですよね〜
民間企業ですから、売り上げや利益仕事の効率等々、多くの課題を求められます。
社会人としては当たり前の事を要求されているわけですが、側から見てわからない重圧がすごかったのだなぁ〜と見ています。
戦後の何も無くなってしまったところから、必死に働いて高度成長期を猛スピードで走ってきた負の副産物が、形を変えて何十年も後に表面化してきたのかとも推測してしまいます。
昭和という発展期にその時代を生きた私達一人一人に、自然に植え付けられた”豊になる為に身を粉にして頑張る”という精神。
そんな頑張る為の根性論が自分自身や同僚、部下を知らず知らずのうちに精神的に追い込んでしまっているのかもしれませんね。
目に見えない”当然と感じて行われていたもの”が私達を少しずつ蝕んでいたのかもしれませんね。
ハラスメントやイジメといった、誰の目にもわかる出来事ならともかく、普段通り働いていてメンタルが病んでしまうって、きっと短い期間でなったのではなく、ちょっとしたものが蓄積しそれが限界値に達した時に現れるものなのでしょう。
私も精神的にキツイと感じても、最初は我慢していました。
親や上司など周りからも、我慢することが美徳という様な誤った考えを、刷り込まれてきました。
極端に言ったら作り上げられた”社会の当然というもの”なんておかしな思想に洗脳されてきたわけです。
昭和の上司は、心が病んだ部下に対して、根性で乗り切れ的な強い言葉でハッパをかけていました。
それも皆判で押したようにお約束の言葉が出てくるのです。
今思えば滑稽な光景でした。
今だからそう思えますが、その当時はそんな風には感じられませんでした。
なぜなら、世の中の周囲の見方や考え方も怒っている上司とほぼ同じ考えだったからです。
令和の現在でも、昭和みたいな事を言って部下や後輩に罵声を浴びせて怒る輩が未だにいるのが残念です。
そんな上司も若い時分にきっと同じように上からされてきたのでしょう。
そう考えると負のスパイラルに皆飲み込まれてしまったと言っても良いでしょう。
友人の一人が、周りのそんなハラスメント的な話を聞く度に、「皆病んでるなぁ〜」と口癖みたいに言います。
日本人の良い部分が逆に作用してしまい、時代が変わり悪い影響が色んなところに出ている状況なのではないでしょうか。
時代に飲み込まれてしまった大衆の認識って怖いですよね〜
多様性が受け入れられてきた どんな人にも価値がある
日本の国民性とか昭和の名残みたいな事のマイナスな部分をお話ししましたが…
ある意味その流れも、新たな考えに行き着く為には仕方のない出来事だったのかもしれません。
代償は決して小さくはありませんでしたが…
現代では多様性という昭和の時代には無かった考え方が生まれてきました。
多様性を強く主張する人も増えてきたし、世の中にも少しずつではありますが、浸透しつつあります。
過去には、学校の成績やスポーツでの結果、仕事の功績など、何か良い結果を残すと、その人間には”価値がある”的な評価をされ、何も目立つ実績を残していないと”価値がない”みたいな見方をされていました。
要するに結果至上主義的な考え方ですね
もっと人間としての内面を重視し、生活面にしても物質的な豊さよりも、心の豊さとか、何かに縛られてえる幸福感より、個人個人の個性や好きなことに時間を使える、といった仕事以外で得られる心の充実感が重要だという位置付けに変化してきました。
人間の価値って数字とか目にみえることばかりではないはずです。
高学歴で立派な仕事に就いている事や、多くの人から評価される結果を出したから価値があるというわけでは無いのです。
私のような冴えない還暦おじさんにだって、生きているだけで価値があるのですよ(笑)
競争社会から生まれた結果至上主義は行き過ぎて良くない部分が出てきました。
良い結果を求めて努力するというのは素晴らしい事です。
しかし結果の良し悪しだけしか見られなくなり、プロセスや努力という本来一番着目されるべき点が抜けてしまっているから、物事が変な方向にいってしまうのです。
結果だけを求め過ぎるあまり、結果が全てでそれだけで評価する、というのは非常に危険です。
好結果を望み過ぎて相手を陥れたり、画策してライバルを蹴落としたり、といったアンフェアなやり方が横行してしまってはメチャクチャな世界になってしまいます。
そんな現在の状況を見た就職を控えた最近の学生達が、”年功序列”といった昔のシステムを望む声が多いそうです。
学生達は、結果だけの為に手段を選ばない大人達の愚かさを見抜いてしまったのでしょうね。
何でもありのやり方で結果だけの為に、本意では無い汚れた事をしたく無いのでしょう。
ガツガツするのにも意味を感じないのでしょう。
ハングリーじゃない?NO、見てくれの幸せより心にゆとりを持って好きな事を自分のペースでしたいのかもしれません。
失うことが増える、人生というゲームじゃなく、形ある幸せよりも自身の心が満足感に溢れる人生を送りたい、という考え方に時代と共に変わったのでしょうね。
だからこそ、優秀で才能を持った人間が功績を残す事よりも、自分自身が幸せを感じる生き方を選ぶ若者が増えてきたのです。
目標に向かって懸命に努力して結果を出す生き方も、のんびり自分のペースでやりたいことだけをして過ごす生き方も、本人が幸せを感じるなら良いのです。
そしてどちらも優越を付ける必要もなく、同じように価値のある生き方であり、両方の人が価値ある人間なのです。
仲間と楽しくコミュニケーションをとっている時に、一番幸せを感じる
GG佐藤さんの動画の中に、GGさんから見てイタリア人があんまり楽しそうに見えるから、なんでそんなに楽しそうに生きているんだ、どんな時に自分の存在を実感して幸せを感じるんだとイタリア人に聞いてみたそうです。
「イタリア人は、仲間とワインを飲んでコミュニケーションをとっている時に自分が生きてるって感じる」
というコメントが印象的でした。
それを観て、極平凡な事に幸せを感じられるなんて…
我々日本人は、なんて高望みで自分の見栄ばかり気にしているんだ、と感じました。
そして日本人は幸せは自分の中にあるものじゃなく、人からどう見られるかを重要視している、という事に気付かされました。
イタリア人はなんてシンプルで素直なんだ〜と思いましたね。
GGさんもイタリア人の生き方の考えを聞いて”幸せの形には正解はないんだなぁ〜”って感じたそうです。
日本人だって、本当は温泉に入って風呂上がりに仲間とビール飲んでいる時が一番幸せそうですよね。
その証拠に温泉に入ると、皆「あ〜極楽極楽〜」と無意識に言っているし、幸せいっぱいな顔をしている(笑)
その後、温泉を上がった後に仲間と乾杯してビール🍺を飲んでいる時も、とても幸せな顔をしている。
結局日本人だってイタリア人と幸福を感じる瞬間は、同じような事なのです。
幸せは一生懸命に努力して良い結果を得て感じるものだ!なんて本音は嘘なのです(笑)
実は単純に身近な幸せの方がよっぽど幸福を感じると知っているです!
刷り込まれたパフォーマンスの向上心よりも、正直な幸せを求めた方が、本人もきっと今より幸せを感じる時間が増えるだろうに…
素直になってもっと幸せな時間を増やしていこうではないか。
小さな幸福感を味わう事から、大きな功績が生まれるというパターンもある事を我々日本人は知った方が良い。
成果が出たから価値があるんじゃない 価値がある人間だから成果が出るんだ
GG佐藤さんの動画のコメントの中で、イタリア人から言われたという一言がまた心に刺さった。
(GG佐藤さんに向かってイタリア人が言った)「お前は仕事とかで成果を出したから価値があると思っているだろう?違うんだ価値のある自分だから成果を出せるんだ」
その後にアドバイスを受けた言葉がまた凄い
「自分には価値がある 自分には価値がある という思考習慣を徹底的に鍛えろ」
「そうすればどんな時もハッピーでいられるイタリア人になれるよ〜」
締めくくりに、「自分には価値がある 存在自体に価値がある」といつも思っていると、GGさんは話しています。
GG佐藤さんは、日本のプロ野球を退団後、イタリアに渡り野球選手として活躍した。
イタリアは野球を知らない人が多くカルチャーショックを受けたという。
それよりもイタリア人があまりにも楽しく生きている様子にまた驚いたらしく、どうしてそんなに楽しく生きられるんだと疑問を抱き多くのイタリア人に、生きている実感はどんな時だ?とか質問したらしい。
自分には価値がある、自分の存在自体に価値がある、という自己肯定感の高さに驚き影響を受け、自分の中の考え方が変わったと話す。
小さな世界の中でもがいていた自分がちっぽけに思えたという。
その後、少年時代に所属していたチームオーナー(野村沙知代)の夫でもある野村克也氏から
「お前はエラーしたが、そのプレーで名前を残した、お前の勝ちだ」と諭され気持ちが楽になったという。
イタリア人からのアドバイスも素晴らしいが、流石再生工場と言われた野村監督、大きなミスもそんなことは長い人生ではあるもの、しかし印象が強く名前を残す人は少ない、だからミスしても名前を残したのだから、お前は勝ったのだと
自分も息子にこんな言葉をかけられるような人間になりたいものです。
どんな自分でも価値があると思え だって自分の存在自体に価値があるのだから…
最後にまとめとして、仕事やなんや誰かが評価したものに囚われたり惑わされてはならない。
自分も何か失敗をする度に親から否定的な言葉を浴びせられた。
しかし、現在還暦になり、親や周りから言われた否定的な言葉には何の意味もなかったと心から感じている。
何か成果をあげたとかミスしたとか〜そんな事って自分だけではなく誰しも多かれ少なかれある事、たとえ自分が周りの人間と違っている部分が多かったとしても、それは個性だ!
俺にしかないもので、そこに価値があると思えるようになった。
人の評価の中で生きている事には変わりはないが、他人なんて一時だけで、こちらが感じているほど自分の事なんか眼中にないのが現実だ。
所詮周りなんか無責任なものだ。
なら自分が楽しく思い通り自分らしく生きた方が良いのだ。
人の道さえ外れなければ、多少変わった人間でも充分楽しく生きていける。
だって自分には価値があるのだから、自分が生きている事自体に価値があるのだから。
そうこれを読んでくれたあなたにも価値があるし、存在している事自体に価値があるのです!
イタリア人から学んだ、自己肯定感を大切にして、仲間と楽しい時間を過ごす生き方を見習って生きていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
価値のある人間Hideでした(笑)Rock’nRoll🎵