初夏に聴いた 昭和の夏ソング Part1
こんにちは、Hideです♪( ´θ`)ノ
久々の投稿になります。
桜の季節も終わり、今年も地球温暖化の影響なのか、もう夏の暑さになっている地域も多い様です。
今回は、2023年6月8日に投稿した記事に追記と修正を加えた、初夏に聴いた夏ソングをお送りします。
まだ昭和だった頃、夏が近いなぁ〜と感じさせてくれた曲を紹介していきます。
暑中お見舞い申し上げます / キャンディーズ
作詞:喜多修宏 作曲:佐瀬寿一
オリコン週間最高順位:5位 1977年年間順位:39位
累計販売枚数:32万枚
これは、私が中学1年生の頃にヒットしていた曲です。
当時は歌番組全盛でしたので、テレビでよく見聞きしましたね。
彼女らがイメージキャラクターを務めた郵政省の暑中見舞い葉書(現かもめ〜る)のCMソングに起用されました。
ちょっとマニアックな音楽的話をさせていただきますと、ベースラインが動きが疾走感を出していますし、終盤のスライドギターとシンセサイザーも夏の雰囲気を見事に演出しています。
歌謡曲といっても侮れないアレンジが施されています。
曲の頭に盛り上がりの部分を持ってくるあたりも良いですね〜。
何気にキャンディーズの曲はよく出来ていますね。
当時は「春一番」同様、彼女達の爽やかな声のこの歌を聴くとあ〜もうすぐ夏が来るんだなぁ〜と感じさせてくれましたね。
昭和の迎夏ソングとしては欠かせない一曲です。
時間よ止まれ / 矢沢永吉
作詞:山川圭介 作曲:矢沢永吉
オリコン週間最高順位:1位(6/12〜3週連続) 1978年度年間順位:1位
TBSザ・ベストテン最高順位4位 売上枚数63万枚
1978年資生堂のキャンペーンソング
*このCMバージョンは、アレンジ面でスライドギターのアレンジが、レコードとは違っている、エンディングの「mm stop the waorld〜」の部分もハモった形になっている。
ピアノで若き日の坂本龍一も参加している。
当時、資生堂の宣伝部は、「時間よ止まれ」というキャッチコピーから独立した女性のイメージから、敢えてロックミュージシャン矢沢永吉に作曲と歌唱を依頼したという経緯で、このCMソングが誕生した。
私が中学2年生に上がる頃に初めて買った永ちゃんのレコードだった。
最初、どんな歌手だかもわからず、ムード歌謡のおじさんかと思っていたら、ロック歌手だった。
なんか、お洒落な大人の夏の恋の歌だなぁ〜と憧れ半分で聴いていましたね。
浜辺を何人かで歩く大人の綺麗な女性達が、田舎の少年には眩しかったですね〜
この曲から矢沢永吉という歌手の名前が、お茶の間から世間に認知されていったのです。
うちのテレビ好きのばあちゃんも「あ〜矢沢永吉って、テレビに出ない人ねぇ〜」って感じで知っていました。
あの頃、TBS系で放送されていた「ザ・ベストテン」というヒットチャートを毎週発表してその歌手が出演する番組があったのですが、当時ツアーを中心としていた活動が中心だった矢沢は、TBSからの度重なる出演依頼も断っていた。
当時はテレビ出演拒否というシンガーやバンドも多かった。
松山千春や甲斐バンド等もそうだったが、最後まで一度も出演しなかったのは矢沢だけだった。
燃えろいい女 / TWIST
作詞作曲:世良公則 累計売上枚数74万枚
オリコン週間最高順位:3位(6/12〜3週連続) 1979年度年間順位:25位
TBSザ・ベストテン最高順位1位 1979年紅白歌合戦出場
1979年資生堂のキャンペーンソング
資生堂「’79サマーキャンペーン ナツコの夏」キャンペーンソング
小野みゆきがモデルのCMは、笑顔のないクールな女性がオープンカーを運転して走る映像で、独立した女性を感じさせるイメージだった。
*この曲もCMバージョンはレコードと異なり、ホーンセクションが入っていない。歌途中のギターのミュートカッティングがボリュームが大きくなっている。
テレビ出演の際にギタリスト太刀川が演奏時に使用していた、Gibsonの12弦と6弦ギターが合体したダブルネックと言われるギターが、中学3年だったロック好きのHIde少年には衝撃的でした。
こちらの映像は、ギターのウマさんがストラトを使用し、ギターソロが入ったアルバムバージョンです。これは非常にレアなものですよ。
男臭いボーカルの世良がサビでシャウトする”燃えろいい女 燃えろナツコ〜🎵”のフレーズが好きでしたね。
アメリカンフィーリング / サーカス
作詞:竜真知子 作曲:小田裕一郎 このコンビで多くのヒット曲を世に送り出した
オリコン週間最高順位:5位 ’79年年間順位:21位
TBSザ・ベストテン最高5位
第21回日本レコード大賞・編曲賞受賞 同年の紅白歌合戦に前年に続き2年連続で出場
JALの「COME TO AMERICA’79」のキャンペーンソングに起用された
前年の外国のカバー曲「Mr.サマータイム」に次ぐヒット曲になった。
当時中学3年生でクラスの女子がハモって歌っていた曲でした。
兄妹と従兄弟で構成されたグループであるサーカスの美しいハーモニーが夏を連れてきてくれた。今でも耳に残っている名曲です。
いまのキミはピカピカに光って / 斉藤哲夫
作詞:糸井重里 作曲:鈴木慶一
オリコン週間最高順位:9位 ’80年年間順位:74位
現在テレビのクイズ番組で活躍している宮崎美子が出演したミノルタの一眼レフカメラのCMソングである。
海に泳ぎに来た女子大生が木の陰で、服を脱いで水着になるという映像だった。
当時高校一年生だったHide少年は、グラマーな宮崎美子の水着姿をドキドキしてこのCMを見ていた記憶がありますね。
還暦を記念してビキニ姿を披露した宮崎美子のストイックさも話題になりました。このCMから40年もの時を経過してまた水着になるとは余程の鍛錬無くしてできない事ですよね。
これも夏を思い出させる曲です。
君は天然色 / 大瀧詠一
作詞:松本隆・大瀧詠一 作曲:大瀧詠一(多羅尾判内 名義)
オリコン週間最高順位:36位
同日発売のLP「A LONG VACATION」からのファーストカットシングル
シングルバージョンでは、曲の冒頭に入っているバンドのチューニング音やカウント音が入っていない。
アルバムのオープニングを飾っている曲だけに、派手で景気良い曲調になっている。
シングル版としては、ランキングはそこまで上がらなかったが、この曲は大瀧の代表曲の一つになっている。
後に、何度もCM曲として使用されている。
歴史に残る大ヒットアルナムとして、発売から30年後にアニバサリーアルバムまでリリーズされている。
大瀧は作詞作曲だけでは無く、エインジニアとしても、音を重ねて厚みを出すナイアガラサウンドや、オーディエンスからは見えない部分で、様々な仕掛けや試みをしている。
この曲も歌の間にラジオのチューニング音やチョッパーベースのフレーズなど遊び心がふんだんに散りばめられている。
この曲でも曲後半にキーを上げる構成にしたが、歌にハマらないということで、あえて半音下げるという他のミュージシャンでは考えられない構成をしている、これがまたこの曲にハマったことは、大瀧の音に対するセンスの良さを物語っているエピソードと言える。
当時高校2年生だった私は、毎日の様にヘビーローテションで聴いたアルバム内の一曲でした。
夏の扉 / 松田聖子
作詞:三浦徳子 作曲:財津和夫 累計販売枚数:56.8万枚
オリコン週間最高順位:1位 ’81年 月間順位5月:2位 6月:1位
7月:19位 ’81年間14位
TBSザ・ベストテン最高順位:2位 上半期:15位 年間14位
資生堂エクボミルキーフレッシュのCMソング
80年代初頭のアイドルブームの夏歌の中では圧倒的に有名で印象深い曲。
イントロのシンセサイザーがこれからやってくるきらめく夏をイメージさせ、アップテンポの曲調とサビの”フレッシュ・フレッシュ・フレッシュ〜🎵”を連呼するあたりは、ヒット曲になる要素満載の曲になっている。
当時、聖子自身が初の主役を務める映画「野菊の墓」の撮影中で、ザ・ベストテンの中継で、野菊の墓の衣装と和髪姿で歌ったのをよく覚えています。
チューリップのボーカリストでフォークシンガーの財津和夫が作曲を担当しているが、アイドル路線まっしぐらの当時の聖子のイメージを大きく膨らませた逸曲でもある。
とにかく今でもこの曲を聴くと、フレッシュな夏をイメージさせる。
私自身もシングルレコードを購入し、映画「野菊の墓」を鑑賞しています。
この曲は、高校2年生の時によく聴いていて、青春の1ページを思い出させてくれる曲です。
以上、昭和の迎夏ソングの名曲達、いかがでしたでしょうか。
昭和後半の1970年年代〜80年代は、日本の音楽シーンが大きく変わっていった時期でもあります。
音楽もキラキラしていた様に感じます。
そんな時代の夏の歌、是非堪能していただければ幸いです。