心を震わせた 70年代の洋楽ロック その2
こんにちは、Hideです🎵
前回に引き続き、70年代に聴いた洋楽ロックを紹介していきます。
1970年代って日本では高度成長期で、上り調子の世の中でしたが、世界ではベトナム戦争があったりと混沌としていた時期です。
そんな状況を風詩した様に、曲にも、陰鬱なイメージな雰囲気があります。
そんな海の向こうの世界情勢を、今まで味わったことのない音楽から、我ら日本のロック少年たちは様々な面で影響を受けて育ったのです。
Somebody to Love 邦題:愛にすべてを / Queen 1976年12月リリース
母国イギリスではチャート2位を獲得している。
ボーカルレンジ(音域)の広いフレディーの特性を活かした、愛にすべてというフレーズを連呼しているのが印象的な曲。
私の中学生の頃、FMからカセットテープに録音して聴いていた。
クィーン自体バンド名は知っていたが、ラジオで聴く位だったが、この曲は今でもクィーンの中では一番好きな曲です。
クィーンの最大の特徴である、フレディーが作ったオペラの要素を取り売れた曲をメンバー全員が見事なコーラスで奏でることが出来る。
他のロックバンドには出来ない唯一無二の音楽性がクイーンの最大の個性であると感じる。
映画の「ボヘミアンラプソディー」の物語の冒頭に流れてますよね。
クィーンは名曲が数多いですが、「愛という名の欲望」や「伝説のチャンピオン」と並んで大好きな曲です。
Hotel California / Eagles 1977年2月リリース
作詞・作曲ドン・フェルダー, グレン・フライ, ドン・ヘンリー
ウエストコースとサウンドに私が初めて触れた曲でした。
中学1年生の頃、ロック好きの従兄弟から、「ホテルカリフォルニア」って知っているか?
と聞かれ、知らないと答えたら、「ロックやっていて、この曲知らないと殺されっぞ」と言われ、友人からアルバムレコードを借りて聴いた記憶があります笑
日本ではあまり聴いた感じのない乾いたサウンドが衝撃的でしたね。
印象的な12弦ギターのイントロとエンディングのレゲエチックを取り入れたギターソロ。
このライブ映像では2本のギターで演奏されているが、レコーディング時には、13本のギターを重ねた巧みなアルペジオワークで制作されている。
乾いたウエストコースとサウンドで織りなす印象的な戦慄に、時代を揶揄した歌詞で今までにないアメリカンロックとなった、
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)において49位にランクインしている。
印書的なギターのアルペジオで始まるイントロ、サビの「"Welcome to the Hotel California」の歌詞が耳に残りますね。
和訳すると解釈によって随分と怖い歌詞だと言う評論家もおられます。
クスリか何かの影響で幻想を見ている様子が歌の中で描写されています。
しかしこの洋楽の和訳って何とも、オーディエンス側がどう捉えて良いのかわかりませんよね。
特にタイトルの和訳はいい加減なものでしたし。
現実にない幻想的な世界を描いてくれるのが、音楽の魅力の一つということをこの曲から勉強しましたね。
何にせよ、70年代後半のアメリカンロックの代表曲として未だに多くのオーディエンスから聴かれ続けている名曲です。
HOT Legs / Rod Stewart 1978年1月リリース
作詞作曲:Rod Stewart
私のロックボーカルの師匠でもあるロッドスチュワートですが、ノー天気でゴキゲンなロックンロールナンバーですね〜🎵
ライブのオープニングに起用されていました。
ちょっとエロチックな歌詞はロッドらしく、トリプルギターの絡むフレーズは独特な味を出しています。
昔はレコードやラジオでしか聴けませんでしたが、たまにNHKでやるライブなんか食い入るように見てましたね。
のちにビデオが普及してからは、ライブビデオも見ましたが、白いマイクスタンドを巧みに操るアクションは格好良かったです。
矢沢の永ちゃんも影響を受けたとか〜その後ウェンブリースタジアムで共演している。
もうこの人なしでは、私の原点のロックパフォーマンスは出てこなかったでしょう。
ロックの師匠、日本の永ちゃん、イギリスのロッドという感じです。
これぞロッドのロックンロールと感じますね。
曲のサビの「I love ya honey」は痺れますね🎵
HONESTY / Billy Joel 1978年リリース
作詞作曲:Billy Joel
心に響く歌詞なので動画も日本語字幕入りにしました。
これも中学時代にFMからエアチェックして聴いた曲だ。
ピアノのイントロから始まるバラードで、静かに語りかけてくる感じで、徐々に歌声にも力強さが加わり、よりビリーの「誠実」を伝えたいという気持ちが感じられる。
ビリーのバラードの中でも名曲中の名曲で、私はビリーの中で一番好きな曲だ。
この曲を好きな音楽ファンも多いとは思うが、私的にも一推しで後世にも歌い継がれていって欲しいと感じる名バラードです。
最初は英語で歌詞が意味がわからなかったが、音楽はなんとなくイメージを膨らませられる。
後にレコードの歌詞カードで和訳の歌詞を確認したら
イメージ通り「誠実さ」が大事だという内容だった。
NHKでライブを見たが、ピアノがめちゃくちゃ上手いのですよこの人。
フレディーマーキュリーと並んでピアノマンと呼ばれるほどの腕前を持つアーティストだ。
My Sharona / The Knack 1979年6月リリース
カリフォルニア州ロスアンゼルス出身の4人組バンド。
1978年にアルバム「Get the Knack」でデビュー、いきなりビルボード6週連続1位を記録、シングルカットされた「My Sharona」5週連続1位を獲得
ビートルズ2世とも騒がれ、鮮烈なデビューを飾ったバンドだった。
この曲は、ボーカルのBerton Averreの唸るような歌い方が特徴だが、なんといってもこの曲の格好良いのは、長いギターソロである。
この曲はマイナー調な曲だが、ソロに入るといきなり明るい曲調になり、疾走感と遠くまで道が広がっていくセンセーショナルな雰囲気に溢れている。
ギターソロの終盤のロングサスティーンはどこまで行くのだろうと感じさせるくらい気持ち良い伸びだ。
私の中では、数ある曲のギターソロの中でも一番好きなソロだ。
彼らはその後売れずに一発屋と終わってしまったが、確実にこの曲でロックファンの記憶に残っただろう。
1970年代は私にとっても、海外の本物のROCKに出会った時期でこの歳になっても、一曲一曲が耳に残っています。
やはりこの時代のロックは、ディープパープルのキーボードジョンロードやフレディーマーキュリーやビリージョエルを除いては、70年代まではバンドの音楽的中心はギターであり、ロックといえば格好良いギターサウンドとイカしたフレーズというのが定番だったな、と振り返ってみて感じました。
ここから80年代へと時代も移りROCKもある新しい楽器が主流になり大きく進化していくのです。
それはまたの機会に…やっぱり心に稲妻が走るROCKって最高!