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80年代 煌めいていた いつも隣にいた音楽 洋楽シリーズ <80年〜82年>
こんにちは、Hideです🎵
1980年代は、私の青春時代で高校生から20代前半迄を過ごした時期です。
それに85年〜のバブル期も重なって、世の中自体が非常に煌びやかに見えた頃でした。
音楽も70年代のちょっと暗めと言うか陰鬱なイメージな曲が主流でしたが、ロックにしても都会的でお洒落な雰囲気のあるPOPでキャッチーな曲がウケるようになりましたね。
現在話題になっているシティーPOPというのは、この頃に生まれたジャンルですね。
一言で言うと、都会的で明るいイメージですね。洗練された音楽という様な感じもします。
アメリカでは、マドンナの様な、マリリンモンローを彷彿させるセクシーなシンガーも現れて確実にPOPな流れが来てましたね。
そのマドンナやシンディーローパといった、一見ファッショナブルでビジュアル先行かと思いきや、両者ともかなりの実力者である事は、今でも第一線で活躍しているのを観ればお分かりいただけると思います。
ROCKの世界もそんなトレンドを反映する様に、マニアだけではなく幅広い層から聴かれる音楽になっていったと思います。
MTVで流れるPV(プロモーションビデオ)の流行や映画とのコラボによるプロモーションの仕方などは、新しい時代に入ったと感じさせてくれました。
音楽的には、1979年デビューの日本のYMO(イエローマジックオーケストラ)の出現により、世界的にシンセサイザーというコンピューター楽器が幅広いジャンルで用いられる様になった事もあります。
シンセサイザーは、今までには出せない音を作り上げられるので、アーティストからすればかなり重宝だと思います。
ここにも日本初のYMO坂本龍一氏の、世界の音楽に対しての貢献度の高さが伺えます。
今回は、私が最も好きで影響を受けた80年代の音楽をご紹介していきたいと思います。
たくさんあり過ぎて、絞り込むのが困難なので、80年代を何回かに分けて、お話ししていきます。
曲に順位などはつけませんし、ミーハーな私の嗜好で選んだものなので気楽に読んでいただければ嬉しいです。
懐かしの音楽、若い人からしたら新鮮にも感じられると思いますので、最後までお付き合いください。
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『愛という名の欲望』 原題:Crazy Little Thing Called Love / QUEEN 1979年10月リリース
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作詞作曲:Freddie Mercury
正確には1979年発売のシングルですが、80年代に入ってもヒットしていたので入れました。
アメリカでBillboard Hot 100で初の1位を獲得し、4週にわたってランクインした。
これまでのクィーンからしたら違う一面を見せてくれた曲でした。
ロカビリー調の曲で、シンプルなアレンジでそこが逆にウケたと思います。
SASの桑田佳祐氏もラジオでこの曲を絶賛しておりました。
私もクィーン自体が好きですが、この曲は特に気に入っています。
よくギターでイントロの部分を弾いていましたね。
フレディーがあまり弾けないギターで作った曲で、ライブでも再度ギターを弾いている。
レコーディンでもフレディーがアコースティックギターを担当している。
その後、クィーンも時代の流れに乗って、シンセサイザーを活用して音楽の幅を広げていくことになるのです。
『ローズ』原題:The Rose / Bette Midler 1980年リリース
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作詞作曲:アマンダ・マクブルーム
伝説のロック歌手ジャニスジョップリンをモデルにした映画『The Rose』(1979年11月公開)の主題歌
2015年にTBSテレビドラマ「アルジャーノンに花束を」の主題歌。
そうでなくても、洋楽に詳しく無い方でも、どこかで耳にした事のあるはずの名曲です。
自らロックシンガーであり、女優でもあるベッドミドラーが、大先輩のジャニスジョップリンを演じた。
ミドラーは、本作でグラミー賞最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス部門を受賞している。
刹那的なバラードは、英語詩で意味までわからなかったが、メロディーとミドラーの豊な表現力によって、聴いている我等を泣かせてくれる80年代を代表する名バラードです。
あとで、歌詞の和訳を調べてみたらと、哲学的に愛を歌っている素晴らしい曲です。
今やアメリカのスタンダート曲になっている。
後世にも歌い継がれていくことでしょう。
Uptown Girl / Billy Joel 1983年リリース
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作詞作曲:ビリージョエル
1983年発表のアルバム「An Innocent Man」からの第2弾シングル。
これまではピアノマンの名の通りしっとりめの作品が多かったが、前作「グラスハウス」から作風が変わってきて、グラス〜はロックンロール調の曲を中心に、このアルバムでは、R&Bやドゥーワップからの影響を反映した明るい作風になっている。
1960年代のニューヨークシーンで活躍したドゥーワップグループのスタイルを踏襲している。
私も高校を卒業して就職した頃に免許取り立ての中、明るい曲調だったのでより友人達とのドライブを楽しませてくれた一曲でした。
名盤と言われる前前作「ニューヨーク52番街」から80年発表の「グラスハウス」の含め大きくイメージチェンジを計ってきた、ビリーのチャレンジ精神が成功した事を確信させたとも言える作品だ。
アルバムも全米チャート2位を獲得したが、この曲もビルボードで3位を記録した。
『ベティ・デイビスの瞳』(原題:Bette Davis Eyes) / Kim Carnes 1981年3月リリース
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ジャッキー・デシャノンの1975年のアルバム『New Arrangement』の収録曲のカバー。
ドナ・ワイスとジャッキー・デシャノンが作詞作曲した楽曲。
Billboard Hot 100の1位にも輝き、ゴールドディスクも獲得している。
ジャッキーの原曲はジャズ風だったものを、プロヂューサーとキムカーンズの考案で、シンセサイザーのシーケンスを使用し、イントロの頭から印象に残る音作りになっている。
私自身も、ちょっと幻想的なシンセのイントロフレーズとキムカーンズのハスキーボイスが、ミディアム調の曲に凄くマッチしていて気に入った。
当時原付バイクのCMでも流れていて、結構耳にする機会も多かった。
今でも、シンセサウンドのフレーズとキムの声が、鮮明に耳に残っている。
『9 to 5 (Morning Train)』モーニングトレイン / Sheena Easton 1981年リリース
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前年80年「モダンガール」でデビュー。同タイトルのアルバムが日本のオリコン洋楽アルバムチャートで81年6月1日付けから2週連続1位を記録。
アメリカより先に日本で売れたアーティストである。
当時、日本では他のアメリカ人とちょっと違った小柄で清潔感のある容姿と雰囲気がウケたのではないかと、評論家たちの間で話題になった。
81年には「007ユアアイズオンリー」の主題歌を担当。82年にはグラミー賞で最優秀新人賞を受賞する。
この曲は、サックスのイントロから始まるが、シーナのハリのあるボーカルが、キャリアウーマンとして働く女性を応援している歌かと思いきや、彼氏が電車に乗って9時から17時まで働いて、それを愛おしく待つ女性の事を歌っているという内容。
しばらくして詩の内容を知ってイメージが違うと思わせた曲。
しかしながら、爽やかなシーナの歌声と明るく元気をくれる曲調は、朝のこれから働くぞ〜というモチベーションをくれる一曲だ。
『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』原題:Arthur's Theme (Best That You Can Do) / Christopher Geppert Cross 1981年8月リリース
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作詞・作曲はクリストファー・クロス、ピーター・アレン、バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー
映画「ミスター・アーサー」の主題歌。アカデミー賞最優秀歌唱賞受賞。
このシンガーは、見かけは決してイケメンとは呼び難い小太りな風貌で、そこら辺を歩っている一般のおじさんに見えますが、歌を歌わせればクリスタルボイスで天使のようなハイトーンボイスなんてと呼ばれています。
時代的には、遅れますがあのスーザンボイルのようですよね。
AORを代表する歌手です。ちょうど良いミディアムテンポで透き通った声は、聴いていて心地良かったですね。
この曲を聴くと、ニューヨークってキラキラした街なのかなぁ〜と感じさせてくれました。
私も大好きな曲で、シングルレコードを購入しました。
シティPOPを語る上で、この曲は外せませんね。
『堕ちた天使』原題:Centerfold / The J. Geils Band 1981年9月リリース
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1982年2月にBillboard Hot 100の1位に輝く
キーボードのイントロのフレーズが印象的で、現在でもCMに起用されている。
このバンドの特徴は、とにかくキーボードを活かしたアレンジ力が活かしてますね。ハードで重い感じのロックが多い中、キャッチーで軽いPOP感を出してくれるのが良いですね。
今でもTV CMに起用されているところを見ると、印象的なキーボードのフレーズとPOPな曲調が色褪せる事なく現代でも評価されているって事なんですね。
当時、高校生だった私は、ハウンドドッグの大友康平氏がこのバンドが好きで、よく大友氏がパーソナリティーを務めるラジオ番組で流れていた。
軽い感じでノリよく聴ける曲です。
『Eye of the Tiger』 / Survivor 1982年6月リリース
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作詞作曲:Frankie Sullivan, Jim Peterik
サバイバー初のBillboard Hot 100の1位を獲得。
この曲は、主演のシルベスタースターローンから自身から依頼され、映画「ロッキー3」の主題歌として使用されヒットとなった。
映画の中でも、ロッキーのコーチが「虎の目になれ!」と発破をかけています。
この曲のタイトルもそこから来たのでしょうね。
映画に合わせて曲の以来時にタイトルを指定されたのかもしれませんね。
私もこの映画を観ましたが、ファイタースピリッツが湧き出る様な曲ですね。
『愛と青春の旅だち』原題:An Officer and a Gentleman / Joe Cocker & Jennifer Warnes 1982年リリース
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全米1位を記録
リチャードギア主演映画の「愛と青春の旅立ち」の主題歌です。
私も彼女でも無い女性に一緒に行ってくれとお願いして、二人で映画を観ました(笑)
82年の作品でしたがあまりにもヒットしたので、83年にも公開されてましてそのリバイバル上映を見に行きました。
結局はフラれちゃいましたけどね😭
確かに映画の内容は良かったですが、まだ19歳の間抜けなモテない男だった辛く悲しい(笑)時代をつい思い出してしまいました(笑)
いやはや俺の青春は、ほろ苦くて他のユジンに比べたら明るくなかったなぁ〜、まるで虎さんの映画みたいに惚れてはフラれの繰り返しでししたよ〜
神様さえ恨んだことも数知れず。どうして俺ばっかりモテないんだ〜みたいな
よくまぁ結婚出来たなって感じですよ。
モテない男の諸君よく聞け、そんな自分が結婚出来たのだから、諦めずに運命の人を探し当てろ!モテない男に出来ることは諦めないことしか成功への道は無い!
なんか映画の話から10代の失恋話になっちゃいましたね。
観た時代を思い出さしてくれる、これも映画の素晴らしさなのかもね〜水野晴郎さんみたいですね(笑)
ジョーコッカーの渋いハスキーボイスとジェニファーの優しい声が映画のシーンを思い出させてくれましたね。
幼い頃から軍人の父を持つ若者がアメリカの海軍士学校の訓練生になり、厳しい訓練を乗り越え海軍士になることができる。町の酒場で知り合った町工場で働く女性と知り合い恋に落ちる、海軍士学校を卒業した主人公がバイクで彼女の職場へ向かえにいくシーンが感動的だった。
あ〜これが自分には程遠い青春ってやつなんだなぁ〜と恨めしく観てましたね。
あー自分もこんな格好良く目標を叶えて、可愛い彼女を迎えに行きて〜な…みたいな淡い妄想をしてしてしまうのでした。
ちょっと若き日の思い出したくない苦い思い出が蘇ってしまった。
ここで大幅に尺を使ってしまった。
でも、良い映画でした80年代を代表する素敵な作品だったと思います。
『素直になれなくて』原題:Hard to Say I'm Sorry / Chicago 1982年5月リリース
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作詞作曲:ピーターセテラ・デヴィットフォスター
全米で7年振りに1位を記録
歌詞はわからなかったが、聴いていて心に響く優しい感じがする曲で大好きなナンバーですね。
80年代を代表するバラードですね。
1980年〜82年の洋楽で、よく聴いた曲を紹介しましたが、まだまだ素晴らしい曲たちがありました。
ブラスロックが特徴のバンドでしたが、この曲においては、歌を切なく聴かせるアレンジになっています。
英語の詩で意味がわからなくても、音からの雰囲気で曲の想いが伝わってくるんです。
シカゴ渋いボーカルのピーターセテラも男の優しさが歌声に溢れていて格好良かった。
80年代を代表する最高のバラードをありがとう。
初めてこの曲を聴いたのは高校2年生。その時から42年を経ても全く色褪せず心に残る名バラードです。